棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

母の写真

2014-06-02 07:03:02 | 山郷の暮し
NHKの朝ドラ「花子とアン」はなかなか面白い。
尋常小学校の教師がようやく板につき、卒業式がありました。

それを視聴していてフッと思い出したのが 母の若かりしころの写真 です。
中学校の教師をしていた母ですが、それも大正12年 母が21歳という若かりしころだ。
教師である限り毎年卒業写真を撮っていたことと思うが、手元にあるのはこの一枚だ。
母がよほど気に入っていたのか、それとも始めての卒業生を送り出したときなのか・・。
端っこにいることを観れば、教員になったばかりの歳なのかもしれない。
21歳と言えば、女学校を出たばかりの娘さんだったろう。
ドラマを見て母もそんな様子だったんだろうと・・。
母を女優並みとまでは言いませんが、三人娘の長女で「三小町」と称されていたらしい。
ヘヤースタイルは203高知髷といい、当寺の世相を現している。
黒柳哲子氏もマッサオですね。

父は学者としてかなりだったようで、そのうえ再婚だった。
私の母になるまでには、計り知れぬ物語があったことと思うが、今となってはまったくわからない。
「お父さんと一緒になって、奥様・奥様と下にも置かれないことがありました」
と、ポツリと語ってくれたことがあった。
全て戦争以前の帝都時代のことだ。

ryusun

つぶやき

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