花紀行

トレッキングしたりその時々に出会った花たちの思い出
デジカメで撮った写真など・・・

朝日を受けて

2012年09月30日 | 水元公園
少し早めの時間に原っぱに着いたら空気が澄んでいたせいか
キンエノコロが光っているように見えました。同じように写真を撮っていた方と
「いい季節になりましたね」と言葉を交わしながら・・・









水辺に行ってみるとタコノアシに赤味が出ていました。




足元はというとカヤツリグサの仲間のハマスゲが!





肌でも感じられる秋の日のひとときはさわやかそのもの!
台風の影響がなければもっとさわやかでいられるのに、被害が大きくならないよう祈ります。

ゴキヅル

2012年09月28日 | 水元公園
ゴキヅル  ウリ科 ゴキヅル属
蔓を伸ばしてものすごい勢いではびこっていました。水のあるところに生えています。



ヤブツルアズキの葉が見えます。一緒に絡み合ってどうにも離れられない間柄になってる


写真を撮っている間は分からなくて後で調べたらこの花があんなに見てみたかった
ゴキヅルだったのか~と大感激でした。花はもっと大きくて葉はもっと硬いという想像に
反していました。葉っぱの先に爪のようなものがついてる!大きい爪と小さい爪



果実の赤ちゃんができつつあります♪


蔓も葉も果実も花も大好き!


葉にも茎にも白い毛がいっぱい 特に茎には伏せたような柔らかな毛が密集しています。
丁度よい按排にウェーブがついてる♪



上の方に雄花が多数ついて雌花は下に数個つくということなのですが雄花と雌花の
区別がはっきり分からない。↓は雄花だと思います。



↓左が雌花 右が雄花のような気がしますがあいまいです。
雌花は両性花なので雄しべも雌しべもあるはず



雌しべがどうもよく見えないので大きくしてみたのですが・・・雌花かな~


花弁は5枚 花弁と同じような萼も5枚 後ろ側からなら萼片が分かりやすい


子房がこんなにふくらんで!


やがては緑色が濃くなって蔓からいくつも可愛い果実がぶら下がってくるのです




漢字では「合器蔓」と書いて合器とは蓋つきの食器のこと
名前は果実の形からついたことになります。
この果実は「蓋果」(がいか)といって図鑑などにはたいていこのことが載っています。
熟すと上下に割れて中には二つの種子が入っているーーーという観察はこれから!


夢の島公園にて

2012年09月26日 | 夢の島公園
パンパスグラスが見頃を迎えていますということで見てきたのですが
真っ盛りは過ぎていました。パンパスグラスの向こうはヨットハーバーです。



霞んでいるもののスカイツリーも!


温室屋外の背の高い木に咲いたステノカルパス・シヌアツスという花です。


ヤマモガシ科で花の形が変わっていて葉の形もユニーク  オーストラリアの花だそうです。




オオシロソケイ モクセイ科   株はまだ小さく花の数も少ない





朝晩はめっきり涼しくなって暑い暑いと耐えてきた夏の日々は遠くなりました。
やっと心地よく散歩できるようになったのに花の種類はどんどん少なくなって・・・
それでも気になる植物が何点かあるので観察に行ってこよっと♪

クサギなど

2012年09月24日 | 水元公園
クサギの実がだんだん青くなって!






桜の木の下ではイタドリが!




ヒヨドリジョウゴの果実 緑から赤に変ってきました。主役は光を通した白い毛なんですけど




ヒヨドリジョウゴの近くでフェンスの奥のほうに変わり者がいました。
部屋に飾っておきたくなるシダ植物のカニクサでした。名札付きなので分かったのです。
太い柱の右と左で葉の形が違っています。



茎から葉が出ているように見えるのに茎ではなくて茎は地下にあるそうです。
蔓でつながっているものすべてをひっくるめて1枚の葉になるということ!?
上の写真で右の方に見えた葉を大きくしてみた栄養葉の形



もう一方の形の葉は胞子葉 裏返してみたら胞子のうがついていたかもしれない
右の写真は葉の先が少し縮んでいるように見えるのでに胞子がついていると思います。
近くには行かれないので裏側まで見ることができませんでした。


カニクサ   フサシダ科 カニクサ属 別名ツルシノブ
シダ植物は難しくややこしいのでこれくらいでおさめることにしよ!
部屋に飾るよりお風呂場にあったら眺めてリラックスできそう♪

トチカガミ

2012年09月22日 | 水元公園
水生植物のトチカガミ トチカガミ科 トチカガミ属


雄花と雌花があるというのですがどれも雄花のようでした。


「トチ」はすっぽんのことで光沢のある丸い葉を鏡に見立ててトチカガミとなった


透明な花も!右のほうに見える?


溶けてなくなる寸前かな!


透き通っていてゼリーのようなクラゲのような・・・


思わぬ場所でオオオニバス! 夢の島公園大水槽  スイレン科 オオオニバス属


人が乗っかってもいいような大きさ


花は咲いたのでした


つぼみがあるのでここへもう一度行ったら見られるのかな~

ツユクサ

2012年09月21日 | 水元公園
ツユクサのかたまり!この何倍もかたまって咲いていました。普通のツユクサだけど


木陰に入っていくと白いツユクサが出てきました。










白いツユクサのそばには虫こぶ ヨモギの葉についていました。


少~しピンク色もついて♪


まん丸だったり 綿を丸めたよう! スズメウリのツルがいい感じ♪




yuukoさんが言っていたヨモギの葉に付くあの虫こぶってこういうのがみんな 
ヨモギハシロケタマフシ でいいのかな♪



秋の鳴く虫の仲間? 

ヤブツルアズキ、ツルマメ

2012年09月20日 | 水元公園
マメ科の花ふたつ 黄色い花を咲かせていたヤブツルアズキ




1枚だけこんな風にひねくれているのが多かった


豆ができていました。花がよく似ているノアズキとは豆の形が違う






小さなピンク色の花はツルマメ  何重にもからみついていました。







天高く!でも雲はまだ夏の名残が十分すぎるくらい
対岸は三郷公園ですがいつもこちら側から見ているだけで行ったことのない公園です。
まだカモたちが渡ってきていないため水辺はひっそりとしています。

チョウジタデ

2012年09月19日 | 水元公園
チョウジタデ アカバナ科 チョウジタデ属 
アメリカミズキンバイ(ヒレタゴボウ)との違いを見分けられなかったのに
どうにかひと目で分かるようになりました。失敗しながらでも見慣れていくことが
覚える近道だと実感しています。
比較したいアメリカミズキンバイはこのあたりにはまだ入ってきていないのかもしれない
チョウジタデの花は小さめで特徴は果実を見るのが分かりやすい









チョウジタデの近くにあった花 名前が分かりません。ひとつだけでした。


上に咲いた花


下にも咲き始めて


葉は柔らかな毛におおわれていてさわり心地はカシミアのマフラーのようでした。
左にあるのはサデクサ サデクサはトゲがありますが不明のものは柔らかな毛がびっしり



毛の部分を触ってみても痛くなかったです。


托葉の形と葉の裏側


調べてみたのですが結局分からずじまい タデ科?イヌタデ属?
楕円形で柔らかくてフェルトみたいな感触の葉をしています。
こんなところに園芸種を植えることは考えられないのですが・・・

名前を教えていただきました。 オオケタデ でした。古い園芸品種だそうです。
もっと草丈が大きくなりそう! 光田先生ありがとうございました

キクイモ

2012年09月18日 | 水元公園
キクイモ キク科 北米原産の帰化植物  要注意外来生物
アシなどの背の高い水生植物が生い茂る中で一際目立っていました。





ひまわりのようで太陽の下ではよく似合うような気がします。


一週間前はつぼみばかりでしたが急に咲きだしました。


モンキチョウがひらひらやってきては次の花へ!
標準で撮ってみたらまるでメリハリがなくぱっとしません。



明るさ下げたほうがやっぱりよかった♪


ここから下はやや木の多い林の中


かたまって咲いてはいても葦原の場所と比べて窮屈そう





数は少なくても広い場所で伸びやかに咲くキクイモのほうが颯爽としているように感じました。

マツカサススキ

2012年09月17日 | 水元公園
カヤツリグサ科ホタルイ属のマツカサススキ
コマツカサススキのほうが多いということなのでどっちなのか・・・と自信はないのです。
コマツカサススキはマツカサススキより球状の花穂が少ないそうです。
これを見ると少ないということもないのでマツカサススキにすることにします。

変わった形をしているカヤツリグサ科らしきものを見つけたので引っ張られるように
そばへ行ってみたのです。見つけることができたのは今のところ2ヶ所のみ
8月の始め頃は緑色をしていました。



ころころした松かさのようなものがかたまってついています。


名前がついたわけは松かさのような花穂がついてススキのような葉をしていることから


9月に入ると茶色が濃くなってきました。枯れ始めた株も見えます。




生える場所は湿地 根付いているところは水が多い









東京都では保護上重要な野生生物種にされていて地方によっては開発の影響で
絶滅も心配されているとか・・・
一風変った植物を目にしたので気になって調べた結果ですが間違っているかもしれない。
属名もホタルイ属なのかアブラガヤ属なのか迷っています。