昨日 野坂氏の死去85才が報じられました。
彼の代表作「火垂るの墓」を読んだのは40歳を過ぎていた。
しかもドイツで展示会があった時、お世話になった日本人奥さんのお宅であった。
単行本が並んでいる中で、野坂氏の本は読んだことがなかったのでナントナク手にする。
「火垂るの墓」である。
まさに衝撃を受け、涙を流しながら夢中で読んだ。
正直、後にも先にもあの時ほど芯から感動して読んだ本はない。
それまで「流行りのタレント作家」という狭いイメージで、読む気もしなかったのだ。
帰国してから氏の作品を片っ端から読んだが、ドイツでの心の高ぶりは覚えなかったが、なかなかの作品にフアンになった。
そして・・・アニメを観た時、身体が打ち震えるほど感動を受けた。
終戦時生まれの私ではあるが、確か戦後10年はたっていたが、東京上野駅で戦災孤児や浮浪児などを観た時は
怖さを覚え、母の手を握りしめていた。
「浮浪児狩り」などという言葉があったくらいだ。
「火垂るの墓」映画でのラストの駅構内のシーンは、まざまざとあの時の光景が浮かび、私には現実感としていっそう感動するのです。
私ばかりでなく「焼け残り派」の世代は、野坂氏の作品と我が身がダブってしまうことであろう。
またまた、戦争の悲惨さを生の声で、文学で伝えてくれる方が亡くなってしまった。
氏の「戦争はアカン!!」という叫びが聞けなくなってしまった。
寂しいことです・・・・・・。
彼の代表作「火垂るの墓」を読んだのは40歳を過ぎていた。
しかもドイツで展示会があった時、お世話になった日本人奥さんのお宅であった。
単行本が並んでいる中で、野坂氏の本は読んだことがなかったのでナントナク手にする。
「火垂るの墓」である。
まさに衝撃を受け、涙を流しながら夢中で読んだ。
正直、後にも先にもあの時ほど芯から感動して読んだ本はない。
それまで「流行りのタレント作家」という狭いイメージで、読む気もしなかったのだ。
帰国してから氏の作品を片っ端から読んだが、ドイツでの心の高ぶりは覚えなかったが、なかなかの作品にフアンになった。
そして・・・アニメを観た時、身体が打ち震えるほど感動を受けた。
終戦時生まれの私ではあるが、確か戦後10年はたっていたが、東京上野駅で戦災孤児や浮浪児などを観た時は
怖さを覚え、母の手を握りしめていた。
「浮浪児狩り」などという言葉があったくらいだ。
「火垂るの墓」映画でのラストの駅構内のシーンは、まざまざとあの時の光景が浮かび、私には現実感としていっそう感動するのです。
私ばかりでなく「焼け残り派」の世代は、野坂氏の作品と我が身がダブってしまうことであろう。
またまた、戦争の悲惨さを生の声で、文学で伝えてくれる方が亡くなってしまった。
氏の「戦争はアカン!!」という叫びが聞けなくなってしまった。
寂しいことです・・・・・・。