棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

地元野菜

2013-07-17 08:25:32 | 山郷の暮し
参議員選の放映で候補者が異口同音に唱えているのが「故郷に活力を・故郷を見直そう」
などなどと、やたらと故郷見直しを叫んでいる。
まことに結構なことですが、なんとなく空々しい。

フッと思い出したのが、先日食した「きゅうり」で、店売りのものとは違ううまさだった。
水分たっぷりでありながら、歯ごたえがあり、かつやわらかい。
まさに「ショビショビして旨いジ」

山地は乗鞍山麓に昔から伝わってきたキウリ。
ずんぐりむっくりとした姿で、皮は厚く棘はかなり強いが、中身は水のかたまりだ。
食べ時は一日しか持たず、夕刻には黄色くなってしまうらしい。
皮をむいてしまうと、水分が抜けだしてしまうという。
それゆえに保存と調理が難しく、モロキュウ だけといいました。
パリッとしたきゅうりの季節ですが、市販ものとは全く違う、ご当地野菜でした。

にくらしいブヨ

2013-07-16 07:47:49 | 山郷の暮し
相も変わらず我が花畑は「雑草畑」ですが、それでもケナゲに伸びてくれた花々が開きだしました。
かなりの数を雑然と植え込んであるのがグラジオラス。
ヒョロヒョロと成長し、小さな花をつけだした。
「いまごろ咲き出したの・・」と思われるかもしれませんが、雑草におさえ込まれていたのですが、「ここにいるよ!!」ってな感じで顔を出し始めた。
「ありがとう」と切り取る前に、周りの雑草を抜き出したが、ワーーーと群がってきたのが、いやーーなブヨだ。
2ミリに満たない小さな虫だが、これが刺す。知らぬ間に刺されているのだ。
そして、カユーイ。ものすごくカユイのです。
初めて刺された方は、発熱をし寝込んでしまうほどだ。
草取りは腰に悪く、本当に面倒な仕事だが、ブヨというヤツはもっと面倒です。


モウ----

2013-07-13 08:25:57 | 山郷の暮し
牛サンのナキ声ではなく、猛の漢字です。
天気予報を視聴していると、連日の猛暑ばかりではなく猛烈な雨風などと、モウーの言葉が多い。
昨日、金魚のウンコ的にアルプスの標高2000 6-700mあたりまで軽くいってきました。
軽くなどと、まるで飛んで行ったようですが、まさにそれに近いことでした。
事情があり内容は書けませんが、そのことよりも、ポイッといった高地でさえも、
生暖かい風が吹いていました。
久しぶりに見る、沢山の登山者もTシャッツ姿。

話は変わりますが、山登りが盛んになってきたという一つの要因が、装備のファッション化
にあるといわれます。
山ガールの実にカラフルな姿には、街とは違った感覚で見とれてしまった。
やはり高齢者が多かったが、贅沢な高級品装備にうらやましくなってしまいました。

蜘蛛の糸

2013-07-11 08:13:19 | 山郷の暮し
散歩でヒヤリとするいやーーなときあります。
蜘蛛の巣が顔にかかった時なのです。
マムシのように危険ではありませんが、うっとおしく、それまでの爽快な気分をそがれてしまいます。
今朝の散歩道は、私が最初だったのか、蜘蛛の糸がべたべたとまとわりついてしまった。
といも、芥川龍之介のような発想にはいたりません。

マムシ

2013-07-10 08:48:28 | 山郷の暮し
夏は始まったばかりだというのに、昨夜はムーーンと熱帯夜。
ここは緑に包まれた花の谷で、市内に比べたら涼しいのですが、暑いです。
朝夕のワンチャンの散歩だけで、汗が吹きだし、首にかけたタオルが湿ってきます。
さてこの散歩で、これから注意をしなければならないのが蛇なのです。
それもマムシ!!いるのです。以前に比べたら草木が茂り減った、といってもいるのです。

先日も、30cmはある太いおおものが散歩道に。(マムシは長くなく胴が太い)
チビ助のハナが素早く見つけたので、事なきを得ましたが、私は全く気が付かなかった。
マムシは逃げるどころか、大口を開き威嚇するさまはゾットしますが、長い棒などでたたき殺す時間はあります。
以前、棒が即見つからなかったので、石をたたきつけたこともあった。
我が家の犬ではないのですが、マムシに噛まれたワンチャン。のみやダニなどの寄生虫が
パラパラと落ちたと聞きました。
そのワンチャンはハナのお母さんですが、獣医にいき助かっています。

暑くなりそう

2013-07-08 08:06:30 | 山郷の暮し
各地で熱中症の危険を報じている中で、この花の谷では、久しぶりに朝日が輝いています。
連日の雨で地盤は緩み、散歩コースはグチャグチャの上に、鹿などの獣が斜面を崩しています。
この獣道に当初は気にもしていなかったのですが、これがなかなか。
古い石垣などが崩されたり、いつのまにか樹木が倒れたりと、被害が拡大しています。
防獣ネットが張られてからは、いわば獣圏とでもいえる山に入っていませんが、以前よりもっと荒れているのではないでしょうか。
伸び盛りの芽が食われたり、農作物の被害が発生するのはこれから。
対策は他人ごとではありません。

ツバメの飛来

2013-07-06 08:57:52 | 山郷の暮し
梅雨時とはいへ連日大雨かと思うと、雨雲がちぎれるとガッ!と照り、ムワーーと。
そんな不安定ななか、ツバメが飛び交っています。

玄関の真上にツバメの巣があったりすると大変ですが、思わず笑みが浮かぶものです。
私は大いに歓迎するのですが、残念なことにこの花の谷にはツバメの巣がありませんでした。
ところが、5年ほど前からツバメの飛来がめだつようになりました。
生態系の難しいことはわかりませんが、気温が上がっているのも原因ではないでしょうか。
というのは、この谷に住んでから20数年になり、当初は見られなかった女郎蜘蛛が電線にビッシリいます。
それも、年々高みに広がり、今は標高800m近くの電線にいます。

話をツバメの巣に戻しますと、なんとツバメが巣作りを始めたのです。
それも、我が家の真下にある築3年という若夫婦のお宅に。
ピカピカの真っ白な壁に作り始めたので、夫婦は必至で追い払ってしまいました。
無理もないことかもしれませんが、ただいまのツバメは新築家屋の方がいいのですかねーー。

花の目的

2013-07-04 09:01:05 | 山郷の暮し
大雨の予報が出ています。こお雨が続くと野菜が病気になってしまうと、無農薬農家の方が
ぼやいていました。
野菜原産地の話を読んでいるうちに、その内容とはまったくちがうのですが、花は虫たちに受粉
をしてもらうために、様々な工夫をしています。
人間が好き勝手に品種改良したものは、本来の目的とは無縁なものになってしまっているのではないか・・・。
以前に表した絵本「窓辺の象」を思い出しました。そのいちページを・・・。

主人公の象が お花畑に群がっている蜂たちに聞いてみた。

「花はどうして美しいかって? ところで、美しいってなんのことですか
この花とボクは、ズーーと昔から 決められていた付き合いだとおもうよ。
考えたことも無いけれどネ。
どうしてだって? わからないけれど、ともかく僕たちは
そおいう定めの中に生きているのさ」



タチアオイの花

立葵の花

2013-07-03 07:38:27 | 山郷の暮し
この時期は花々にあふれていますが、我が家の花畑は、遅霜でこんもりと咲いた紫陽花の花芽が全滅して寂しい庭ですが、代わりに好きな花の一つ、立葵の花が例年に比べ立派に咲いています。
スーと伸びた茎に次々と花をつけてくれますが、ほとんどが一日の姿。
薄い花びらは、たちまち溶けるようにしぼみ、ポトリと落ちてしまう。
しかも、雨風に極めて弱く、すぐに倒れてしまう。
切花にもならないのですが、いい姿です。
例年でしたら葉に虫がついてしまい汚らしくなってしまうのですが、今年は不思議なほど綺麗な葉のままです。
いろいろいな種類があるようですが、私は一重の白色系が好きです。

お隣の花

我が家です

自己模倣

2013-07-02 08:13:19 | 山郷の暮し
創作にいきずまってしまうと、ついつい過去の作品に頼ってしまう。
つまり、あのテーマや描き方はオマンマになったとか、賞をいただいたとかで
もう一度と、18番的に制作をしてしまう。
言い換えれば、創作の生みの苦しみ が少々すくなく、安直になってしまう。
それがいいことか、よくないこととするかは難しいところだが、この自己模倣についてピカソが語っていたような気がする。
たしか、芸術家は自己模倣があってはならない、ということだったか。
 作家・創作家を自認する限り、常に付きまとう自己葛藤です。

8月10日から安曇野にある美術館での展示依頼があり、
「障子戸曼荼羅」を出品する予定。
これは30年以前に生み出した画法で、
提灯やネブタのように、絵具が色光になる、即席的なステンドグラスのようなもの。
障子戸に曼荼羅を描き、ヨーロッパでも実演・展示したことがあった。

ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本