棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

彼岸花

2016-08-04 09:45:14 | 山郷の暮し
夜明けから蒸し暑く、お日様が照りだすと一層強くなる。
散歩道も昨夜の雨が一気に蒸発するのか、べトーーとまつわりつく。
信州の爽快な朝を迎えることができるここ花の谷が、かようであるから娑婆はさぞかしであろうか・・。

草むらからスーーと伸びた茎に、ゆりに似た薄桃色の花をつける彼岸花が咲き出した。
可憐な感じの素敵な花であるが、彼岸花といえば紅のマンジュシャゲを思い浮かべる方が多いだろう。
あぜ道や斜面一面に広がる彼岸花の写真などが発表されるが、松本地方ではあまり見ない風景だ。
私が始めてそのような風景に出会ったのは、30年ほど前、大分県国東半島の臼杵石仏群を観に行ったときだ。
石仏のすばらしさは当然だが、静かな谷に紅の帯が伸びるさまはまったく予測していなかっただけに強く焼きついた。
確か2-3日石仏のスケッチをし、あの谷(扇状地かも知れぬ)を遊歩したものだった。

参考にと曼珠紗華を検索すると、私が言っている彼岸花は違うのかも知れぬ。
我が家の草生した花畑に次々と顔を出し始めた。


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