棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

酉年 おめでとうございます

2017-01-01 10:36:30 | 山郷の暮し
雲一点とない穏やかな始まりです。
今年は酉歳ですね。
鳥で浮かぶ名画は第一に伊藤若冲の軍鶏図で、昨年は生誕200年記念で盛り上がりましたね。
若冲と関係の深かった京都相国寺では、大々的な展示会が催されていました。
私もなんとか鑑賞しようと準備をしていましたが、雑用でとうとう行く事ができませんでした。
一泊で帰ってくる程度であったらよかったのですが、行けばあそこにもと思い、最低3-4日と欲張ってしまった結果です。


若冲のことはこれくらいで、鳥の絵で思い出したのが1990年にインドネシア・スラウシ島の旅だ。
コーヒーで有名なトラジャ族を尋ねた。
民族固有の建造物に溢れるインドネシアのなかでも、民俗学にとって世界的に有名なトンコナン・ハウスがあります。
急勾配の屋根は峰が極端に伸び上がり、両手を大きく開いたようだ。
形にはいろいろな説がありますが、建物を真横から見ると、私は水牛の顔をイメージした。
その発想のひとつは、彼らは水牛を富と力の象徴としているからだ。


さて、本題の鳥の絵は、びっしりと線刻された模様外壁の最先端にあります。
太陽に向かって時の声を上げている姿です。
模様の一つ一つに大変な意味がありましたが、なにぶん26年前になってしまい資料を出すのもよおいではない。
まーー写真だけはまとめておいたので、簡単に引き出せましたが・・。

  建設中の教会・・現代も建材は変わったとしても、民族固有のスタイルで作られていた

いまひとつお土産に買ってきた、小さな置物の鶏の木彫があったはずですが・・・。
壁画の絵のようにスッキッと首を上げたものでした。
(気に入っていましたが今は飾られておらず、探し出してみるか。それもたいへんだなーー)

そのほか、まったく場所は違うのですが、スペインかポルトガルの鶏があった・・はずですが。

まったく余談ですが、我が家を鶏がさえずるような庭にしたいと、つがいの鶏を放したことがありました。
確か一週間以内に何者かに襲われてしまいました。

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