大阪関西万博が建設費・運営費の増大によって支持が落ちてきた。とくに大阪市民は国税府民税、市民税の三重苦でとんでもない負担を強いられる。くわえて万博の先には、というより万博を夢洲に持ってきた真の狙いがカジノのためのインフラ整備にあったことを知った人は、絶対許さんという気持ちになっている。維新の政治的パフォーマンスが国家的事業に格上げされた。橋下・松井におねだりされて、安倍・菅が国政を私的にもてあそんだ結果だ。万博準備は遅れに遅れている。費用の増大は建設資材と人件費の増大による。
そこに能登半島地震だ。いまはなにより救援だが、やがて1次的、2次的復興事業に取り組まなければならない。これは、国民的にも、政治的国家的にも最優先すべきことだ。
そうすると建設資材、建設労働者を重点的に配分しなければならない。万博との取り合いになる。まさか、能登の復興は万博のあとにしていいということはありえない。
万博を中止して、そこにつぎ込む国費と建設資材、建設労働者を能登の復興に集中すべきだ。