岡山ジュニアラグビースクール(岡山ラグビースクール中学部)の記録

中学生や保護者が、チャレンジを楽しみ、充実した時間を共有した活動の記録です。

ピラー(ポスト)

2010年11月30日 | 技術
 2次以降のディフェンスで、ポイント(密集)のそばに立つプレーヤーたちを「フローター」、フローターの中でポイント(密集)に一番近いプレーヤーを「ピラー」と呼びます。
 ちなみに、ピラーは「柱・大黒柱」という意味で、ピラーディフェンスは「柱を中心にディフェンスを組み立てる」ことです。フローターは「浮いている人」ではなく、「中間で、機動的にディフェンスする人」、つまり状況に応じて対応するプレーヤーのことです。

 ピラーは、ポイント(密集)に最も近くに立つので、サイド攻撃にしっかりと対応する必要があります。そしてピラーの外側に立つフローターは、その外側のディフェンスを担当します。

 大切なのは、密集からボールが出た瞬間に、ピラーがしっかりと前に出ることです。これができてないと、ピラーよりもフローター(中学生の場合はスタンドも)が前に出てしまい、ディフェンスラインにギャップができ、アタック側のプレーヤーに最短距離で走られることになります。 

 さて、中学生の場合は、フォワードが5人(知っていると思いますが、15人制ラグビーでは8人)と少ないので、ポイント(密集)へ参加している人数を考えると、ポスト(ピラー)とフローターの2人が、片方に立つことは、人数的には厳しいと思います。中学生の場合は、まず、両側のポスト(ピラー)にしっかりと立ち、明らかに相手ボールとわかれば、ハーフがフローターやポストに(ピラー)に立つこと考えなければいけません。


11月28日(日)はポストのディフェンスを中心に練習しました。
主なポイントは次のとおりです。
しっかりイメージしてください。

・ポイント(密集)サイドに立つときは、姿勢を低くして、しっかりノミネート。
・ポスト(ピラー)に立った人は、しっかり手をあげる。(バックス等に声かけも)
  手をあげることで、自分が内側に責任を持つことを、バックス等に伝える。
  ただ、立っているだけでは、周りの人が不安。
・まず、しっかり前に出る。(ブラインド側も)
  ハーフを抑えるつもりでまず前に。ハーフがパスしたらスタンド方向に。
・内に入ってきた選手は必ず、前で止める。
  
フォワードのスナップです。元Bを除いて、ほぼ全員集まっています。
3年生やOBが、アタックをしてくれました。