山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

若者の使い捨て許すな

2008年10月08日 10時40分09秒 | Weblog
 10月5日、東京明治公園で、「若者の使い捨てをゆるさない」「労働者派遣法の抜本改正を」などをかかげた「全国青年大集会2008」が、4600人もの青年があつまって大成功した。しんぶん赤旗がくわしく伝えてくれた。
 青年労働者の生き血をすう派遣労働の万延。戦後民主化で、奴隷的な人貸し業は禁止されたが、1999年労働者派遣の原則自由化、2004年からの製造業での解禁で人貸し業の全面展開。おそろしい世の中になった。これがあと10年、20年つづくと日本社会は完全に分裂崩壊する。でも儲かればいいというのが資本の論理。日本経団連会長のキャノンなんか悪徳のかぎりをつくした。
 勇気ある青年がたくさん立ち上がっていることに励まされる。
 益川さんらのノーベル賞受賞と並ぶほどの、じつに値打ちのある青年大集会の成功だ。この集会は歴史的事件といっていいかもしれない。厚い雲間から光が差し込んできた。
 この集会、例によってマスコミは無視だが、毎日は報道した、朝日は1行もなし。あとは押して知るべし。ヨーロッパや中国の人々の運動は詳しく報道するのに、記者がくさるほどいる日本の人民の運動は一貫して無視する。
 この記事、二度書いて二度消えた。ちょっとした拍子に消えた。へたくそだ。書き直す度に文章はちがう方向に進んでいくなと感じた(趣旨はいっしょだけど)。腹立つけど気を取り直して少し復元した。
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益川さん、小林さんおめでとう

2008年10月08日 00時28分34秒 | Weblog
定時時制高校から家に帰って、テレビをみていたらチラッと日本人3人ノーベル賞受賞の号外配布がみえた。日本人が3人もとなれば物理学で益川、小林巣さんが入ったいるはずと思った。あと延々とコマーシャルだったが、やっと4チャンネルのニュースがはじまった。すると、やはり益川敏英さん、小林誠さんだった。
 ここ何年も、なんで益川、小林さんが受賞しないのか、ノーベル委員会の目は節穴かと思っていたが、やっと受賞した。インタヴューで益川さんが、受賞が順に年代をおって、いま1972,73年ころまできていたのでということをいっていた。物理学の分野の受賞の推移を冷静にみていたのだ。
 だが、驚いたのは、益川さんが、受賞はそれほどうれしくもないということをいっていたことだ。というのは、自分らの理論が、実験物理学者によって実証されたときが一番うれしくて、研究者としてはそこで完結しているという。今回の受賞はいわば世俗的なことであるから、それほどのうれしさではないというのだ。すごい!真理の探求をしている人の価値観の透明さに脱帽。
 CP対称性の破れの理論は、もちろんわからない。クオークが6つだと予言したのが実験で確められたのだから、なぜすぐにノーベル賞を与えないのかと思っていた。
 でも、うれしいですね。今の日本では、金儲けにつながる研究に資金が回され、基礎研究や、文学や、歴史学はじめ金と縁がない分野は政府によって冷や飯を食わされている。こういった非学問的拝金主義に反省が加えられる契機になればうれしい。
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