試してガッテンで、「会話術」のことが放映されていた。どうしたら、上手な会話が出来るのか?(以下、NHKのその時に内容より抜粋)
「ミラー・ニューロン仮説」
90年代にイタリアの研究者が提唱した仮説です。脳には、相手の動作を見た時、あたかも自分も同じ動きをするかのように活性化する神経群があるというのです。元々はサルの実験で発見されましたが、最近の研究で、ヒトにもそのような脳の領域があることが分かってきました。
たとえば、人の脳は、サルやイヌの声を聞いた時、聴覚をつかさどる領域だけが活性化します。しかし、人が話しているのを見たり聞いたりするときは、聴覚だけでなく、言葉を発するために口やのどを動かす神経の領域も活性化します。この領域こそが「ミラー・ニューロン」だと考えられ始めています。
私たちが「表情」や「音の調子」から相手の「感情」が分かることがよくあります。それは、脳の中で、「鏡のような神経=ミラー・ニューロン」が働き、相手がどのような感情で話しているのかを、まるで自分も追体験しているかのように働いているのではないかというのです。
どんなに面白い話でも、話し手が「ほんとうに面白い」と感じ、笑顔で話さなければ、相手には伝わらず、もっと話を聞きたいと思えなくなります。だから、「会話上手な人」を目指す前に、「会話しやすい人」になることが大前提なのです!
中高年以上の年齢になると「話が長い」「くどい」「同じ話を繰り返す」と後ろ指をさされがち。これは脳の「鏡」の感度が衰え、相手への共感力が低下するのが原因。これでは「KY(空気読めない)」と言われ、趣味の仲間や家族にも敬遠されてしまう! そこで役立つのが、人間の脳の「クセ」を利用した会話テクニック。
話し手の仕草を真似したり、言葉を繰り返すことを「ミラーリング」といいます。心理カウンセラーも使う方法で、話し手に好感を持っていることが無意識に伝わり、相手が話をしやすくなると言われています。
自分と相手に一定の関係がある場合、一方が家族や仕事の悩みなど少し「突っ込んだ」話をすると、相手も同じレベルの話をしてくると言われています。これを心理学用語で「自己開示の返報性」といいます。
ムーッ、自分を反省してみると、若い時は、親御さんの顔色を見ることがなかったと思います。
ある時、肺炎のレントゲン写真を指さして説明をしていました。で、終わった時、親御さんが、「で、先生、うちの子、カゼと思っていいのでしょうか?」と言われて、ガクッと来たことがありました。
心電図の説明をしても、血液検査の説明をしても、一般の人の知識はさまざま。相手が理解できているかどうかを絶えず読み切って、説明して行くことが大切だと思います。
最後に、連れて来た親御さんが不安にならない様に、言葉を添えることも、経験上、とてもとても大切なことだと思っています。何故なら、親を不安にさせると子どもが不安になり、子どもの不安が強いと、免疫力が落ちて治りが悪くなるからです。
更には、親が医者を絶対的に信頼していると、早く治る感じがしています。前の病院で一緒に仕事をしていた小児科の先生は、子どもが笑ったら、退院させても大丈夫と言われていましたが・・・?!
「ミラー・ニューロン仮説」
90年代にイタリアの研究者が提唱した仮説です。脳には、相手の動作を見た時、あたかも自分も同じ動きをするかのように活性化する神経群があるというのです。元々はサルの実験で発見されましたが、最近の研究で、ヒトにもそのような脳の領域があることが分かってきました。
たとえば、人の脳は、サルやイヌの声を聞いた時、聴覚をつかさどる領域だけが活性化します。しかし、人が話しているのを見たり聞いたりするときは、聴覚だけでなく、言葉を発するために口やのどを動かす神経の領域も活性化します。この領域こそが「ミラー・ニューロン」だと考えられ始めています。
私たちが「表情」や「音の調子」から相手の「感情」が分かることがよくあります。それは、脳の中で、「鏡のような神経=ミラー・ニューロン」が働き、相手がどのような感情で話しているのかを、まるで自分も追体験しているかのように働いているのではないかというのです。
どんなに面白い話でも、話し手が「ほんとうに面白い」と感じ、笑顔で話さなければ、相手には伝わらず、もっと話を聞きたいと思えなくなります。だから、「会話上手な人」を目指す前に、「会話しやすい人」になることが大前提なのです!
中高年以上の年齢になると「話が長い」「くどい」「同じ話を繰り返す」と後ろ指をさされがち。これは脳の「鏡」の感度が衰え、相手への共感力が低下するのが原因。これでは「KY(空気読めない)」と言われ、趣味の仲間や家族にも敬遠されてしまう! そこで役立つのが、人間の脳の「クセ」を利用した会話テクニック。
話し手の仕草を真似したり、言葉を繰り返すことを「ミラーリング」といいます。心理カウンセラーも使う方法で、話し手に好感を持っていることが無意識に伝わり、相手が話をしやすくなると言われています。
自分と相手に一定の関係がある場合、一方が家族や仕事の悩みなど少し「突っ込んだ」話をすると、相手も同じレベルの話をしてくると言われています。これを心理学用語で「自己開示の返報性」といいます。
ムーッ、自分を反省してみると、若い時は、親御さんの顔色を見ることがなかったと思います。
ある時、肺炎のレントゲン写真を指さして説明をしていました。で、終わった時、親御さんが、「で、先生、うちの子、カゼと思っていいのでしょうか?」と言われて、ガクッと来たことがありました。
心電図の説明をしても、血液検査の説明をしても、一般の人の知識はさまざま。相手が理解できているかどうかを絶えず読み切って、説明して行くことが大切だと思います。
最後に、連れて来た親御さんが不安にならない様に、言葉を添えることも、経験上、とてもとても大切なことだと思っています。何故なら、親を不安にさせると子どもが不安になり、子どもの不安が強いと、免疫力が落ちて治りが悪くなるからです。
更には、親が医者を絶対的に信頼していると、早く治る感じがしています。前の病院で一緒に仕事をしていた小児科の先生は、子どもが笑ったら、退院させても大丈夫と言われていましたが・・・?!