棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

暖かき晩秋

2015-12-01 09:23:57 | 山郷の暮し
どよ~~~んとした重い空で、薄ら寒い。
例年でしたら氷がはってもおかしくはない季節ですが、今年の晩秋はやはり温かいのでしょうか、昨日ラップのような初氷でした。
友達の電話で、暖かすぎて干し柿が半分ほどカビてしまい今年は送れない とのこと。
そおいえば、地方のTVニュースで対策に苦慮していると報じていた。

青々とした畑では漬物用の「野沢菜」収穫である。
昔は冷たい風が小雪を飛ばす中、ほほッカムリしたおバーチャンが背を丸めて、ナッパを運ぶ風景があった。
そして、ワイワイガヤガヤのお菜洗いは、正に「女衆」の空間であった。
現在はそのような光景は見られなくなってしまい、あったとしても写真撮影のかっこうの被写体となってしまう。

わたしも以前はお菜漬けをしたことがあるが、結局は食べきらずに腐らせてしまった。
減塩のしすぎもあろうが、保存場所も関係するようだ。
第一にあまり食べなくなってしまったことであろう。
コタツを囲んでナッパでお茶を飲むことなど、まったくなくなってしまった。

などと書くと、必ず思い浮かぶのが四十年以前にも前になるであろうか。
真冬に木曽路を旅した時、民宿でだされた野沢菜漬はハリのような氷が光り、そりゃ~ウマカッタ。
あのような漬物は二度と食べれないことだろう。

写真は朝日に輝く枯れすすき

山茶花

ryusun

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絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本