日本の心・さいき

日本の文化を通じて、世界平和を実現させましょう。

年金問題

2007-06-07 13:32:24 | Weblog
  年金問題、それを当てにして汗水垂らして頑張って来た多くの人にとっては、極めて深刻な問題となっている(当たり前かな)。
 年齢受給年齢が、自分の時から、65歳になってしまった。まあ、それはいいのだが、その内に、アメリカの様に、67歳になるのも、時間の問題の様である。遠い将来は、70歳前後になるだろう(年齢を上げるのが、支給する方にとっては、一番手っ取り早くて、確実な方法だから)。
 納めている金額にしても、次第に上がってきている。もっともっと今から上がっていく。収入がどんどん下がって行っているのに。それに反して、もらえる金額は、下がる傾向にある。
 それを如実に感じたのは、自分が入っていた医師会の医師年金保険(今は、医師会に加入していない)、30歳の初めに納め始めた頃は、60(65)歳からの金額が結構良くて、安心し切っていた。しかし、その金額が、次第に少なくなって行く通知を見て、心細くなって行った。しかし、この場合、ちゃんと金額を提示するから、まだ、良心的。
 保険庁の場合は、親方日の丸って感じで、こちがら申告しないと、まず、もらえない(これって、極めて不親切では?!)。それに、前もってその金額も提示されていない。そもそも、保険庁が天下り場所って所が信用できない。それに、ストックしたお金を年金以外で運用していること自体、不確かさを増強し、極めて不自然である。少子化の時代、年金を納める若い人は、次第に減少し行く。しかし、もらう人は確実に増えて行く。これ、どう考えても、しっかりとした人に任さないと、無責任な場当たり的な人では、本当に困ります。
 国民よ、もっと言うべき時は、言って、それを選挙に反映させようではないか・・・!!

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

為になるかも知れない本(その111)

2007-06-07 08:08:36 | Weblog
 昭和60年版の「臨床研修病院ガイドブック」の初めの方に、国立病院医療センタ一院長でもあり、臨床研修研究会会長でもあられる織田敏次先生は、次に様に言われる(一部)。
 経験は私にもあるのだが、卒業当時が最も名医であった。いざ実際にベッドサイドに入ると、数年の内に迷医に落ちる。それは決して手間はとらない。アッという間の転落である。どうしてだろう・・・と考えてみる。ことは単純明瞭、それほど難しい理屈ではない。学生の講義とは、その時点に限れば最高の知識である。それぞれが入れ代わり、いずれ劣らぬ専門分野の先生方から豊かに放り込まれる。聴く側にすればむしろ消極的、それでいてけっこう批判的な、咀嚼も勝ってになさる。となれば、少なくとも知識だけは最高のものになるのが自明の理である。あとは欲だけの問題である。しかし今度はいささか様子が違う。自ら餌を求め、先輩の見よう見まねで医療の現場に参加するのである。知識として与えられたもろもろは、すべてが平均的な尺度でしか測れない。ところが現実の対象は平均的存在としての客体など、何の保証もない。しかも医療とは、試行錯誤の許されるものではない。実験の許される行為でもない。常に本番が待ち受けている。こうして考えてみると、やはり我流、自己流が恐ろしい。特に慎まねばならないのが勝手気儘な流儀ということになる。正統派の思考・技法をまず身につけることである。最初に手抜き、変則を覚えてしまうと、取り返しがつかない。そういった柔軟な受け入れができるのも若さ以外にない。若さこそ力である。素直に育っていただきたい、心がけ次第だと思う。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大きな目で

2007-06-07 07:45:28 | Weblog
 今の時代、大きな目で物事を見たり、考えたり、そして、実行したりする人が少なくなっている様な気がする。自分の強い目標、自分の確固たる哲学、自分なりの生き方、少ない様な気がする。
 若者の間では、麻薬が密かに流行し、陰湿ないじめが頻発し、他人の為に損得なしで真面目に生きることが馬鹿呼ばわりされる傾向にある。日本の大人の世界では、事なかれ主義が蔓延している様に思うが。
 自由自由と言うが、自由には、それなりの責任と義務がかならず伴ってくることを忘れてはいけない。おかしいところは、変える勇気を持つことが大切である。
 今の政治にしても、官僚中心で来て、そのツケが今の姿になっている。しかし、そんな官僚の姿を野放しにしてきたのは、政治家。その政治家を選んだのは、紛れもなく、一人一人の国民。マスコミを批判するなら、そんなマスコミが流す低俗内容をボイコットして見なければいい。もっと根本を見つめる必要があると思う。
 医療も教育も、長年、そのおかしさが声高に言われている。年金の問題にしても、天下りの問題にしても、ずっとずっと前から言われている。しかし、根本的な所は、変わっていない。
 もっと目をよく開いて、見る必要があり、そして、おかしいところは、よく審議をして変えることである。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする