棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

珍訳源氏物語--桐壷の更衣の巻きから

2009-06-18 08:44:30 | 四国遍路
 ごぞんじ、宮廷の女官やった「紫式部」はんが、貴族社会の色恋を暴露したのが「源氏物語」。
主人公の光源氏殿のおなご遍歴を軸に、彼を取りまくモンの、なんともややっこしい人間関係をを描き表わしたものでおます。
宮廷のおなごたちが奪い合うように回し読みしてる現状に、わいの立場として調査をしなくてはならへんかった。
 わいも読んでみたが、あっこまでお盛んではおまへんが、主人公の光源氏殿はたいがいはそのとおりの「おなごったらし」やった。
その内は話の「源氏物語」が、後々の世まで大ヒットするとは夢かておもわなかった。
オマエはどなたはんだ?とたんねるか・・
わいは為政の最高位・太政大臣、と、いきなり言うたて解るまいナーー。
源氏物語の初期には、近衛の中将・頭中将として登場します。
御所や都を守る衛府の長官。父は左大臣。おかあちゃんは桐壺帝の妹(大宮)とゆー高貴な身分でおます。
光源氏より6歳年上で、彼とは幼少の頃からよき友であり、終生のライバルでおました。わいの妹(葵の上)と光源氏殿は結婚し、義兄さんの立場やったのでおます。
物語では、あたしら二人が出世するにしたがい、人目・意地・地位へのこだわりやらなんやらややっこしくなり、しだいにけん制しあってゆく様がえがかれとります。悲しいことやけど、それが人の性かもしれへん。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿