山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

銀杏の黄葉

2010年11月28日 11時21分38秒 | Weblog
 今朝の新聞(朝日・2010・11・28)に御堂筋の銀杏並木が黄金色に輝いているという記事と写真があった。毎年この季節の定番記事だ。見事な黄葉の並木だ。車で通り抜けをしよう。
 わが家の狭い裏庭に銀杏がある。20年も前は細いひょろっとした木だったが、今は大木ではないが、がっしりとした木に成長した。根っこは手の甲の静脈のように浮き出てうねっている。
 この銀杏の葉は、まだ緑まっ盛りだ。まだまだ黄葉にはならないぞ!と頑張っているようだ。同じ銀杏でも植わっている環境でずいぶん違うものだ。御堂筋の銀杏は老大木がほとんどなどで黄葉が早いのかもしれない
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ヨンピョン島は韓国領だと北も認めている

2010年11月27日 09時13分00秒 | Weblog
 朝まで生テレビで北朝鮮の砲撃や尖閣問題をやっていた。
 田原さんが「北は延坪(ヨンピョン)島が自分たちの島だといっている」といい、出席者の誰もこれに異議を唱えなかった。
 先日の(11・25)の『しんぶん赤旗』に「北朝鮮の砲撃を厳しく非難」という志位委員長の談話がのっていた。その記事の中に、北朝鮮が主張する「軍事境界線」はまっすぐではなく、ヨンピョン島はじめ5つの島とその島への水路に当たる部分で軍事境界線がへこんで設定されていることが示されていた。つまり北朝鮮は、ヨンピョン島は韓国領であることを認めているというのだ。
 ところが、外務省の領海地図ではヨンピョン島などは軍事境界線の北側になっているらしい。菅首相も「よくお調べになっている。きちんと調べて対応する」と述べたと書かれている。基本的な点なので、これははっきりさせないといけない。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

朝日に黄葉がきれい

2010年11月27日 09時02分36秒 | Weblog
 2階のガラス戸から見ると、白木蓮の葉が朝日に映えてきれいだ。葉は手のひらほどもある。すこし黄緑もまじっている今が一番だ。空の青さとの対比もいい。
 朝、出かけようとして自転車に向かうと、パサパサと音がする。あっと音の方を見ると、白木蓮の葉が落ちてくるのだ。葉が大きいから途中で葉がこすれて音がする。落ち葉はもう茶色になっている。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

わが家のナスのつづき

2010年11月27日 03時10分51秒 | Weblog
 細いナスがとれたことを過日書いた。そのあと、シシトウも6,7本収穫した。このししとうもナスと同じように遅く植えたので、10月の半ばからぼちぼち実り始めた。でももう冬だ。
 先日、ナスとシシトウを食べた。成長がとまったナスで、固いと思ったので包丁をいれて、油で素揚げをした。はじけないようにシシトウにも包丁をいれ、素揚げした。これを真っ赤ジャンとトウチジャンで炒めた。これがなかなかいけた。トウチジャンは中華調味料でやや甘めの味噌だ。真っ赤ジャンはNHKの「ためしてガッテン」で2ヶ月ほど前にやっていたのをみて自分でつくったものだ。赤唐辛子の辛味を抜いてつくった調味料でとてもいいダシになる。おどろくほどだ。
 この真っ赤ジャンについては、別に紹介したい。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大阪都構想の本当のねらい、岡田幹事長の指摘

2010年11月24日 21時59分12秒 | Weblog
 橋下さんの大阪都構想には疑問をもっている。そもそもなぜ大阪府に大阪市があってはいけないのか。大阪市があることでどれだけ市民が不利益、迷惑をこうむっているのか。これこれの問題があって、これをとりのぞかないとどうにもならないということがないと、大阪市をなくす根拠にはならない。
 そもそも、大阪市よりも大きい横浜市をなくして神奈川都にしないとどうにもならないという話はきいたことがない。愛知県の名古屋市、京都府の京都市、兵庫県の神戸市、広島県の広島市、福岡県の福岡市、北海道の札幌市でも同じ問題が提起されているなら議論の対象にもなるだろう。
 橋下さんは、府の中心地に大阪市があり、二重行政になっているという。二重行政とは何か。そんなものがあるのか。体育館、図書館などの公共施設が府と大阪市で二重になって、不経済だというのだろう。府の施設が便利な大阪市にあるのは当然だろう。でも詳細に見てみるとそれほど重なっているわけではない。府立体育館はナンバにあって大相撲の場所も提供している。橋下さんは以前これを撤去しようとして反発を受け撤回した。府立門真スポーツセンターは大阪市ではない。府立臨海スポーツセンターは堺市だ。これもつぶそうとしたが、中高校生の競技の手軽な会場だったので猛烈な反発をうけ撤回した。府立図書館は今は東大阪市にある。府立中之島図書館は中央図書館としての機能ではなく大阪関係の資料提供を主な仕事にしているから事情がちがう。詳しく見てみるとそれほど言うところの二重行政ということはあたらない。随分、府の施設が大阪市外にあるのだ。大阪市にあったとしても府民全体からするとそれは便利なことだ。大阪市民だけが得をしているから、府か市の施設のどちらかを撤去しようというのが橋下さんの考えだ。府立青少年センターはもうない。建物はこわされ、土地はもう売却されたはずだ。高校生や青年の文化発表の貴重なセンタ^だったのに。今は市立青少年会館だけだ。
 でも体育館や図書館などの公共施設が大阪市内で市立と府立が並立するのは不経済というのはあまりにせこい。単なるいいがかりだ。ありあまっているとはいえないだろう。
 では、橋下さんは、なにをねらっているのか。第1に大阪市のもっている権限とりあげる、第2に、大阪市の財源を府に吸い上げるということだ。権限では、地下鉄と港湾行政の権限が中心だだ。財源を吸い上げるのもこたえられない。
 民主党の岡田幹事長が、11月23日、大阪に来て率直にものをいった。わかりやすくそのとおりだと思った。「大阪都構想は、大阪市の権限を吸い取って府に持っていく印象をもつ。地方主権でもなんでもない」そのとおりだ。ことの性格は単純だ。
 大阪市民は住民サービス、福祉施策の点で確実に損をする。地下鉄と市バスが経営分離され、儲かる地下鉄は民間に売り渡され、赤字のバスの運賃が高くなり、バスのおもな利用者の老人は切り捨てられる。でも橋下人気で、ことの本質が知られていないように思う。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

尻無川にカモがきた

2010年11月23日 08時37分23秒 | Weblog
 さっき尻無川を見に行った。わたしの家からちょうど150メートルのところに、港区と大正区の境に流れているのが尻無川だ。
 寒くなってきたので、もうカモが来ているかなと見に行った。いたいた。数えると14羽。マガモのようだ。わりと大きく、とくにオスの緑色の羽根がきれいだ。けっしてきれいな川ではないが、カモたちはシベリアからの長旅の疲れを回復するために、しきりに川面にくちばしをつっこんで何かを食べている。わたしは、視力が0・01以下だし、メガネでも0・6くらいしかない。もっとすっきり見えたら、詳しく書けるのに。双眼鏡でもあればいいのだが。
 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

学校からの景色がきれい

2010年11月20日 10時55分13秒 | Weblog
 昨日は勤務日ではなかったが、時間割の曜日変更で学校に行った。サービスなので授業が終わったらさっさと帰った。暖かいうちに帰途に着くのも、なんかいい気分だ。第7芸術劇場か、シネヌーヴォで映画でも見ようかと思ったが時間があわないのでやめた。
 学校では、なんといっても五月山の風景がすばらしい。春もいいが秋もいい。紅葉する木は少ないので一面紅葉というわけではない。でも紅葉も黄葉もあり、澄んだ空気で常緑樹もくっきり見えて、山がモコモコした感じで有名画家の風景画を見ているようだ。
 3階渡り廊下から六甲・甲山のほうを見る。窓から手が届くところにある、赤く色づいたケヤキの葉があまりにもあざやかだ。鈍い茶色のまじった赤ではなく、にごりがない赤だ。ケヤキとしてはめずらしい。その横のケヤキは黄色の葉だ。少し黄緑もまじっている。同じ場所に植わっているのに見事な対照だ。三つ目のケヤキは茶色のまじった赤だ。これがふつうだ。渡り廊下を歩くたびに、ケヤキの紅葉・黄葉を楽しむことができて幸せだ。
 これが1階の渡り廊下となると、ケヤキの落ち葉が吹きだまっている。それが校舎の廊下にまで風で入り込んでいる。秋から冬の風情だ。
 わたしは、ケヤキや、ツバキ、それにクスノキの植わっている庭が気に入っている。去年、椿の実をもちかえって鉢に植えたら、冬を越して初夏に小さい芽をだした。今は6、7センチの苗木になった。実から木を育てるのは気が遠くなる時がいるのだ。
 このケヤキと椿の庭は下草として笹がはえている。落ち葉がつもって、夏から秋にかけては虫たちの鳴き声がよくきこえる。自然な感じの庭だ。
 南館に近いほうの庭は、下草がなく木の枝がよく刈り込まれて、日が当たるけど校舎の日陰にもなって乾燥しないので、苔がびっしりはえている。苔といっても、微妙に違いがあっていい風景だ。
 五月山と校内の小さな自然が心を癒してくれる。
 
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

樺島弁護士への脅迫事件と橋下氏の不謹慎発言

2010年11月20日 09時55分03秒 | Weblog
 昨日の(2,010・11・19)『朝日』夕刊に、樺島正法弁護士の事務所に4回にわたって「殺してやる」と脅迫電話が来ていたという記事があった。樺島弁護士は、橋下徹氏が弁護士になって最初に勤めた事務所で、いわば先生だ。樺島弁護士は、橋下氏がテレビで山口県光市の事件の弁護団に対する懲戒請求をあおったことをきびしく批判していた。このブログでもなんどもとりあげた。
 橋下氏があおった懲戒請求は却下されたが、逆にあおったことが弁護士資格と相容れないとして橋下氏が懲戒処分をうけた。2ヶ月の資格停止だ。その懲戒請求の代表人が樺島弁護士だったことをこの記事で始めて知った。
 「殺す」との脅迫は、まぎれもない犯罪だ。徹底追及すべきだ。
 びっくりしたのが、その記事での橋下氏の発言だ。「脅迫はあってはならないこと。」犯罪を糾弾する姿勢がいい加減だ。自然現象にたいする批評のようだ。 
 放置できないのが、「不平不満があれば、懲戒事由を調査のうえで、弁護士会に懲戒手続をとってほしい」といったことだ。樺島弁護士への不満を脅迫という手段ではなく、弁護士会に懲戒手続をとってほしいと、犯罪人にアドバイスしているのだ。なんというひどい発想か。被害者・樺島弁護士への配慮はない。逆に樺島弁護士への攻撃の仕方を指南するのだ。樺島弁護士に懲戒処分にあたることがないにもかかわらず、あたかもなにかあるかのように思わせて、調べて懲戒手続をとってほしいとけしかける。ちょうど、テレビで光市の件で懲戒請求をあおったのと同じだ。
 この記事を見て、こんな発言を放置していいのかとまたしても思う。
 これが、弁護士になって最初に教え、面倒をみてくれた先生に対する態度かと思う。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

わが家のナス

2010年11月16日 08時34分58秒 | Weblog
 家の前にナスを植えた鉢を2つ置いている。10月ごろからナスが実りだした。秋茄子だ。だが細くてなかなか大きくならない。初めに、太さも長さもバナナの半分くらいのが1本とれた。普通のナスではなく、長ナスだった。あとは実ったものはとても細い。先日も、その1本を収穫して野菜炒めに入れた。
 苗を植えたのがそもそも遅い。7月の初め頃だ。安いひょろっとした苗を花屋で買って植えた。ひょろっとしているくせに、いやに大きな葉を茂らせた。これは栄養をたくわえてどんどん大きくなるぞと期待を抱かせた。つぎつぎ葉が出てくるのが楽しみだった。茎も人差し指くらいあるだろうか、しっかりしてきた。
 でも花が咲いたのは秋になってからだ。紫色のきれいな花だ。すぐには実らなかった。やがてちゃんと受粉したのか、実るようになった。でも長茄子の超小型版だ。オクラよりは大きいという程度だ。
 今朝みたら5本もぶらさがっている。でも成長が遅い。なにしろ11月も半ばを過ぎている。寒くて茄子もつらいだろう。もうすぐ12月になるというのに、がんばっている。もう充分成長の日々を、紫の花を楽しんだ。ありがたい。
コメント (2)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「民間人校長不調」は当然  府教委の校長人事策の貧困

2010年11月13日 08時15分07秒 | Weblog
 『毎日新聞』2010・11・9に「民間人校長不調 ピーク92人→80人台に」という記事があった。公立学校の民間人校長の数が伸び悩んでいるという。企業経営の手法を導入するということで、大阪府教委も先頭をきって導入してきた。府教委は「進学実績を向上させるなど民間のマネジメント能力を発揮している」といっているようだが、学校を混乱させた方が多いのではないか。
 生徒への人権侵害や、教職員へのパワハラ、人事権の濫用などで歴史的に悪名をとどろかせた民間人校長もいた。恫喝と人事権で教師を動かし、実績をあげようとするなど、一般企業でも鼻つまみの管理職ではないか。マネジメント能力というが、それこそが問題なのだ。
 この記事では、文科省の担当者が、「経済団体に推薦された校長の評判が悪く、やめたところもあった」と率直に事実を語っている。杉並の和田中学校の校長だった藤原和博さんのコメントもおもしろい。「民間で人事・予算の権限を振りかざしてマネジメントをしただけの人が、校長になってもうまくいかない。」そのとおりだ。でも、府教委が期待したのは、予算はともかく、人事権をふりかざしたり、インフォーマル組織をつくったりして職員を分断し、手なずけるという手法をつかって経営するということだった。まさに企業として。しかし学校は企業ではない。高校でも指導困難な生徒がたくさんいる高校には民間人校長は配置しない。不登校や精神的な問題を抱えた生徒、生活習慣の乱れや、怠学傾向などを数値目標をふりまわして対応しても、問題は一歩もすすまない。問題をかかえた中学校でも同様だ。最近は、教員あがりの府教委経由の校長の中でも、民間の手法とやらをまねて強権的な学校の「経営」をするものが現れている。
 民間人校長のなかにも知性と人間味をそなえた人物もいたことを書いておかないと事実に反する。その人は教員評価システム(成績主義)の導入を前に悩んでおられたと聞く。
 校長に求められるのは、高い教育的識見、豊かな知性、あふれる人間味、そして教育者としてのリーダーシップだ(経営者としてではなく)。最近は、校長としてのこれらの資格を備えていない人を府教委は校長に据えたがるようだ。教職員あいてのマネジメントには意欲的だが、生徒相手に教育者としていい話を校長がふえている。校長は第1の教育者でなければならない。始業式、終業式などが校長にとっての数少ない教育の場面だが、それにむけて悩まない校長が多い。悩んで、本を読んで、時代と人生について生徒に語りかけるべきだ。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

容認できない橋下流エリート教育

2010年11月12日 08時36分45秒 | Weblog
 一昨日(2010・11・10)の『朝日』夕刊に「橋下流『英才』教育」という記事があった。来春には府立の10校(北野・豊中・茨木・大手前・四条畷・高津・天王寺・生野・三国丘・岸和田)を「進学指導特色校」に指定し、支援を強化する=特別扱いするというのだ。記事の中に、「府は毎年度、計約2億円を10校関連予算として計上する方針」とある。
 いままで、進学指導特色校について予算はどうなるのか知らなかった。知らされていなかった。すこしは付けるのだろうとは思っていたが、ここまで特別扱い=差別扱いするとは予想を超えていた。1校あたり2000万円だ。とんでもない金額だ。使い道に困るだろう。
 従来から府の予算削減によって学校管理費は減らされてきたが、橋下氏が知事になって一気に20%削減がかぶせられ、図書費も出張費もへって青息吐息だ。教務事務補助員も350人全員首を切られ、失業状態に陥っている。宿泊行事の付き添い勤務をするとお金を取られる(食事代として)。食事時間は勤務時間からはずすのならば、まだ筋が通るが、食事中も生徒指導の時間に組み込まれているのだから全く道理がない。
 それはさておき、上記10校の生徒にだけ、2000万円ずつ予算を上積みして手厚い教育をするということが、平等を建前とする公立高校であり得るのか。あまりにも明白な差別行政だ。その他の高校の生徒は軽く扱うということを表明したのだ。公立高校生徒のわずか3・6%の生徒だけをエリート育成ということで特別にお金をかける。もともと橋下知事には、鼻持ちならないエリート臭を感じていたが、ここまでやるかとの思いを強くした。
 これでも橋下知事に80%もの支持率をあたえるのか。府民の良識を問いたい。
 この夕刊報道をみて昨日の各府立高校では議論が沸騰しただろう。批判が噴出したことはまちがいない。私の社会科の部屋でも厳しい意見ばかりだった。生活上や学力上、さまざまな困難をかかえた生徒によりそって指導している多くの先生たちは怒りでいっぱいだろう。困難を抱えた生徒も社会人として独り立ちできるように指導することは、明日の日本と地域のためにとても大事なことだ。21世紀の日本は、格差がひろがり、社会に穴があいた状態だ。困難をかかえた生徒にこそ充分な手立てをしないと、日本の社会にあいた穴はもっと大きくなり、社会の崩壊につながる。3%のエリート教育に入れあげることの愚かさと、罪の深さは計り知れない。
 エリートではない多くの府民はどう考えるのだろうか。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もう年賀ハガキを買った

2010年11月09日 08時10分15秒 | Weblog
 いつも年末ぎりぎりに年賀状を出すのに、去年、今年と11月中に年賀状を買い込んだ。それというのも元の同僚の娘さんが郵政会社に就職し、ノルマを課せられているからだ。今年は今年で、ノルマの上乗せがあって追及が厳しいらしい。
 わたしはどこで買ってもいっしょだから、協力することにしている。
 でもどう考えても変だ。年賀状はどの家庭でも必要な分しか買わない。美味しそうなのでついとか、あるいは熱心にすすめられて、予定しないものも買ってしまったということはない。衝動買いはありえない。売れる量はきまっている。にもかかわらず、社員に過剰なノルマを課して締め上げるというのはどういうことか。郵便局に買いに行く人がその分減るだけだ。町角の郵便ポストのそばの小さな店のハガキの売り上げが落ち込むだけだ。なんのことはない、差し引きゼロだ。
 とにかく成績主義で社員を競わせ締め上げる。それ自体に目的があるのだろう。それによって忠誠心を点検する。激しい競争と締め付けについていけない人を排除することも狙っている。いやな感じだ。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

農業破壊のTPPをいそぐ菅内閣と朝日新聞

2010年11月05日 08時59分08秒 | Weblog
 菅首相、仙石官房長官、前原外務大臣らがTPP(環太平洋戦略的経済連携協定)参加にまえのめりになっている。朝日新聞主筆の船橋洋一氏もだ。いずれも正真正銘の新自由主義派であることを示した。
 例外なき関税撤廃を目標にする。だが農業に大打撃を与えるのは目に見えている。低い食料自給率をさらに下げることになる。今後世界的に気候異変のもとで、食料生産に異変が起こることが誰にでも予想できる時代に、農産物は輸入というのはばかげている。
 日本の農産物の平均関税率は11・7%。EUが19・5%、アルゼンチン32・8%。朝日の船橋が、農業の体質改善に成功した韓国と失敗した日本という、その韓国は62・2%。日本にこの面でも指図をしているアメリカでも5%。アメリカも大事な乳製品などでは関税をかけているのだ。穀物・牛肉など他の農産物で日本などに圧力をかけているが。
 農業については世界すべてで地産地消が理想だ。これでいかないと21世紀後半の地球はもたないことは明らかだ。世界のすべてのひとの食料をまかなうことが最優先だ。だとすると、どの地域の農業もつぶしてはならない。すべての国の農業を発展させなければ人類は生きていけない。
 だのにこの自由化の脅しはなんだ。農業など第1次産業1・5%のために、98・5%を犠牲にするのかという財界大企業の脅し。日本の輸出大企業のために、農業を差し出す。これは日本の経済のまとまりのある発展を考えず、国民経済の観点をすてたとんでもない発想だ。自分達の利益が第1で、北海道をはじめとした農業地域の経済、食糧問題の将来、さらには世界の食糧問題の展望を考えに入れない視野の狭いものだ。
 見過ごせないのは、朝日新聞の主筆(読売の主筆制度が社論を右翼化させていったこと忘れてはいけない)の船橋氏が、11月3日、TPP推進をあおっている。「民主党政権が過去20年の自民党のように保護主義に立てこもるようであれば、何のための政権交代であったのか」「少なくとも自民党は、20世紀後半の日本とアジアの繁栄の土台となった日米同盟をつくった。民主党は、21世紀の自由で開かれたアジア太平洋の基盤となる経済同盟をつくるべきである。」いまや安保条約の条文にさえ違反する世界展開の日米軍事同盟を賛美し、さらに日米の独占大企業の利益のための新自由主義体制を完成させよというのだ。そのための民主党政権なのだと。
 素朴に国民がねがった民主党像とはちがう。本当の姿がいま目の前に現れている。朝日は主筆のつくる社論にひっぱられてその後「開国を問う」というシリーズで推進の論陣を張っている。注意しなければいけない。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

瓦葺きの職業訓練廃止

2010年11月04日 06時38分50秒 | Weblog
 私の家の裏には野球の運動公園、大阪木材相互市場、大阪市のゴミ焼却場などがある。そこに環状線から分かれた臨港線があった。埠頭近くまで伸びていた。終点は浪速駅だった。倉庫群との運搬の役を担っていた。また中国侵略の兵隊を運んだ歴史ももっている。だがいまは廃線となっている。
 その臨港線と道路にはさまれた狭い土地に、職業訓練施設があった。大阪職業訓練所実習屋根というものだ。六畳くらいの小さな平屋の家と、屋根だけが地面に設置してあった。屋根に日本瓦を葺く訓練施設だ。土をこねて屋根に乗せ、その上に瓦を葺いてゆく。昔風の瓦葺きの技術を教える。
 でも阪神淡路大震災以後、関西では伝統建築は完全にすたれた。だから瓦葺き職人も必要なくなった。そんなことで瓦葺きの職業訓練も不要になったのだろう。ときどき土をこね、瓦を屋根にのせ針金で瓦を固定する実習をしているのを見た。
 その施設が1ヶ月ほど前姿を消した。長い歴史をもつ瓦葺きの技術ももう必要とされなくなった。これも時代のうつりかわりだ。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大阪都構想評価ゼロ 東京23区長

2010年11月01日 18時57分39秒 | Weblog
 『毎日新聞』(2010・10・19夕刊)の「大阪都構想評価ゼロ・東京23区長に聞く」という記事はヒットだった。橋下知事が騒ぎ立てている大阪都構想は、その詳細が明らかにされていないにもかかわらず、マスコミにさかんに取り上げられて橋下人気をつくるあらたな、しかも来年4月の選挙まで引っ張ることができる格好の材料となっている。
 限られた範囲であきらかになっている構想をもとに東京の区長たちに評価をしてもらったのがこの記事だ。区長たちは大阪都構想を評価するという人はひとりもいなかったというのが興味深い。つまり、現に都の特別区をあずかっている責任者の声だけに重みがある。現実の東京都の制度にも問題が多いと考えているからだ。つまり権限と財源が知事に集中し、特別区が自治体としての体裁を充分になしていないからだ。こここそ橋下氏が狙っているところなのだ。権限と財源を都に、知事に集中して、世界の都市間競争に打ち勝つというのだ。でもその方向に財源を集中すれば、地租自治体である特別区はスカスカの大した力を持たないものに転落してしまう。大阪市と堺市が10程度の特別区になるとして、その権限と財政力は現在に比べてがた落ちになることは明白だ。住民にとって何の利益があるのか。
 現に都政のもとで特別区を預かっている人たちの評価には耳を傾けなければならない。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする