棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

45-森へ帰ろうⅡ-らすと

2008-06-18 17:02:16 | 大人の童話
長い間、ご愛読ありがとうございました。
すこし、尻切れトンボかなーと思いますが、新たな物語をお送りしたいと思います。

この物語は「森へ帰ろう1--金の星社」をベースに、インドネシア・カリマンタン島での現実のことです。
日本の木材輸入商社が直接または間接的にしろ、私たちに木材やパルプを供給してくれています。
決して私たちも自然破壊を見逃してきたわけでなく、進んで一人一人が意識の改革をしてきたし、より多くの人が参加してゆくものと確信しています。
世界の経済・産業構造が大変革をもたらし、今日躍進を続ける国々の人たちの意識改革が必要になってきています。

わずか20年前は、日本が世界の森を破壊している元凶だといわれました。
一気に輸入材に関心が向き、様々な制度ができました。
現在、熱帯雨林の消失の問題よりも、CO2で大騒ぎ。
まったく同じ時点だと思いますが、森の保全がCO2の金銭取引になってしまうのでは・・。
それも、森の保護にはなっていくのですが・・・・。

梅雨の合間の、濃い緑一色の風景に、旱魃で身も心も苦んでいる方々に、見せることができたらと、しみじみ思います。
日本人は、この木々のみどりに包まれた小宇宙に生まれた、世界でも珍しい環境に育った民族だと思います。
今までの文明の発展が、自然破壊をベースにしてきたわけですが、これから私たち日本人の感性が、地球に役立ってくると確信しております。


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