岡山ジュニアラグビースクール(岡山ラグビースクール中学部)の記録

中学生や保護者が、チャレンジを楽しみ、充実した時間を共有した活動の記録です。

選手紹介 6

2011年04月12日 | スクール&選手紹介
久々の選手紹介は、美作スクールの元Bです。

フォワードの核として、バイスキャプテンY川とともに、フォワードを引っ張っています。

ディフェンスを切り裂く突破力、フォワードとしての体をはったプレーはもちろんですが、ミニ時代のバックス(だったらしい)経験を生かした、ステップ等の横方向の柔らかいプレイにも優れています。

今後の課題ですが、激しいプレ-から柔かいプレーまで、硬軟両方をこなせるプレ-スタイルからか、エンジンがかかるのがやや遅いと見える試合があるため、どの試合でも、試合開始直後から、外から見ても一気に激しいプレーでチームを引っ張るような選手になってほしいと思います。

また、タックル力をさらにみがき、一発で相手をびびらせ、一発で味方の気持ちを高めるような激しいタックルのできる選手になってほしいと思います。(それだけの能力のある選手です)

コーチ陣から見ると、持っている能力を、まだまだ出し惜しみしているように感じます。自分に自信を持ち、さらに成長してほしいと思います。







風林火山

2011年04月12日 | 練習や試合の心構え

少し歴史の勉強をしましょう。

武田信玄が旗印に使用して有名な『風林火山』。

これは、約二千五百年前の中国の兵法書『孫子』を引用した言葉です。
『孫子』は、三国志に出てくる曹操も、武田信玄や徳川家康といった戦国武将も、そしてナポレオンも手本にした兵法書で、「吉だ!」「凶だ!」と、合戦の勝敗を占っていたような時代に書かれた、驚くべき利にかなった科学的かつ合理的な兵法と言われています。

日本では「風林火山」は、武田信玄の旗印として有名ですが、実際は、武田信玄よりも200年も早く、南北朝時代の武将・北畠顕家が、足利尊氏を打倒するために、現在の宮城県で兵を挙げた時から使用していた旗印です。

と、ここまでは歴史の勉強でした。

それでは、風林火山の意味を、ラグビー風に解説してみます。

【風】速きこと風のごとく
攻めるべき時には、風のように、すみやかにスムーズに動く。
※プレーの選択、サイン伝達、ポジションチェンジ等、スムーズな動きが大切。

【林】徐(しず)かなること林のごとく
準備を整え、チャンスが来るのを、林のように心静かに整然と待つ。
※自分達のやってきた練習に自信を持ち、試合にのぞむ。

【火】侵略すること火のごとく
いざ攻撃する時は、火のように激しく一気に攻める。
※試合開始直後、また試合中のアタックの場面では、一気に激しく攻める。

【山】動かざること山のごとく
守るときには、いくら攻められても、山のように落ち着き、自陣を堅守する。
※チームの仲間をお互いに信頼し、チーム全体で固いディフェンスを繰り返す。 
 
実際の「孫子」にはこの続きがあります。 

【陰】知り難きこと陰のごとく
味方の動きは、その影にあるものが、相手にわかりにくくする。
※サインプレーだけでなく、自然なアングルチェンジ、人数を増やす動き等。

【雷】動くこと雷のごとく
動くときは、雷が鳴り渡るように猛烈に、全力で相手に突進する。
※アタック、ディフェンスとも、接点で激しく、絶対に相手に負けない。

どうですか?
結構、日頃からコーチの人達から言われている基本的なことと同じだと思いませんか?