棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

お絵描き

2014-05-23 09:10:48 | 山郷の暮し
梅雨時のような朝で、ただいま製作に入っている 晴れ渡る空に泳ぐ新生命体 の空間と違います。
新生命体などと大層なことを言いましたが 鯉のぼり なのです。
(写真は5-3に投稿した 以前に描いたもの)

昨日は投稿ののち全力投球でアトリエにこもった・・・、のではありません。
水彩でイメージをしっかりとキャンバスに植えつけた後、油彩仕上げにする準備として水性ニスを塗り、
乾かしていたのです。
と言いますのは、私は20年ほど前から私製キャンバスにしています。
既成の油性キャンバスでは、水性から製作を始める独自の方法がとれないからです。

絵を画かない方にはナンノコトか不明でしょうが、キャンバスの地塗りは最も大切なこと。
発色や仕上がり方など、地塗りに左右されてしまう。

参考までに書きますと、胡粉とニカワをこね、バネルに何度も塗る。
塗っては磨くことを繰り返すのですが、これがナカナカ。
(時には剥げたり、ひび割れたり。肝心の発色が悪かったり・・・と失敗もする)

日本画の製作法と同じですが、最終は油彩にするので吸い込みを止めるために水性ニスを塗る。
十二分に乾いてから、いよいよ油彩彩色を始めます。

参考までに・・・既存のキャンバスに、即 油彩またはアクリル画をすることはいけません。
最終仕上がりのイメージによって 地塗り の数々があります。ここが研究のしどころ。
日曜画家とプロの大きな違いです。

何でそんなことを???。
特にオリジナルな作画法ではないのですが、手間隙をかけているうちに製作意図が益々蓄積されていく気がするからです。
そうすることが面白いことだと感じるからです。
おしまい

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