山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

2015年 わたしの3大ニュース

2015年12月31日 21時01分46秒 | Weblog
 2015年は、私にとってそれなりに充実はしていたが、つらい年だった。
 3大ニュースの第1は、椎間板ヘルニアと帯状疱疹に見舞われたことだ。2月半ば左腰に激痛が走った。以後3か月、右向きでしか寝られない、上向き左向きにはなれない状態が続いた。近くの整形に通ったが、レントゲンでは腰椎の間隔は正常。別の病院でMRIを撮ったところ、椎間板ヘルニアと判明。椎間板がグニュッと突き出て神経をへこませている。このころ10メートル歩くと痛くて立ち止まってこらえる、また少し歩くという状態だった。手術でないと無理だと思ったが、手術しない保存療法が基本らしい。だが、左腰・左尻・左股関節が痛い。快方に向かったのは、4月半ば、みなと診療所理学療法士の潮田先生の治療を受けてからだった。ここで詳細は書けないが、治療方法をさぐるための型どおりではないやり方にびっくりした。6月半ばには、ふつうに長い距離を歩けるようになった。だが、左つま先が右足の半分しか持ち上がらない。力がない。左足親指がまったく持ち上がらない。つま先立ちをする力は右と同じだけあるが。最終的にはこれは後遺症として回復しないと確定した。潮田先生は8月末まで足首・親指回復の方法を試みたが、ここで治療を終了した。
 いまはスロージョギングができる状態だ。いまも毎日、治療中とおなじく股関節・腹筋のトレーニングをつづけている。
 椎間板ヘルニアは苦しんだ末になんとか回復したのだが、12月1日からとんでもないものが襲いかかってきた。帯状疱疹だ。口唇ヘルペスは若い時から疲れたら出ていた。だがこれは初めて。左半身、背骨から腹まで8センチ幅の赤い帯が斜めに走った。尾形光琳か友禅流しかという風景だ。ウイルスは薬で抑え、症状は「枯れた」状態になったが、重大な後遺症が残った。ウイルスが神経組織を破壊し、脇腹の腹筋すなわち腹斜筋への電気信号が送れない状態になった。腹斜筋は脇腹のコルセット状の筋肉で、これでウエストのくびれができている。ところがここに信号が行かなくなったので、腹斜筋はだらんと伸びだ状態になっている。だからウエストのくびれとは逆の、内臓が外にぐっと押し出した状態になった。左わき腹がボヨンと出たままだ。見苦しいことこの上ない。それよりも体全体が締まらない。困ったことに、左腰の一部に痛みがでてきた。あきらかに体のバランスが崩れてしまった、とくに腹斜筋がゆるんでいるので腰の筋肉バランスが崩れたのだろう。ここ数日、1日に何度も、ドローイングを中心とした股関節・腹横筋・腹斜筋トレーニングをしないと、抑えられなくなっている。
 そんなこんなで、2015年は身体の異変に見舞われた年だった。神経の回復には数か月を要するそうなので、新たな腰痛の波を抑え込む自主トレをしながら、回復を信じるしかない。神経回復を助けるビタミンB12を処方してもらっている。
 第2は、安保破棄大阪実行委員会の50年史を書く仕事に追いまくられた年だった。これは2014年から書いているのだが、思うよう進まず、今年は追い詰められて、この冬は少しの気のゆるみも許されない地点にいる。2月初めから印刷所へ順次出稿し、2月末にはすべて出し終わる予定だ。これは遅らせることはできない。他の執筆仲間と励まし合いながらやっているので必ずゴールにたどり着けると思ってはいる。でも35年分を担当しているので重荷であることは確かだ。大晦日時点で、あと6年分が未執筆だ。10年前に比べて、集中力、継続力の衰えがひどい。毎日のように自分を叱咤激励しないとつづかない。
 第3は、橋下維新とのたたかいだ。5月17日の住民投票はひとつのテーマでの、縛りのない運動ができたこともあり、勝利できた。大阪都構想なるものを明確に否決した。一応、引退を言わしめる成果をあげた。秋の選挙ではさまざまな困難があり、敗北した。でも5月の勝利がなかったら、状況はもっと悪くなっていただろう。
 5月住民投票への1か月は椎間板ヘルニアとのたたかいをしつつ、橋下独裁への異議申し立ての1か月だった。
 2015年は、映画にもほとんど行かず、本を買うのも抑制し、いろんな荷物を背負ってなんとかここまできた。あと2、3ヵ月、自分をコントロールして目的に到達しなければならない。
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いい古本屋がまたなくなった

2015年12月30日 21時49分55秒 | Weblog
 日本橋の国立文楽劇場の千日前通りをはさんだ真向かいに、わりと大きい古本屋があった。おじいさんが一人で忙しく立ち働いていた。客も多かった。
 ところが昨日29日、年末恒例の黒門市場での買い出しに駐車場に車を止めようとしたら、なんとその横の古本屋が居酒屋に改築工事をしているではないか。
 店主は、文楽劇場の向かいということもあったのか、橋下徹をきびしく批判していた。この本屋は芸術芸能関係に強い本屋だった。各種画集をそろえ、映画関係、かつてのスターの写真、浮世絵にいたるまでとりそろえていた。もちろん店の前の台には100円の本が山と積まれ、わたしもずいぶんお世話になった。
 街に、うるおいと文化の香りが、またなくなったように思う。
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「琉球新報」の宜野湾市長選世論調査に注目

2015年12月30日 20時59分06秒 | Weblog
 『琉球新報』(12月29日付)の宜野湾市長選挙(2016・1・24投票)世論調査に注目した。
 争点の普天間基地問題では、「県外移設」が36・4%、「無条件の閉鎖・撤去」が20・9%、「国外移設」が13・8%で、合計すると70%を超える。一方、「辺野古移設」は11・1%にすぎない。「辺野古以外の県内移設」は2・5%、「わからない」が15・3%だった。普天間の危険を辺野古に押し付けるという考えをほとんどの市民がしていないという点に感動した。安倍首相や菅官房長官は、「世界一危険な普天間を放置していいのですか、辺野古移設をしなければ普天間はそのまま固定化されます」と下手な脅しをかけているが、宜野湾市民は、もうすでにそれを乗り越えていることを示してくれた。自分が嫌なものを人に押し付けて楽になるのは人の道ではないと。
 菅官房長官が、普天間跡地へのディズニーランド誘致がすぐにでもできるようにいって、宜野湾市民をたぶらかして、市長選挙に勝利しようと大芝居を打った。だが彼らのいうのは、辺野古に新基地を完成させてそのあと普天間を返還する、そのあとディズニーランドの可能性もあるというシナリオで、ひとをたぶらかす与太話以外の何物でもない。なにより、県民の固い意志は辺野古に新基地をつくらせないというところにある。
それでも選挙になると経済振興策の札束で頬をたたいてきた歴史がある。基地の是非を問う住民投票と経済問題を含む選挙との違いには苦い歴史がある。しかし名護市長選挙、知事選挙ともに札束に負けない良識がしめされた。来る宜野湾でもそれを期待したい。
わたしは宜野湾市長選挙に応援に行きたいところだが、安保破棄大阪実行委員会の「50年史」を書く仕事に追いまくられ、ストレスに耐えられるかどうかの瀬戸際にある。名護市長選、知事選につづき、歴史をつくる活動に加わることができたらいうことはないのだが、今回は自分の仕事をやらなければならない。
沖縄県民、名護市民、宜野湾市民は21世紀の日本の行方をさししめす行動をしている。これにくわわること、あるいはカンパを送ることは、日本に住む者にとって大切なことだ。沖縄のためにではなく、日本全体のために沖縄県民と歩みを共にするということだ。
名護市長選・知事選・宜野湾市長選は首相官邸の指図による政府全面介入の選挙だ。当然、官房機密費なる税金を億という単位でつぎこむ。税金を自民候補のためにばらまくのだ。もちろん違法行為だ。だが機密費は出金記録も領収書もいらない黒い金だ。4年前はこれで宜野湾はひっくり返された。オール沖縄の勢力は、同じ轍を踏まないために総力を挙げるだろう。
全国からできることをしようではないか。
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慰安婦問題での日韓合意、不可逆的解決はむしろ安倍政権をしばる

2015年12月29日 14時47分41秒 | Weblog
 日韓両政府は28日(2015・12・28)、ソウルで外相会談を行ない、慰安婦問題で合意した。
「慰安婦問題は、当時の軍の関与の下に、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題であり、かかる観点から、日本政府は責任を痛感している。安倍首相は、日本国の首相として改めて、慰安婦としてあまたの苦痛を経験され、心身にわたり癒しがたい傷を負われたすべての方々に対し、心からおわびと反省の気持ちを表明する。」とし、韓国政府が設立する財団に日本政府が10億円を拠出することとした。韓国と日本はこれで問題が最終的かつ不可逆的に解決されることを確認した。
93年の河野談話、95年の村山談話発表以後、安倍晋三を筆頭とする極右勢力が猛烈な反動攻勢をかけ、歴史を書き換える運動をおこしてきた。この勢力が日本政治を壟断し、アジアの不安定要素つくり出してきた。韓国政府も国民も反発するのはもっともだった。
 今回、合意の内容は河野談話の線を再確認したということであり、とりたてて問題にするようなことではない。産経新聞・読売新聞などは、「不可逆的解決」というところだけにとびついて、韓国朴政権の手を縛った、これからの出方が見ものだ、みたいなことをいうが、わたしは逆だと思う。
 すなわち、不可逆的解決は日本をも縛っている。むしろ日本、日本政府、日本の右翼ジャーナリズム(産経・読売を含む)を縛る問題なのだ。安倍首相の政府・自民党はもとより、右翼ジャーナリズムがこの合意をくつがえす、歴史を書き換える動きをつよめるならば、安倍首相はこれを批判する責任が生じた。日本は言論に自由があるから言論統制はできないが、歴史をくつがえす動きに対して安倍首相はどういう態度を取るのかと問われたら、合意の精神に立って明確に歴史修正主義を批判しなければならなくなった。つまり、昨日までの安倍自身を今日の安倍が批判否定しなければならないのだ。
 これまで河野談話の否定、慰安婦問題の否定など右翼ジャーナリズムのやりたい放題だった。それはバックに安倍自民党政権が後押しをしていたから。国民世論にもずいぶん悪い影響を与えてきた。良識・知性・人間らしさを日本人の歴史意識から削り取ってきた
 これに歯止めをかけることができる。歯止めをかけると安倍首相は宣言したのだ。
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『毎日夫人』2016年1月号の「諏訪哲史のうたかたの日々」

2015年12月23日 13時19分55秒 | Weblog
 『毎日新聞』の読者に配られている月刊誌『毎日夫人』の2016年1月号(第672号)のエッセーに注目した。この雑誌の巻頭に07年の芥川賞受賞作家・諏訪哲史さんの文章が掲載される。毎号楽しみにしている。
 今号のテーマは「中立と偏向」だ。
 18歳選挙権を前に、主権者教育の中立性が政府筋からしつようにもとめられる
「彼もまた血の通った生身の人間である教員が、相反する意見の間の真の中立、真の公平など実際可能だろうか。僕は不可能だとおもう。真に中立でありたければ意見を放棄することだ。仮面をかぶり沈黙することだ。・・・『先生はどう思います?』と聞かれ、『さあね』とうそぶくなら教員など必要ない。生徒らは・・・大人のひとりとしての意見が聞きたいんです、そう思っている。僕も昔そう思っていた。・・・教え子と四つに組むように激論してくれる人間らしい先生を僕らは信頼した。」
 諏訪さんの意見に賛成だ。中立を踏み外すと処罰するぞという脅しの下では、生きた教育はできない。諏訪さんがいうように生身の人間として語りかけることが心に届く。自分をさらけ出さずに教えるのは信頼にかかわる問題だ。
 わたしは自分の意見も披露しながら授業をすすめた。だが押し付けはしない。まして点数でどうこうなど絶対しない。あたりまえだ。ずいぶん前、生徒から「自分の意見を言わない先生もいるが、率直に言ってくれる方がいい」といわれた。意見を披露するといっても、そのほとんどは、人権や民主主義にかかわるもので、憲法的価値そのものだ。なにも政党支持の問題ではない。政党支持・不支持を授業でもちだすなどありえない。政府の牽制は度を越している。
 退職した友人が母校の大学に聴講生として入った体験を話してくれた。スペイン語の学び直しだ。成績優秀で90点前後の点数をとったらしい。ところがある非常勤講師が、安倍晋三・稲田朋美ばりの右翼思想をとくに歴史修正主義の見解を授業中にしょっちゅう語ったらしい。たまりかねて友人は、正面から反論をのべた。年度末の試験で、ばっちり答案を仕上げたのに、なんと合格ではあるが最低点をつけられた。他の科目は90点前後の成績だ。あきらかにその教師は自分の意見に反論をした生徒を差別的に採点したのだ。これは教師の風上にも置けない例だ。教育の原理原則を全く知らない、人間的にも話しにならないケースだ。
 これは諏訪さんのいう生身の人間教師論とは質の違う問題だ。押し付けではない、生身の人間としての教育が18歳選挙権の時代にこそ求められると思う。




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安倍、改憲お先棒かつぎ橋下をねぎらう

2015年12月21日 09時59分19秒 | Weblog
 19日(2015・12・19)、安倍首相は永田町ザ・キャピトルホテル東急の日本料理店「水簾」で橋下徹(大阪維新の会前代表)を招いて「慰労会」おこなった。じつに3時間半近くに及んだ。松井一郎、菅義偉も同席。6月にも3時間会談した。
「慰労会」とは、大きな仕事のあと上司が部下に、よくやったと労をねぎらうためのもので、その逆ではない。安倍に褒めてもらおうとぺこぺこする橋下の姿が目に浮かぶ。
 安倍が翁長知事との会談を逃げまくり、20分くらい会うのに4か月もかけたのと、えらい違いだ。「よしよし、お手」というのをやりたいのだ。
 改憲をめぐる意見交換会だとみられていたが、菅官房長官が20日、そのことを追認した。安倍に褒めてもらうとはしゃぎまくる橋下だ。改憲の先兵、お先棒かつぎをうれしがってやるのが橋下だ。大阪にはその本質を知らない人がまだまだ多い。
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ヘルペスその後(3)

2015年12月19日 09時55分32秒 | Weblog
 きのう皮膚科へ行った。よくなってきてますねといわれた。たしかに背中から腹にかけての2本の友禅流しは、枯れて色が薄くなってきた。
 でも触れると皮膚表面に走る痛みは残っている。また脇腹の筋肉がゆるんで、内臓が横に飛び出しそうになっているのも変わらない。筋肉への神経の回復は時間がかかるそうだ。時間がかかっても完治するとの保証はない。体の自動調節機能の一部が機能不全を起こし、見た目にもバランスの崩れた体になってしまった。ぼちぼちやろう。
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島尻安伊子沖縄担当相が脅迫的言辞

2015年12月16日 12時19分43秒 | Weblog
 島尻安伊子沖縄・北方担当相が15日の記者会見で、来年度の沖縄振興予算について、辺野古新基地反対の翁長知事の姿勢が予算額に影響するかを問われて、「全くないとは考えていない」とのべた。重大発言だ。照屋寛徳衆院議員が「翁長知事とウチナンチューに対する脅迫であり、恫喝だ。わたしたちは負けるわけにはいかない」と批判したのは当然だ。
 地方自治、沖縄県民の人権の立場から辺野古埋め立て承認を取り消したのに対して、国に逆らうものには予算をやらんぞというのだ。地方自治否定の脅しそのものだ。
 多くの国民が沖縄は他県よりも多くのお金を「沖縄振興予算」という形でもらっていると誤解している。翁長知事は「代執行訴訟」の「陳述書」において、「沖縄は他県に比べて莫大な予算を政府からもらっている、だから基地は我慢しろという話もよく言われます。振興予算3000億円とかいわれるため、多くの国民は47都道府県が一様に国から予算をもらったところに沖縄だけ3000億円上乗せしてもらっていると勘違いをしてしまっているのです。都道府県や市町村が補助事業などを国に要求する場合、沖縄以外では、自治体が各省庁ごとに予算要求をおこなうのが通常の流れです。しかし、復帰までの27年間、沖縄県は各省庁との予算折衝を行えず、国庫補助事業はありませんでした。」アメリカの植民地支配のもとで、沖縄のインフラはじめ様々な政策は大幅に立ち遅れていた。「復帰に際して、これらの課題を解決するために、沖縄開発庁が創設され、その後内閣府に引きつがれ、憲や市町村と各省庁の間に立って予算の調整、確保にあたるという、沖縄振興予算の一括計上方式が導入されました。しかしながら沖縄県が受け取っている国庫補助金等の配分額は、全国に比べ突出しているわけではありません。例えば、県民一人当たりの額で見ますと、地方交付税や国庫支出金等を合わせた額は全国6位で、地方交付税だけでみると17位です。・・・ですから沖縄は3000億円も余分にもらっておきながらというのは完全な誤りです。」
 島尻大臣が、いうことをきかないと減らすぞと脅すのは法治国家の土台を崩すものだ。全国6位の国からの補助金額で、圧倒的な基地負担を受け入れるのは当然だという理屈が、いったいどこからでてくるのか。オスプレイの基地として佐賀空港を使おうという政府の方針に地元自治体が反対したら、安倍内閣はこれをうけいれて、押しつけをやめた。だが沖縄だけは、地方自治を盾に拒否するのを、外交・防衛に口出すするのは許さないと、強権的に押し付けている。みごとなダブルスタンダードだ。その先頭に提灯をもって小走りするのが、沖縄選出参院議員で大臣にまで引き上げてもらった島尻女史だ。元民主党那覇市会議員で、国政選挙で安倍に媚びをうって自民党に鞍替え当選、普天間県外移設を主張していたのを石破大臣の前でうなだれて態度を変えたら、いつのまにか大臣だ。そんな人物の脅迫・恫喝に、翁長知事も沖縄県民も屈しない。
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消費税軽減税率騒ぎの陰で大企業減税を隠ぺいするマスコミ報道

2015年12月14日 18時00分26秒 | Weblog
 連日、消費税の軽減税率をめぐって自民公明のやりとりがにぎにぎしく報道されている。外食は除く食品全般ということで決着したようだ。当初予定したよりも1兆円の減収になるという。このやりとりは、はじめから最後まで選挙対策だ。
 一方で、安倍内閣は法人税率を13年度37%だったのを、14年34・62%、15年32・11%にし、来年度には29%台にする方針だ。13年から15年で2兆4千億円もの減税をしている。さらに減税をすれば4兆円近くの大減税になる
 そもそも法人税は、合法的な税逃れをしたあげく、もう逃れようがない黒字額に対してかかる税金だ。企業活動を苦しめるものでは決してない。年金に対してもかかる所得税とは性格が違う。労働者や年金生活者にかかる所得税は、生活費を削り取る性格のものだ。わたしなども月18万、介護保険天引きで17万5000円くらいの年金に税金がかかる。当然貯金を取り崩しての生活になっている。法人税は隠しようもなく余った黒字に対する定率の課税だ。
 政府は法人税減税による不足分を企業に対する「外形標準課税」の強化でおぎなうといっている。これは事業規模に応じて赤字企業に対して課税するものだ。利益に対して課税するのではなく、赤字でも課税する。一方で、黒字が多すぎて、内部留保がふえすぎてどうしようもない企業には減税をする。安倍内閣は誰のための政府かはっきりしている。世界一企業が活動しやすい国にすることを目標にしている安倍首相。
 すでに大企業の内部留保が300兆円を超している。政府が、法人税率を下げれば投資に回るというのは、まったくのウソだ。大企業は投資資金がなくて困っているのか。そんなことはない。余剰資金を腐るほど積み上げているではないか(内部留保がすべて現金・換金性のものではないことを分かったうえでも)。超低金利のもと、0に近い金利で資金調達もできる。法人税減税で内部留保がさらに増える結果が出れば、この政策がまちがいなことははっきりする。やらなくてもわかっているが。
 今現在の問題は、マスコミが軽減税率騒ぎに国民全体を巻き込んで、あわよくば「自民とう公明ありがとう」という情勢を作ろうということだ。軽減税率で1兆円を騒ぐならば、法人税減税で巨額の減収が生まれることをなぜ騒がないのか。マスコミというものが政府財界の茶坊主であることを示している。
そもそも消費税導入以来すでに300兆くらい徴税がやられたが、社会保障はすすんだか? 国の借金は減ったか? いずれもノーだ。国民からしぼりあげた消費税はほとんど法人税減税の財源に使われた。さらに高額所得者の所得税減税に。なんのことはない。大企業・金持ち優遇のための資金源にされたのが消費税なのだ。ところが多くの国民は借金返済と社会保障のために使ったと思わされている。これが21世紀の文明国の現実だ。
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ヘルペスその後(2)

2015年12月13日 17時53分07秒 | Weblog
 帯状疱疹は表面的にはおさまってきたが、おとなしく引っ込んでくれない。後遺症が問題だ。わたしの場合、腹筋に作用する神経が障害された。まえにいった皮膚科では、お腹の横にサツマイモ状の膨らみがあるのを訴えたら、神経の深いところからヘルペスが動いている表れとの説明だった。抗ウイルス剤の投与も終わった。
 ところがサツマイモ状の膨らみがどんどん大きくなり、サツマイモ3本くらいになった。11日、比較的近い九条の倉知皮膚科にいって診てもらった。すると、膨らみは後遺症の一形態で、神経が障害されて腹横筋?への電気信号が出なくなった結果だという。ふだんは四六時中信号を出して腹筋をしゃきっとさせている。ところがこれがダメになって、筋肉がだらーっとした状態になっている。その結果、内臓が重みで横へはみだしてきたということだ。困ったものだ。
 治るのかと聞けば、2、3か月から半年かかるらしい。絶対治るというわけでもない。神経が回復するのはむずかしい。椎間板ヘルニアでの神経痛などの克服にやはり半年かかったし、回復しないと宣告された神経もある。
 毎日、椎間板ヘルニア対策のトレーニングをつづけてきたが、その中心テーマに腹筋強化がある(腹筋・腹直筋・腹横筋)。これを引き続きやることがマヒした腹筋神経の回復につながるのだろう。ヘルペス発症以来、びっくり仰天で、トレーニングがあまりできていなかったが、基本にたちかえって股関節周りのトレーニングにとりくもう。
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首相官邸の謀略的な動き

2015年12月09日 23時00分15秒 | Weblog
 安倍首相官邸は、じつに謀略的な動きをする。 
 ちょうど去年の今頃、首相官邸菅官房長官が創価学会本部を動かして、政治的には死んでいた大阪都構想を泥沼から引き揚げるという謀略をおこなった。大都市法によれば、議会での承認と住民投票での承認が成立の条件だった。議会では否決された。したがって住民投票にはすすめない。これでおしまいだった。ところが学会を動かして、公明党大阪府市議団を賛成にまわらせ、もういちど議決をやり直させた。追い詰められていた橋下は、専決という不法な行動に出るしかなかった。もし専決をおこなえば、橋下は汚濁から抜けられない暗黒政治家の烙印が押され、政治生命は終わっていた。首相官邸はそこから橋下維新を救い上げたのだ。謀略行動で。
 首相官邸は、辺野古に強権的に基地をつくるために、市民の後押しで頑強に抵抗している稲峰市長の頭越しに、地方自治をふみにじって、特定の三つの集落に3000万円のお金をばらまく決定をした。自治の破壊そのものだ。第2の謀略。その一方で、キャンプシュワブのゲート前ですわりこみをして、非暴力でたたかっている人たちに機動隊(東京から送り込んだ)をけしかけて、暴力的に逮捕した。
 今日(2015・12・9)、首相官邸は、来年1月の宜野湾市長選挙に露骨な介入をはじめた。その中身が謀略的なものだ。もともと革新・伊波市長を擁していたところだったが、この世のものかと目を疑う金権買収選挙で、4年前、いまの佐喜眞市政に変わった。選挙最終盤の夜、多額の現金をもった男たちが、市内の飲み屋を回り、客みんなの勘定を代わりに支払ったのだ。数千万から1億円はばらまかれただろう。そして選挙結果は首相官邸の思い通りのものになった。資金はどこからでたのか。官房機密費しかない。出金記録を残さなくていい、領収書をとらなくていいという、まさに謀略活動のための資金なのだ。日本政治の暗黒中の暗黒部分だ。何に使ってもいい、自分のポケットに入れてもいい、気に入った人間に配ってもいい。この金をとりしきるのが官房長官だ。官房長官室の金庫にいつも数億円は入っている。
 来年1月24日の宜野湾市長選挙は翁長知事とともにたたかうシムラ恵一郎さんが出る。シムラさんが勝てる条件はある。首相官邸は酔客に金をばらまくだけでは負けると思ったのだ。じじつ去年末の知事選では、買収選挙に県民は屈しなかった。そこで官邸は考えた。辺野古に新基地をつくって普天間基地をあければそこにデイズニーランドとホテルを誘致するという話をすすめ、発表したのだ。あきらかに一地方自治体の選挙に政府が介入したのだ。市民の票を買収するあらたな手だ。古代ローマのパンとサーカスと同じだ。翁長知事が辺野古の新基地工事を認めないから工事が進まない、だから普天間の返還がすすまない、となると普天間のデイズニー開発も進まない、安倍政権と協調する今の市政でないと未来はないよという宣伝をするのだ。直接的買収よりすこし頭のいいやり方だ。デイズニーは前から沖縄への進出に意欲を示していた。でも自民党政権の道具に利用されては夢見心地が悪いだろう。
 こんな謀略に負けない市長選挙にしなければならない。
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青春の上六・天地書房がなくなった

2015年12月07日 21時39分24秒 | Weblog
 上六のハイハイタウンに広い店を構えていた天地書房がなくなっていた。専門的な歴史書をそろえていた立派な古書店だった。外大が上八にあったころは狭く細長い店だったが、いつのまにか広い店に成長していた。頼りになる古書店だった。青春の思い出といっしょだった。
 決してつぶれないと思っていたのに、時代の流れか。ただしなんばの天地書房はつづいている。しっかりした古書店がたくさんあることが都市の格を表している。そういう意味でも残念だ。
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ヘルペス その後

2015年12月07日 21時13分40秒 | Weblog
 上六の皮膚科に行ったところ、落ち着いてきたとの評価をいただいた。抗ウイルス剤はもう飲まなくていいといわれた。1週間で打ち切りだ。抗ウイルスの塗り薬は引く続き塗る。
 「痛くないですか?こんなにひどいのに、ほんとに痛くないですか」といわれたが痛くない。「みんな痛くて苦しむのに奇跡ですね」と。ただ体がややだるい。あと3週間くらいできれいになるでしょうといわれた。このまま跡が残ると困る。
 まあ、見通しができてよかった。
 帰りに、黒門に立ち寄った。以前半分が外国人と書いたように思うが、今日はなんと8割は外国人だった。このまま年末になったらどうしよう。正月の買い出しが。ホタテの殻付きの大きいのを買った。550円。特大貝柱とひもを刺身にした。わたはバター炒めに。今年はホタテが中国への輸出増で値段が上がっている。
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橋下のやり方は許せない

2015年12月06日 09時59分22秒 | Weblog
 大阪市長でありおおさか維新の会の代表の橋下徹氏の政治手法は許せない。
 そのひとつは、平気で、意図してウソをつくことだ。市長選で教育費を5倍、6倍にしたというウソは最近のものだ。わたしは、住民投票での住民説明会で、二重行政問題で大阪府大・市大の無駄遣いはなく、逆にモデルにしている首都大学東京よりもずっと効率的な財政で貢献していることを示して質問用紙を出した(質問には返答するといったので)。ところが投票直前に送られてきた返答は、わたしの示した数字は事実ですねと確認を求めたのに無視を決め込んで、二重行政論批判には論点をずらした回答をしてきた。まったくずるい。動かぬ事実(府市の行政資料)を認めることさえしない。そのうえで、デマを飛ばす。
 もうひとつは、ひとを侮辱することだ。例は、8年間で数限りない。こんどの選挙では柳本あきら候補を、橋下は「ふにゃ本」といったり「ふにゃふにゃ柳本」といって侮辱・攻撃した。テレビでも放映された。放映したテレビ局も見識が問われる。柳本氏は優しい語り口だが、ふにゃふにゃではない。住民投票の時、反対派の市議代表として柳本氏が出て、賛成派の市議の代わりに橋下がでて(橋下は維新の市議を絶対に出さなかった、負けるから)何度かテレビ討論がおこなわれた。そこでは柳本氏は五分五分で渡り合った。詭弁家橋下と渡り合うのは尋常なことではない。だからふにゃでもなんでもない。しかし、選挙になったらふにゃ本だと侮辱し、ののしるというより、笑いの対象にしようとする。あまりにずるい、悪質だ。
 日本では「平家物語」の昔から、敵の武将に敬意をあらわすのが作法だった。選挙の相手を侮辱するのを選挙手法のひとつに位置づける政治家を橋下以外に知らない。
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ヘルペス満開

2015年12月06日 08時48分32秒 | Weblog
 先週月曜日、背骨に発疹がひとつ見つかり、火曜日これが横並びで5つにふえた。これは帯状疱疹だと思って、受診した。抗ウイルス剤と塗り薬をもらった。抑え込めるかなと思ったのは甘かった。
 木曜、金曜、土曜と花盛り。幅8センチくらいの赤い発疹の集合体が左半身を斜めにふたつ流れをつくっている。尾形光琳の絵のようだ。でもひと様には見せられない。 
 だが今日、日曜日、その赤い流れがやや赤茶色に変化してきた。かさぶたになろうとしているのか。もう少しのがまんだ。薬が切れるので明日もう一度受診しよう。
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