棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

ヘイトスピーチ

2015-01-15 12:00:33 | 山郷の暮し
先のNHKクローズアップ現代での「ヘイトスピーチ」の報道には驚いた。
とても田舎都市では思いもしなかったことが平然と行われ、社会問題になているという事実である。
正直 「安気な田舎くらし」の私自身に愕然とした思いがした。

選挙時などでは右翼の宣伝活動や、企業へのたかり・いやがらせなどで
右翼のこわもてのアンちゃん・オッチャンが、短絡的な罵詈雑言をがなり立てることはあっても、
非右翼団体の若者たちが、触発されたごとく参加しているなど考えもしなかった。
この手の主張のほとんどは思想背景や論理的なことはなく、ただただ短絡な過激な言葉を吐く言葉の暴力といえる。
単純な単語だけに異論を受け付けない強さがある。
それ故に単純な思考形態の者には受け入れやすく、カッコいいのであろうか。

街頭デモばかりでなく、ネットでも結構あるのには驚いた。というよりもネットの方が盛んである。
私が関心がなかっただけで、チョット回路を変えただけで
評論家・ジャーナリストなるものが、若者への受けをねらってか罵詈雑言・下種な単語が並ぶサイトが・・。
こちらのほうがもっと怖いことかもしれぬ。

其の代表例が巧みなネット宣伝でしられるISISである。
先の報道であったが、日本から参加した若者の理由があまりにも幼稚なのは、「カッコいいから」
という程度としか思えなかった。
そのようなお粗末な同調者から(これらが積もるとパワーとなってしまう)、パリの事件など影響は大きい。


国連からも対策を求められている、国や民族へのヘイトスピーチやデモはだんじてしてはならない。
現在の反韓デモのヘイトスピーチは「言論の自由」といえるのか、
品格を欠いた言論は感情的にもつれ、悪化してゆくばかりである。
そんなことで問題(あるとすれば)が解決するわけでもなく、ただ面白くない、気に食わないなどと
全く根拠のない感情なのである。
決して解決にならないことは、歴史が語っている。

この報道にはビックリし、田舎暮らしであることを痛感させられた。



ryusun

つぶやき

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