棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

神話・伝説 45-愛欲曼荼羅

2008-12-19 08:46:34 | 大人の童話
代から現代にかけて、様々な宗教の背景などを研究することは大切なことだ。
と、吾らの尊師様は常々おしゃっておられる。
なぜかというと、人は生まれ育った地域の宗教・文化の影響を受け育っていくから、いきなり異質なものには信じないからである。
他の宗教を知ることは決して背信的行為ではなく、他者がいかにに栄えてきたか、実体の研究をすることによって、自分自身の信仰をより確かにできる。
とおっしゃっておられ、なんとも、偉大で寛容なおこころであろうか・・そお思わないか。

特に、民族の心の根っ子ともいえる、民族固有の神話・天地創造譚に注目をされている。
大いなる力が天地を創造した末に己の民族がいかにして生まれたか、ということが、潜在的に各民族のアインデテーになっているからだ。。
つまり、神話の内容の成熟度とは関係なく、自分たちの存在意識が、大地と宇宙とのかかわりに芽生えたともいえる。哲学的にいえば古代ギリシャがら論じられてきた「自然哲学」と通じることだ。
もっとつめれば、我々はこの大地から、逃れることが出来ない絶対的意識ともいえよう。
今日の精神の荒廃は、吾らの地球から逃れることができないと言う、絶対意識の希薄さもあるのだ。
写真-宿生の瞬間-F100 油彩


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