棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

松本市美術館

2013-03-10 07:41:10 | 山郷の暮し
昨日は北海道ではブリザード、南では真夏のような気温、わが松本でも23度と5月の陽気。
ピカピカの車は薄っすらと汚れている。いやいや、すべてのものに降り注いでいるのであろうが、洗ったこともない我が車は気にもならない。
松本市美術館に行く。
企画展である第5回「老いるほど若くなる」は、2年ごとに開催される70歳以上の全国公募展。
初代館長(故・米倉さん)の発案から始まったもので、審査員は漫画家のサトウサンペイ氏などを含んだユニークな選考だった。
それゆえ入選作も多彩で、他に類のない展覧会だ。
今回はまだ見ていないがカタログを見る限り、選考委員も変わりどことなくアカデミックになりつつあるのか・・・。

ギャラリーでは二つの写真展と障害者支援団体による作品展が開催されている。
これはスゴイ!!! 理屈ぬきで一心(他のことを考えない、ということも含めて)に表現されたものの良さを観た。

「優れた現代絵画を観ているようだ。彼らの制作欲や知能はどんなレベルか」
と係りのかたにたずねる。
4-50歳代であっても知能的には5歳以下とかなり高い障害度。指導はしているが、製作意図となると難しい。
チェックしていいところで、次の製作に入らせている。でないと、とりとめもなく塗り続ける、と。
ご指導されている方々のセンスが光る作品ばかりだ。

今日まで・・・連日盛況をていしている。

ryusun

つぶやき

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