棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

天地創造・伝説 46愛欲曼荼羅

2008-12-20 08:36:16 | 大人の童話
ンドの神話では、神が色々と創造した末に、自分たちの話し相手、遊び相手として人間を創造した。
というのは代表的な創造説だが、尊師様がヒマラヤの奥地で筆舌を超える修業地の少数民族の創造説も面白い。

「この世は人間に良く似た形をした巨大な女神おった。
人間は女神のお腹の上に住んでおった。
ある時女神さんが突然起きだしたから大変。人間どもは振り落とされて死んでしまった。女神も自分の重みに耐えかねやがて死んでしまった。
女神の屍は現在のインド大地へとなったのだが、なかでも豊かなオシリは、アッサム地方の肥沃なだいちになったという。
両目からは月と太陽がうまれた」
大雑把な筋だが、人間はその後に大地に再び生まれたのであろう。
注目したいのは、肥大になりすぎて死んでしまった 暗示的ではないか。

古代中国の民族宗教や古代伝説を明らかにするのは容易ではないが、有名なのに
盤古の伝説がある。
「宇宙の始まりは混沌として、全体の形は鶏の卵のようであった。
天も地も無かったが卵が壊れると盤古がうまれた。
盤古は小人だったが次第に大きくなり、体が自然界の要素になった。
・・・人間は体についていた蚤から生まれ変わった」
人間は宇宙のノミみたいなものなのかーーー
映像 「絶対生命-2」 F100油彩


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