橋下維新の会の「教育基本条例」「職員基本条例」の危険な本質が新聞紙上でようやく取り上げられるようになった。教育委員や府の総務部長というこれまで橋下知事に協力してきた人たちが、こぞって反対を唱えているのが記事として取り上げられた。
橋下知事を批判した教育委員の任期がきたとき、橋下氏はこれを再任せず、鳴り物入りで入れ替えた二人が今度、橋下批判の急先鋒となっている。橋下氏の教育介入に実質的に協力してきた教育長も徹底批判に回っている。総務部長も橋下氏の部長級総入れ替えのとき、引っ張ってきた一番の懐刀であった。その人が法律違反の条例だとして立ち上がった。
橋下政治の本質は遠くからぼんやり見ていてはわからない。ましてテレビを通してでは認識を誤る。教育なら教育関係者、福祉なら福祉関係者、文化なら文化関係者がこぞって橋下政治を批判するのはなぜか。現場にいて詳細を知っているからだ。
橋下政治を推進してきた協力者たちが反旗をひるがえした。橋下人気に同調してきた人たちも目をこらして、細部を見て欲しいものだ。
今度の条例案は、教育を破壊し、職員の意欲を削ぎ、組織を腐らせる。職員が意欲と使命感をもって自律的に働く組織でないと発展しない。猜疑心と恐怖が支配する組織は必ず崩壊する。橋下維新が目指すのはまさに猜疑心と恐怖の組織だ。でも独裁者には心地よいだろう。5%の職員を最低ランクに評価し、2年で免職の対象にする。これを毎年つづける。どんどん粛清していく。
やる気を引き出さない、人を育てない指導者は指導者ではない。教員の仕事が難しいのはまさにこのことだ。野球の有名な指導者でも苦心している。処分のおどしが組織を良くすると考えるのは組織の長としては最低だ。
橋下氏が知事になる前、彼の事務所の弁護士たちがすぐにやめてしまうことを産経新聞の「橋下徹研究」は指摘していた。高い能力を持つ人が嫌気がさしてやめてしまうのは腐った組織だ。大阪の学校を、府庁をそのようにしてはならない。
橋下知事を批判した教育委員の任期がきたとき、橋下氏はこれを再任せず、鳴り物入りで入れ替えた二人が今度、橋下批判の急先鋒となっている。橋下氏の教育介入に実質的に協力してきた教育長も徹底批判に回っている。総務部長も橋下氏の部長級総入れ替えのとき、引っ張ってきた一番の懐刀であった。その人が法律違反の条例だとして立ち上がった。
橋下政治の本質は遠くからぼんやり見ていてはわからない。ましてテレビを通してでは認識を誤る。教育なら教育関係者、福祉なら福祉関係者、文化なら文化関係者がこぞって橋下政治を批判するのはなぜか。現場にいて詳細を知っているからだ。
橋下政治を推進してきた協力者たちが反旗をひるがえした。橋下人気に同調してきた人たちも目をこらして、細部を見て欲しいものだ。
今度の条例案は、教育を破壊し、職員の意欲を削ぎ、組織を腐らせる。職員が意欲と使命感をもって自律的に働く組織でないと発展しない。猜疑心と恐怖が支配する組織は必ず崩壊する。橋下維新が目指すのはまさに猜疑心と恐怖の組織だ。でも独裁者には心地よいだろう。5%の職員を最低ランクに評価し、2年で免職の対象にする。これを毎年つづける。どんどん粛清していく。
やる気を引き出さない、人を育てない指導者は指導者ではない。教員の仕事が難しいのはまさにこのことだ。野球の有名な指導者でも苦心している。処分のおどしが組織を良くすると考えるのは組織の長としては最低だ。
橋下氏が知事になる前、彼の事務所の弁護士たちがすぐにやめてしまうことを産経新聞の「橋下徹研究」は指摘していた。高い能力を持つ人が嫌気がさしてやめてしまうのは腐った組織だ。大阪の学校を、府庁をそのようにしてはならない。