岡山ジュニアラグビースクール(岡山ラグビースクール中学部)の記録

中学生や保護者が、チャレンジを楽しみ、充実した時間を共有した活動の記録です。

ワン・フォー・オール、オール・フォー・ワン

2011年04月08日 | ラグビーの基本
「一人はみんなのために、みんなは一人のために」というように、チームプレイの大切さを表す美しい言葉として、ラグビーに限らず、会社や色々なところで使われます。

ただ、オール・フォー・ワン(みんなは一人のために)の部分は、勘違いもしやすい部分だとも思います。

オール・フォー・ワンの「ワン」は、「目標」「勝利」といった方がわかりやすいかもしれません。「一人はみんなのために、みんなは目標のために」です。

どんなに優秀な選手でも一人でできることには限られていますが、チームになれば1+2が3にも5にもなり、これがチームプレイの素晴らしいところです。
ただ、そのためには、選手一人一人が自分の責任やチームの中での役割をしっかり考えた行動ができることが必要です。

つまり、一人一人がきちんと「目標」や「勝利」に向かって自分で考え行動でき、他のメンバーに甘えたり、寄りかかったりしないことが大切です。

選手同士が本当に「助け合う」のではなく、「助けてもらい合う」チームではいけません。
お互いに「助けて!」「助けて!」と言っている選手たちが、チームとしての力を発揮することは100%あり得ません。

全体練習だけでなく、家での個人練習等、まず自分がラグビーに真剣に向う合う選手が集まったてこそ、逆に、仲間を助けることができます。

個人が、目標や勝利に向って自覚を持たないチームで、ワン・フォー・オール、オール・フォー・ワンが成り立つことはありません。

まずは、選手個人が「目標」「勝利」について、しっかりと自覚を持ちましょう。