棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

原爆投下の日

2010-08-07 07:42:36 | 山郷の暮し
昨日は広島に原爆が投下された日でした。そして、長崎と・・・。
人類の愚行を告発した作品を製作してきた中で、核兵器のことを抜きには語れません。
この作品は、原爆のことを描いた多くの中の一点で、シュール・リアリズム的に描いたものです。
今回の個展の案内状に使いました。
会場での反応は製作意図を理解してくれた方と、???と半々くらいでした。
人類の終焉を観る私  F80 2002年
製作日記には
超大国は一応核兵器の縮小を唱えだし、国際社会をリードしたかのようだが、実態は少しも変わっていない。
核軍縮条約は、自国の安全を図るが故のおごりとしか思えない。
核開発は発展途上国に広がり、核保有が国際交渉の手刀になってしまった。
大威力の核兵器は、美しい地球を手まりのごとき小さな星にしてしまった。
神がこの世界を創造したというならば、人間の愚かな創造もその範疇だというのか。
人類をはじめ、全てのものがある星であるのに。
                           
画中の少女は私が異次元に在る意識のイメージ化で、以後様々な画面に描くようになった。
いわば第三の私から観た世界といえます。
今から思うと、その出発点は1970年「酷暑の不安」26歳の時からともいえます。

会場写真は右から なんという戦争なんだ(ビアフラ紛争より)
         人類の終焉を観る私
         A WALL-WAR-W (ベルリンの壁を観て)

最新の画像もっと見る

コメントを投稿