居眠りスイマー

居眠りと水泳が趣味の中年のつれづれなる生活

不況が続いています。

2010年03月02日 | Weblog
今日は、久喜のプール休みのため、朝練は無し。
午前中、境のプールへ泳ぎに行ってきました。

帰りに、境にあるショッピングセンターに久し振りに寄ったらびっくりです。
1階にあるパン屋さんでおいしいパンを買おうとしたら、つぶれていました。
次に、靴下を買いたいので、2階に行ったらキンカ堂が営業を停止していました。

倒産したんですね。
売り場にロープが張ってあって、中に品物はまだ残っているのですが、2月22日付で、破産の知らせが張ってありました。(破産と倒産は同じでしょうか?)

本当に深刻な不況です。
先日は、カメラのさくらやが営業を停止しましたし。
働いていた人はどうなるのでしょうか。
1人物はまだしも、子供がいるお父さんにとって会社が無くなるのは本当に大変なことです。

私も、50歳の時に、会社がつぶれたのを経験しています。
当時、パリの免税店の仕事をしていたのですが、本当に電話1本、パリから掛ってきて、
「日本事務所を閉鎖するから」。

売り上げも悪くなってきていたので多少の予感はあったのですが、日本事務所を閉鎖するようなことは無いと、当時は思っていて、ついその2日前も休みを取って免税店仲間とゴルフに行ってきたばかりでした。

不思議なもので、電話を切った直後はせいせいした感じがしたものです。
明日から仕事をやらなくて良いと。

でも、数日立つとすぐに不安に変わりました。
当時、子供は高校2年生と大学3年生。
どうやって家族を養っていこうかと。

ですが、私の場合は、本当にラッキーで、友達・知人の紹介で同じ業界に仕事を見つけることが出来ました。勿論、給料はずっと下がりましたが。

私の後にもパリの免税店は次々につぶれ、私の場合、早かった分、まだ他の免税店の仕事はあったのですが、私の後に辞めた(辞めさせられた)人は、結局、同じ業界では仕事が見つかりませんでした。

最初に、仕事を失った時は、「何でうちの店だけ駄目なんだ」と思い、「他の免税店の人はいいなあ」と羨んだものですが、結果として、早くつぶれたほうが、良かったわけです。

人間、万事、塞翁が馬。最後の最後までどういう展開になるか分かりません。
あきらめて投げやりになっては駄目ですね。