山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

銀杏がきれい

2008年11月30日 06時49分57秒 | Weblog
 昨日、朝から学校にいって仕事した。学校がこの3月でなくなるので、72年の歴史を書くという仕事が課されている。最後の卒業生を送り出すとともに、北野定時制が戦時中・戦後はたしてきた役割、生徒のすがたなどを記録に残すことが、学校としての最後の仕事になるのでとりくんでいる。
 家ではどうしても、重たい課題から逃げて、いくつもの新聞をすみからすみまで読むとか、あとまわしにと思っていた雑誌や本に手がのびる、さらには寝転んでテレビをみるということになる危険がみえみえだったので、学校にいった。全日制も試験直前で、中学生への講演会があったようだが、生徒がおらず静かだった。
 何より、天気がよく、空気がきれいだった。
 淀川通りの小ぶりの銀杏がもう山吹色になっていた。十三公園の銀杏は本数も多く、なかなかの見ごたえだ。まだ黄緑から黄色に移るものもすこしあって、全体として若い黄色だ。十三公園は係員が毎日きれいに落ち葉を掃除する。わたしは、何日間かそのままにして、散歩する人に黄色いじゅうたんを楽しんでもらうようにして欲しいなと前から思っているのだが。几帳面に掃除をしてくれている。
 学校にも20本近くの銀杏がある。いちばん古い木は、山吹色で、葉っぱももうすかすかといったらいいすぎだが、やや少ない。すかすかというのは、木の元気が衰えたということだろう。回りがコンクリで覆われたことも影響している。京都御所にも銀杏の巨木があるが、元気がなく、葉っぱがすくない。昔、圧倒的な重量感とびっしり敷かれた黄色いじゅうたんに感動したが、今はその面影はない。
 学校の銀杏は、校舎建て替えのとき、それぞれ20メートルはある木を10メートルくらいに切って、枝も切って、丸坊主の、幹だけにしてしまった。でもそれから7年くらい経つので、枝も出て、ようやく形になってきた。でも枝はみな“つんつんして”上を向いている。全体として紡錘形をしている。ところが、十三公園の銀杏はどっしりと、垂れかかった綿アメのようなものまである。銀杏の枝がのびて垂れている。“つんつん”とはえらい違いだ。
 こんな具合で、遠出もできず、情けない身の上だが、身近でもすばらしい秋を感じることができた。原稿は夕方までで1項目できた。資料を読んで発酵させてという時間が要るから、あまりあせらずに発酵を待つゆとりがもてて、土曜はなかなかいい。
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クラスター爆弾禁止条約・その2

2008年11月29日 01時24分39秒 | Weblog
 政府は、クラスター爆弾の被害者支援のために、6億円拠出する。賛成!これまでクラスター爆弾を所有してきたことに対する贖罪といえよう。もちろん、日本は当然のことではあるが、クラスター爆弾をを使ってはいない。ラオス、レバノン、アフガニスタンなどへの支援が想定される。福田首相の方針転換で、クラスター爆弾禁止条約を受け入れた。福田首相の評価できる点だ。日本国憲法を遵守するならば、あたりまえのことなのだが、それをよくやったといわなければならないのが残念だ。
 そもそも、クラスター爆弾は国際人道法違反の兵器なのだ。1907年のハーグでの「陸戦の法規慣例に関する条約」の付属書である「陸戦の法規慣例に関する規則」の第23条の禁止事項に、「不必要の苦痛を与うべき兵器」があげられている。
「国際的武力紛争の犠牲者の保護に関し、1949年8月12日のジュネーヴ諸条約に追加される議定書」(1977)の51条では、「1 一般住民及び個々の文民は、軍事行動から生ずる危険に対して一般的保護を享有する」「2 個々の文民と同様、一般住民そのものを攻撃の対象にしてはならない。一般住民の間に恐怖を広めることをその主たる目的とする暴力行為又は暴力による威嚇は、禁止する。」「4 無差別攻撃は、禁止する。無差別攻撃とは、(a)特定の軍事目標に向けられない攻撃、(c)軍事目標と文民又は民間物に区別なしに打撃を加える性質を有するものである。」と規定している。
 このような国際人道法からすると、クラスター爆弾は許容されない兵器であって、特別の禁止条約をつくらないとこれを廃止できないということ自体、国際法の想定をはずれている。だが、悲しいかな国際法は、それを守ろうとする意思がある諸国の間でしかその意味がない。国家の良識に依拠している。だが、21世紀は、国家指導者の国際法無視の暴挙を世界の人民世論で次第に包囲して、追い詰めていく時代に入っている。このクラスター爆弾禁止条約もそうである。うんざりするような努力の末にやっと実現した。とくにノルウェーの果たした役割は大きい。軍隊の不保持を規定している憲法をもつ日本が、本来なら一番主導権をもつべきなのだが、なにせクラスター爆弾を保有していたのだから、腰が重い。さらにアメリカの顔色を伺いながらの対応だったからなおさらだ。でも正しい立場に、日本政府が立ったことを評価したい。
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橋下改革

2008年11月28日 02時07分49秒 | Weblog
 11月2日の「産経新聞の『橋下徹研究』おもしろかった」に対して、はなさんと言う方から、最新のコメントがあった。これに私の意見をコメントとして、11月28日付け「橋下改革」と題して書いたので、「産経新聞・・・」とコメントをみていただきたい(苦痛でなければ)。なお、時間がなく、見直す余裕がなかったので、文章がみだれていますが、御勘弁を。
 へたにいじると、またしてもせっかくの文章が消えてしまうかもしれないので、あえて乱れたままにしたというのが本音です。
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家宅捜索

2008年11月28日 00時19分37秒 | Weblog
 帰って、一番遅くやっているテレビニュース(8ちゃん)をみたら、京都舞鶴の女子高生殺害で、60歳の男性の家宅捜索を認めた京都地裁支部の決定に対し、弁護人が令状の取り消しをもとめた準抗告を申したてたのに対して、これを却下したと。弁護人は最高裁に申し立てたが却下されたということのようだった。捜査着手前の不服申し立てはめずらしいということだが、こういう申し立てができたのはいいことだ。だいたい、検察などの令状請求をほとんどフリーパス状態で裁判所は認めていること自体、問題である。これが冤罪を生んでもいる。起訴された刑事事件の99%以上が有罪になっている現状だから。裁判員制度が発足する直前だけに、注意しなければならない。
 幸いにも弁護人が家宅捜索に立会いをすることになったと聞いた。鹿児島の志布志事件のように警察検察の100%でっち上げ事件まであるのだから、刑事手続は慎重であることにこしたことはない。被疑者・被告人は有罪とされるまでは、無罪なのだから。
 フジテレビの解説員が、ここ数日、志布志事件のことも引いて、メディアも含めて慎重な姿勢が求められるといっていたのは、納得できた。
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日本、クラスター爆弾全廃へ

2008年11月25日 10時38分40秒 | Weblog
 政府は24日までに、自衛隊が保有しているクラスター爆弾を全廃する方針を固めた。12月3日には、オスロでクラスター爆弾禁止条約の署名式が行われる。いい話だ。クラスター爆弾は、ひとつの爆弾に500くらいの子爆弾が含まれ、不発弾となった子爆弾にさわったり蹴ったりしたら手足が吹き飛ぶ。子どもの犠牲者が多い。一生不自由な生活を強い、地域社会・家族に大きい負担を強いることを狙った、じつにいやらしい兵器だ。悪魔の兵器だ。
 これを自衛隊は、1983年から調達してきた。総費用276億円。専守防衛の日本がどんな使い方を想定したのか。海上から上陸する敵を制圧するために使うのだそうだ。不発弾を日本の子どもたちがさわって被害を受けることを前提にしていたのだ。
 防衛省がは09年予算で廃棄の調査費2億円を要求する。実際の廃棄費用は200億円はかかるという。
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コロー展

2008年11月22日 23時46分52秒 | Weblog
 神戸市立博物館で開催中のコロー展を見た。随分昔に、ミレー、コロー、クールベなどバルビゾン派の展覧会を見たことを思い出し、見に行った。初期から晩年までの作品を網羅した110点もの大展覧会だった。関連する何人かの作品もあったが、ほとんどコローの作品だ。コローの全体像を一覧できる。
 日本では、バルビゾン派の画家の中ではミレーの作品が早くから関心を持たれていた。コローのみの展覧会がこんど初めてた。その意味で、必見だ。
 ここ30年以上も、日本では、コロー、クールべ以後の、モネやセザンヌなどの印象派へと関心や、人気が移っていったように思う。さらにキュービズムへと拡がりをみた。
 コローをみて、自然主義、写実主義、リアリズムに徹した作品の生真面目さを感じた。初期の作品は小さいものが多いが、細い筆でていねいに描きこんだあまりのリアリズムにおどろくとともに、その技量の高さに感心した。その姿勢は生涯かわっていない。その技量を基礎に、中期以降の、森や湖を詩的抒情をたたえた描き方をした有名な作品をうみだした。
 数は少ないが、人物画がすばらしい。「真珠の女」という作品は、モナリザかと思わせる。
 見ながら思ったことのひとつに、自然を描く画家に、なぜなりえたかということがあった。1796ー1875に生きたコローらよりまえの画家たちは、宮廷画家であり、貴族たちの肖像画を描いていた。また教会お抱えの宗教画家だったりした。だが、バルビゾン派の人たちは、自然のなかに生活し、自然を体で感じ取って、それを表現することを自らの課題とした。
 コローはブルジョアの家庭の生まれで、親が建てた別荘を拠点に画業にいそしんだ。肖像画家や宗教画家のように、注文を受けて絵を描くのではなく、自らの美的欲求にもとづいて自然を描いた。そこに、真の近代の精神を見た。
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びっくり橋下会見・私用で公用車その2

2008年11月19日 11時30分40秒 | Weblog
 18日の知事の記者会見記事(朝日)を読んでびっくりするとともに、暗い気持ちになった。
 冒頭発言は、府がサラ金の無料法律相談会をひらく、「借金問題は必ず解決できる。命を落とすことではない」と。これを読んで、うわあ、よくいうなあと思った。彼がサラ金の取立て側の顧問として腕をふるったなかで、命にかかわるケースがなかったのか、人生を狂わされた人はいなかったのかと思うと、なんともいえない。あっけらかんとこんなこといっていいのかとおもう。
 公用車の件。公務以外で公用車を使う場合は、今後「警護用専用車」と呼ぶという。公用車が休日になると警護専用車になる。こんな屁理屈よく考えたとおもう。記者が、知事を守る目的なら他の車でもよいのではと聞いたら、「タクシーでもいいが立場上リスクを抱えているので」とこたえた。タクシーでもいいならタクシーにすべきだ。はっきりしている。タクシーだと警備できないと、警察がいってきたのか。公用車は防弾ガラスになっているのだろうか?新聞にも要望したい。警察にも是非取材してほしい。選挙応援など政治活動にも公用車を使うといっていたことについて、記者が、政治資金から費用を出してはと聞いたのに対し、「政治資金は資金パーティとか自分で得なければならない。そういう(安全確保の)ために政治資金を集めねばならないのか、という問題提起だ」といった。個人の政治活動に公金を絶対だしてはいけないのは自明のことではないか。警備費用は公金だが、政治家の身の安全と民主主義の擁護のために必要な支出だ。だが、タクシーでは警備ができなくて、府の車なら警備ができるという必然性があるのか。だいたい、知事の家から、大阪市内まで片道3000円あれば十分だろう。タクシー代と政治資金パーティとなぜ結びつくのか論理がわからない。
 あとは、今度北京に出張する飛行機をビジネスにするという話だ。前回はエコノミーで行ったが、同行者がビジネスで行くのでということだ。まあ、これは理解できる。ところで、知事の出張の際の食事代、飲み食いにかかわるすべての費用はどうなっているのか、私費で出しているのか知りたい。情報公開請求すればいいのだが、半日かけて府庁に行って申し込みする時間的余裕がない。誰か、取り組んで教えていただけないだろうか。
 これを書きながら、府庁に電話した。公用車のことでというと、新聞のことですか・・とうんざりという口ぶりだったが、いや、公用車の構造のことで、ガラスは防弾ガラスになっているのか、お聞きしたいのですが、といったら関係のところへとりついでくれた。係りの人は、「知事の使う公用車は、普通の車、市販の車を使っており、防弾ガラスにはなっていない」と答えてくれた。問題はすっきりした。なにも公用車を使わなければならない警備上の理由はない。タクシーでいいことがはっきりした。
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困っている人にたかる貧困ビジネス

2008年11月17日 12時11分08秒 | Weblog
 貧困ビジネスがじわじわ広がっている。
 ひとつは、ホームレスになった人を対象に、生活保護の申請の指導をし、保護費をうけとって会社が経営するアパートに住まわせ食事などのサービスも提供し、料金を取るというビジネスだ。一見すると、困っている人を助けるという一面をもっている。でも、会社は永続的に生活保護を受けることを営業目的にする。自立して生活保護からぬけだすことは、売り上げの減少になるからだ。これまで、貧困に取り組んできたのは「生活と健康を守る会」などの運動だ。運動が取り組むのは、本人の自立と社会復帰だ。保護は目的ではない。ところが、これをビジネスにすると保護を目的にする。保護の理念が逆転する。この会社は、生活保護を受けることができそうな人をさがす、発掘するという営業攻勢をかける。
 二つ目は、ワーキングプアの若者が宇都宮健児弁護士らとともに裁判に訴えたケースだ。ちょうど、今日(11月17日)の赤旗新聞に大きく特集記事で載った。問題の会社はスマイルサービスだ。礼金ゼロ、敷金ゼロ、仲介手数料ゼロを売り文句に、貧困に陥った若者に、安く部屋を借りられると食い込んでいる。でも、1日でも家賃支払いが遅れると、部屋の鍵をとりかえられ追い出される。記事で紹介された青年は、夜勤明けで寝ていたら、土足のまま入った男が「出て行け」と追い出しにきた。1日遅れると、家賃の1割の違約金と施設再使用料15750円が要求される。この青年は、これまで払った違約金などは27万にもなった。
 宇都宮弁護士は、これは借地借家法に反する契約で、通常は滞納しても督促を行い、裁判に訴えなければ鍵をとりかえることはできない、貧困にある人の困窮と無知につけこんで利益をあげる貧困ビジネスの典型ですと指摘している。
 今、景気の悪化で、派遣社員の首切りが激増している。麻生内閣与党は、2兆円のごく一部をまわして住む家を失う彼らに格安の、いや、職を得て賃金を手にするまで無料の公共施設を提供せよ。すこしは、自公内閣も世のためになる。支持率も上ること請け合いだ。わが橋下知事にも提言しよう。御堂筋の電飾費用20億円をまわせば、家をなくした人の自立をたすけるシェルターを作れる。御堂筋はいまでもしゃれた街灯が並び、いい雰囲気の街を形づくっている。街灯の明かりとライトでで大きい銀杏の並木は十分輝いている。わざわざ銀杏の木の先端まで電飾をくくりつけて虚飾の明るさを演出するより、自立しようとしている青年を助ける方がよほど世の中を明るくする。過去に業者向けサラ金の顧問弁護士として利息制限法を上回る利息も納得ずくの契約で出資法の範囲内だと法廷でがんばった橋下さん。そのグレーゾーン撤廃と被害者救済にがんばった宇都宮さん。グレーゾーン撤廃がなった今、過去の所業を反省して、困っている人に役立つ施策をひとつくらいしてはどうか。
 何より、貧困ビジネスの元祖は橋下弁護士が関与していたサラ金だ。サラ金を利用する人は貧困層にかたよっている。業者向けのサラ金・商工ローンは、貧困層というより、銀行の貸しはがし貸し渋り(金融構造改革の直接の結果)のため資金繰りが苦しくなった業者が手を出す。やがて、サラ金のあり地獄におちる。
 私が、最近、すこし気にかかっているのが、法務事務所などの借金整理、過払い対策などの電車内の広告だ。法律事務所の広告もある。もちをん、違法ではないし、困っている人を助けており、世の中のためになっている。でも、すこしひっかかるのだ。貧困にあえいでいる人に営業をかけるというのが。
 先のスマイルサービス被害対策弁護団の問い合わせ先が赤旗新聞にあったので最後にのせる。
 03-3379-5211(代々木総合法律事務所・戸舘圭之さん)
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定額給付金 その4・麻生内閣危険水域

2008年11月17日 10時44分33秒 | Weblog
 17日朝のテレビで、土日(15、16日)にやったABCテレビの世論調査で、麻生内閣の支持率が30%を下回ったと放送した。20%台は危険水域だと。一気に下がったのだ。定額給付金の舞台裏も、手法も、隠された狙いも(みえみえだけど)多くの人が見て取ったからだ。2兆円ものお金をもてあそんでいるからだ。
 新自由主義的構造改革の犠牲者を救う、構造改革を転換することが求められる。2兆円ばらまいても、すぐ消える。自己責任を原理にした新自由主義の社会に手をつけずに、金をばらまいても効きめはない。社会政策として意味はない。景気てこ入れの経済政策としても見込みはない。
 永続的格差社会とびらをひらいた構造改革に手をつけることと2兆円が結びつけば、2兆円が何倍もの効果を発揮する。希望が生まれる。
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定額給付金のゆくえ その3

2008年11月16日 09時25分37秒 | Weblog
 定額給付金の2兆円をばらまくのではなく、社会保障の建て直しに使うという私の提案と同じ発想を北海道新聞などが主張していることを、16日付け赤旗新聞で知った。北海道新聞は琉球新報・沖縄タイムスなどとともに、ジャーナリズム精神のある新聞だと以前から思っていたがさすがだ。
 北海道新聞は、「巨額の税金を投じるなら、社会保障教育、雇用など、もっと有効に活用できる分野があるはずだ」、岩手日報も「振る袖があるのなら、給付金は引っ込めて、医療や社会保障などに振り向けるほうがすっといい」と書いたそうだ。まさにそのとおり。朝日新聞の東京版では「返済不要の奨学金制度の創設に充ててほしい」と声欄に載ったそうだ。
 社会保障削減2200億円の補填にあてるとすれば9年はいける。数年で使うとしても、社会保障・医療の建て直し、教育の充実などわくわくするではないか。作業所などの運営を窮地においやっている応能負担から応益負担への切り替えももとにもどすことができる。
 国民的規模でに夢を語ることができる。
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定額給付金のゆくえ その2

2008年11月15日 00時12分37秒 | Weblog
 定額給付金がもうもらえると思ってほほをゆるめるのは早い、というのはすでに書いた。実際そうだと思う。もらえれば、それはそれでうれしいと思うのは人情だ。だがそう思う人が、一方では、この方策は賛成できないと多数が思っているのだ。世論調査でこれは確められる。
 そこで私は考えた。この2兆円を社会保障の削減の穴埋めにあてるのはどうだろうか。毎年、2200億円の社会保障費を削減することが政府の既定方針として実行されている。でもこれが政治的対立点になっている。国民的に不人気になっている定額給付金をやめて、社会保障の削減をやめる、2兆円使い切るまで削減をやめるという策を出せば、多くの国民は賛成するだろう。政府与党も、給付金で2兆円使っても選挙対策にならないことが明らかになっている現在、方針転換して、社会保障費の補填に充てるということを打ち出せば、人気がでること請け合いだ。
 自民公明与党の絶対得になる提案だが、どうだろうか。
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定額給付金の迷走の行方

2008年11月14日 12時00分13秒 | Weblog
 麻生内閣というより麻生与党が、昨日朝、ホテルで定額給付金の骨格を政治決着した。迷走のあげくの決着だ。そもそも、選挙対策としてもちだしたもの。お金がもらえるという期待感をいだかせて解散にうって出ようと考えていた。だから中身を詰めていなかったしその必要もなかった。でも、支持率が思うようにならず、解散をすることができないと、ぶちあげた策の中身が問われだして、国民注視のなかで制度作りをすることになり、迷走がいちいち報道されることになった。本来なら、事務方できっちり詰めてから発表すべきものを、選挙の票集めの材料として打ち上げたことから、最初から問題を含んでいた。
 所得制限は法律では設けないとした。設けるとなると、さまざまなケースを想定し、それにきちんと線引きをする法律をつくることになるが、大変な労力を要する。そこは避けたのは安全な道をえらんだということだが、それを地方に丸投げをした。地方はたまったものでない。まず制限を設ける地方はないだろう。
 選挙対策の2兆円支出が、経済政策、社会政策としては不充分、選挙対策としても不発に終わった。
 さらに、この法律案が国会にだされて通るみとおしがあるかどうかも問題だ。野党が参議院で否決したらどうなるか。衆議院で3分の2で再議決?そのためには、解散は絶対できない。だが、国民にお金を配るいい話を、野党が抵抗するのはけしからんといって、解散に打って出る手もある。これは妙手かもしれない。でも、解散総選挙したら、この定額給付金は泡と消えることは確実だ。
 お金をもらえると甘い期待は抱かないほうがいい。
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橋下知事のわがまま・休日も公用車使う

2008年11月13日 09時47分24秒 | Weblog
 今日の新聞みて、びっくりした。
 橋下知事が、「公務外でも警備上の理由で公用車を利用させていただく」いうのだ。「土日にフィットネスクラブに行く場合も公用車を使う。選挙の応援演説などの政治活動でも利用する。移動は政治活動とは別、公費でまかなってほしい。」
 正気かといいたい。公私混同もはなはだしい。自民党などの応援に行くのに公用車を使う、すなわち政治活動に公金を使うというのが法に触れると思わないのか。
 休日の私用にも公用車を使う理由としていったのは、脅迫が4月以後9件届いているということをあげている。「辞職しなければ府庁を爆破する」というのが届いた。脅迫は許されないのはいうまでもない。
 橋下知事は身の危険を感じているのだろう。公用車なら警護ができて、タクシーなら警護ができないのだろうか。警護の警察官に一緒にタクシーに乗ってもらえばすむことだ。
 前の太田知事も他県の知事も、警備の警官はついていないと、以前新聞でよんだ。国政レベルの人は、政党代表も含め警備がつく。知事で警備をつけなければ危ないと警察が判断してつけているのならば、その警備の仕方は警察が判断すればいいことだ。警察が公用車でないと警備ができないといったのか?そうならば納得する。でないとすれば許せない。
 橋下さんは、本心も述べいてる。「電車では移動できない。給料カットもしているし、タクシー代を負担しろというのは勘弁してほしい」。本音が表れていて、実に興味深い。政党代表レベルでは、電車移動もする。その際警備も電車に乗る。
 「給与カットもしているし、タクシー代は勘弁してほしい」というセリフには笑ってしまった。なんのことはない、ケチなだけだ。給与カットは自らがやったことで、率は違うが末端の職員まで同じだ。彼は、さんざん教員などを批判・罵倒の対象にして、それをテコに自分の思う方向に事をすすめてきた。その際、職員の給料のこともさんざん利用してきた。だのに、自分のカットになると思わず本音が表れる。給料の額が職員とは桁が違うのに。
 休日のタクシー代を公費で出してくれとは、わがままにもほどがある。
 政治家の判断としては、すこし幼稚だ。
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白木蓮の黄葉

2008年11月12日 09時57分30秒 | Weblog
 家の前に、白木蓮の木がある。20年以上前に植えたものだ。学生時代、4月の名古屋城で葉っぱもない木に白木蓮の白いぼってりした花が咲いているのを見て、きれいだと思ったことがきっかけだ。
 もう幹の太いところは20センチにもなろうか、高さは10メートルはありそうだ。木蓮の葉は大きい。それが一面びっしりとついている。
 今日は、青空で気分がいい。曇りから雨の日は、最近、気分がやや重い。気圧が低いからだ。外をみると、白木蓮の葉が、すこし「きみどり」になりかけている。もう黄色くなったものもある。
 白木蓮の葉は、全体が濃い緑から黄緑になる2,3日がきれいだ。それがすぐ黄色になり、茶色になる。足がはやい。わずかな期間の黄緑がいい。黄色よりもいい。なぜかと今考えたら、黄緑になるのは、若々しい色、やわらかい色に戻るような感触を得られるからではないかと思った。萌えいずる一瞬を見逃さないようにしたい。
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自衛隊の実態

2008年11月12日 09時20分53秒 | Weblog
 今日の赤旗新聞に自衛隊の元曹長(55)の告発がのっている。
 「一般隊員は上級の許可もなく文書を発表するなど考えられないし、ちょっとしたことでも警務隊や調査隊に拘束され徹底的に背後関係を調べられる。」元曹長の体験では、職場で学生時代の同窓生と電話のやりとりを何度かしたら、同僚から「お前大丈夫か」といわれ、なんでと聞き返すと「上官から、あいつ思想関係があるのか調べろ、尾行しろと指示されたからだ」といわれたという。
 また元曹長は、4,5年前から自衛隊は暴走しているという。アフガン、イラクへの派兵と重なる。管理がきつくなり、幹部がいばりちらし、いじめやパワハラ・セクハラがひどくなり、自殺も増えたという。自殺がひどいというのは我々も知っている。
 ヒゲの隊長が選挙にでたとき、隊長の講和を聞くという形で、出欠を取った上で選挙運動に隊内で動員されたという。そのとき、東条英機の孫の女性(田母神氏と同じ見解を表明する人)の話し、靖国神社のビデオもみせられた。これは違法行為だ。
 昨日の国会で、共産党井上議員によって、自衛隊の隊内教育の問題に初めてメスが入った。田母神氏が「論文」で放言した内容を、正式の隊内教育でやっていたという重大問題だ。まったくの違憲違法行為だ。自衛隊は、すでに、旧日本軍に先祖帰りをしているようだ。これは、国際的な問題になる。つまり憲法体制と相反する軍事組織として立ち現れているからだ。
 個人の表現の自由の問題だといって逃げようとするのを許してはならない。
 
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