棚からぼた餅--岩淵龍王丸

信州の山郷での暮らしと、絵本と無縁になってしまった大人に向けた創作絵本や、芸術活動をお話します。

酷暑の思い出-2 ラホール博物館

2012-08-11 06:58:27 | 山郷の暮し
「ラマダーンに博物館なんて」と言われてしまったパキスタン・ラホール博物館。
館内はこれまた蒸し風呂、見学者は数名しかいきあわなかった。
世界の宝「苦行するブッタ」は演出した展示でもなく猛暑に耐えていた。居並ぶガンダーラ美術の仏たちの上を鳩がとんでいた。
人が本当に菩薩の域までに達し、現前したすがたに見入った。その感動は後に話しましょう。、
 たしか博物館の説明パネルからだったと記憶するが、ラホール市から車で2時間ほどで行かれる遺跡の案内があった。
聞くとバスもあるが今はわからないと・・・。それでもバス停を聞き出かける。しかし、真夏のこの時期は中止だという。
ならばタクシーーと奮発したが「あんな熱い所はいかねー」ということであったが、現地の品のある家族も行きたいから一緒にということになった。
遺跡・・・何の遺跡だったか忘れたが「アッチィーー。」焼けどをしそうな熱さだ、という印象の所だった。
実際、金属製の腕時計は危険である。私はサングラスのフレームで顔に火ぶくれをおこしてしまった。
かくも熱かったが、蒸し暑さとはまったく違い、日陰はスーーーと心地よい。(とまではいかないか)
そうそう、かの地では男女とも長袖・ぶかぶかズボンで、私も着ていたが直射日光を避けるにはよく、衣服文化は自然環境と切り離して考えてはいけないと知らされた。
写真は85年代のラホール博物館のパンフ。ざら紙でおそまつなしろものだ。


ryusun

つぶやき

絵本と無縁になった大人に

子供たちに向けたというより、内なるものを呼び覚ます大人への絵本