棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

インドネシア・ニアス島

2008-03-26 16:15:54 | コレクション
2004年スマトラ地震で、記憶にある方もいると思います。
その地震の報道に、いの一番に気になったのが、インド洋の沖合い100Kmの小島ニアス島だった。
位置から行って被害が心配されたが、一向に報道が無い。
現地に飛んでいないので不明だが、甚大な被害だったようだ。
ニアス島の検索をお勧めします

ニアスの伝統文化はかなり高度なもので、特に巨大な船を連想させる伝統家屋は、すごいものだ。
また、石造の技術は高く、巨石文化の島とも言われている。
島の中心部の山岳地帯の集落地は、石敷の広場を、巨大な家屋が囲んでいる。

ニアス族の人たちの顔つきは、精悍で鼻筋が通り、細面。どことなくアラビア人に似ている。
民俗学によると、彼等とよく似た文化が、インドとビルマの国境山岳地帯にあるらしい。
まだまだ研究が進んでいない、謎お起きニアス島である。

写真の木彫像は、全高30cm ほど。
シラハ・サラワと呼ばれ、先祖霊と豊穣祈願のもの。
右手には指導者の象徴の指揮棒
左手には、器をもち、そこに米粒をおいて祈っていた。
下記のアドレスの貼り付けに失敗。
ニアス島を検索→ヤフーオークションに参考になる説明があった

http://page4.auctions.yahoo.co.jp/jp/auction/d9353894

この像は、泊めていただいたお宅のものだったが、巨大な住居に反し、経済的には困窮していた。
背に腹は変えられず、買ってくれとのことで、私にも大金だったが、仕入れたものだ。

ニアスの文化について、ぜひ書き綴ってみたい。


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