日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

白い○毛

2008-02-29 13:23:46 | Weblog
 平成20年2月29日に、大学で(今から36年前の昭和47年に)教わった解剖学第1の当時助教授の○田良二郎先生から、本を送って頂いた。かって先生の住所が変更になって、出した年賀状が戻って来て、それ以来、長いこと音信不通になっていた。それが、突然、送られてきて、しかも、題が「白い○毛」とあるので、二度ビックリ。私の住所を何かで調べたと思われ、とても有り難く感じました。 
 内容は、先生のエッセイ集で、その初めのエッセイの題が、「白い○毛」。先生が小さい時に祖父とよく風呂に入っていて、その時に、祖父(医師)の○毛が白かったのが強烈に残っていて、それが正当だと長いこと思い込んでいて、黒いのを初めて見た時には、あんな色の人もあるのだと思ったとの内容。
 自動車免許の切り替えを忘れていて、一時は諦めてバス通勤にしていたのに、69歳にして、再び自動車学校に通って取得している。
 スペイン風邪のことにも触れ、1918年12月25日の朝日新聞の内容を紹介していて、「・・・日本で1.000万人、流行性感冒の患者一番多かったのは熊本で初発以来11月20日までの患者数55万余、死亡者3000余人、香川が罹患者52万、死亡者4.214人、次いで山口の38万、新潟の31万・・・」とあり、熊本が全国一だと初めて知ることが出来た。
 又、解剖の先生らしく、ヒトの(水平に走っている)肋間静脈に静脈弁があり、水直に走っている門脈に弁がないのは、ヒトが進化の過程で直立歩行をする様になった証とのこと。この内容、先生の講義で聴いてなかったと思うけど?!学生の時は、一番前に座っていて、特にこの先生の時は、密度が濃い内容だったので、真剣に聴いていた。解剖の試験も難なくパスし、実習の系統解剖も時間不足で難儀していた同級生が多い中で、一番初めに終わってしまったが)。
 先生の経歴は、大学→保健所→研究所→老健とあり、77歳の若さでまだまだ元気に活躍されておられる。
 私も、先生を見習って、それなりにアクティブに生きて行こうと思っている。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

不登校・・・

2008-02-29 08:32:09 | Weblog
 平成20年2月28日(木)14:00から、上天草市教育委員会による「平成19年度第2回児童生徒・家庭支援委員会」があり、教育長や校長や不登校アドバイザーの人達を前にスライドを使って1時間ちょうど講演した。時間が足りなくて、スライドの半分しか出来なかった。もっと時間を延長して続けて欲しかったとの意見もあったが。その後、コの字形に席を作って話し合った。
 直接に関わっている人の話を聞き、視点のずれを感じた。不登校をなくそうと一生懸命になっている。で、その話し合いで更に次の様に私は言った。
 「子どもの立場になって少し視点を変えて見てはどうでしょうか。小学校では授業の内容に付いていけない人が3割います。中学では5割です。高校になると、ちゃんと内容に付いて行ける人が3割しかいません。大学に行くと、さあ、何割いるでしょうか?大学に入学しても、教官の試験問題が毎年同じ感じで、試験前にその傾向と対策のプリントが配られたり、高下駄を履かせてもらって、進級しているケースが多い。卒業しても、就職先がなかったり、有名大学を卒業しても、再び医学部を受験している人もいる。医師国家試験や司法試験にしても、その為の勉強をしていないと合格しない。おかしな教育がまかり通っている。教育を大学から、更には、国の方針から変えることが必要な気がしている。厳しさもあっていい。義務教育でも後の先生が困らない様に落第制度を設ける。校長に権限を与える。大人は、子どもが頭でっかちな人間にならない様に、出来るだけいろんな体験をさせる。競争からは、共生の気持ちは生まれない。知足の気持ちも生まれない。それでは、病気になってしまうのは、当たり前。今の子どもには、3つの間がないと言われている。仲間と時間と空間が。それをちゃんと大人が与えれば、子どもは育つ。子どもは大人と違って天才ですから・・・」。
(講演では、如何に子ども達が天才的な能力があったかを、自分の太鼓や茶道を通しての実体験から話した)

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする