棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

チョット困った葛の茂み

2008-08-10 14:11:32 | 山郷の暮し
昨夜の柔道 谷亮子は残念でした。
光のように闘志がみなぎっていた眼光とはちがい、ナニカ菩薩のような悟境を感じた目でした。
スポーツの世界も、あそこまでいくと、深遠な精神世界に至っていくのでしょう。
ご苦労様でした。

山辺の散歩道は 樹木が立ちふさぐように茂っています。
それらの低木にシートをかぶせたごとく 覆いかぶさっているのが葛だ。
繁殖力はすざましく、伸びたつるは地べたをはい、いたるところに根ずいてしまう。
我が家の花畑は、一年手入れをしなかっただけで、葛の根が網目状に広がってしまった。

葛が覆いかぶさった樹木の中は、熱帯雨林のように太陽光が少ないから下草もない。
つまり、弱い植物は生きていけないことになる。
まーーあまり歓迎できない植物ですが、昔は牛馬の餌にしたようだ。
お年寄りの話ですと「前はこんなに生えていなかったジ。俺なんかガキのころは、山へ採りに生かされたモンセ」
以前に、ネパールに緑を取り戻そうと 成長が早く、家畜の餌になる葛を植えることを計画したが止めにした。
外来種の導入にもなるし、一つ間違えれば苗木をダメにする可能性もあったからだ。

葛といえば、根っこからとれる澱粉を使った「葛餅」
透き通った清涼感は夏菓子として品がある。
しかし、最近は本物の葛粉ではなく、ジャガイモらしい。
ほとんどの食品が代用又は改良され、なにが本物なのかわからなくなってしまった。
うまいまずいなどの味覚ほど、当てにならないものはあるまい。

相変わらず取り留めのない話でしたが、葛の花はきれいですね。
これをそのまま花瓶で元気にさせているのは、難しい。

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