山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

橋下さん、自分と他人で基準がちがうよ

2008年10月21日 01時30分30秒 | Weblog
 産経新聞20日付けによると、橋下知事が、自衛隊の式典に参加した「祝辞」のなかで、「口ばっかりで、人の悪口ばっかり言っている朝日新聞のような大人が増えれば、日本はだめになる」といった。
 祝辞としては品がないのはおくとして、朝日は悪口ばかりなのか、新聞は本来権力に食い下がるものだ。私人をやり玉にあげるのは注意しなければならないが、知事は第1級の公人だ。批判にさらされるのは当たり前だ。
 その後、取材に応じて、あれは10月3日の「橋下TV発言弁護士資格を返上しては」と題した社説への批判だったそうな。「からかい半分や一線を越えた批判に対抗する。怒りを感じる」と述べたそうだ。
 発言をじっくり読むと、あれ?変だな?と思う。
 朝日の、裁判の判決をふまえての論評に対しては、「悪口ばかり」「からかい半分、一線を越えた批判」で「怒りを感じる」という。祝辞を利用して反撃をしたくらいだから、相当お怒りの様子だ。
 だが、自らの発言についてはどうなのか。教育委員や教員を「くそ」とか「ばか」とか、あからさまにののしった。しかも何回も、波及効果が最大のテレビカメラを意識して。橋下知事の発言は、公の場での発言としてはとうてい許されない。
 自分は免罪しておいて、他人の発言には怒りを爆発させる。公人としては最悪である。石原東京都知事と同レベルだ。
コメント (2)
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