棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

鯉のぼり のお絵かき

2014-05-22 09:19:35 | 山郷の暮し
皐月の空に薫風をいっぱいに吸い込んで泳ぐ鯉のぼり。
天空に眼が生まれ、躍動する様に、ただただうれしくなって今までに何枚もの 鯉のぼり の絵を描いてきた。
艶やかな色彩が天空に溶け出すように・・・。

以前にも(5-3)投稿しましたが、最近は 武者絵の昇り旗 に興味がでてきた。
昇り旗 は単に平面そのもので、そのまま天空に描いたとしてもまったく面白くもない。
それはただの写生か模写だ。

風を受け揺らめきだすと、武者たちが動き出す。
平面がボリュームを得るのである。そのような様変わりを表したい。
しかも、武者絵は一筆画(そうではないが)のような線描きが魅力だ。
この線を表しながら、平面を動かす ことである。
と、創意を言葉にするのは難しいが、描くとなるともっと難しい。

一気に筆が走るようになるまで習作をしてきたが、
今回は 大きな鯉のぼりがゆったりと泳ぐようにしたい。

風をイッパイにはらんだ重みを感じさせ、なおかつ変化自在に躍動するデカイ鯉のぼりと、
平面的そのものの 昇り旗 との対比を描きたいのだ。

創意はイッパイ。でっかい鯉のぼり以上です。


数枚描いた下図から構図を決定する

書き出しは水彩からアバウトに

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