8月16日付けで戦時体制下の天理教について、エイミー・ツジモトさんの本を紹介しつつ読後を述べた。天理教が侵略戦争に加担したこと、それをまだ謝罪していないことにふれた。教祖中山みきの教えから外れ、弾圧によるとはいえ権力に追従し戦争協力の道を歩んだ。
現在の天理教は権力に追随、癒着しているか。もちろんしていない。わたしが学生時代お世話になった上谷博先生(天理大学教授)は熱心な信者でありながら、住まいのある滋賀県で権力の不正を監視する活動に携わっていた。
じつは昨日、定時制の旧職員と旧交を温める機会があって、わたしが担任をした生徒のかかわりのある人が天理教の方の下で里子として育てられ立派な青年になり、働いていることを知った。うれしい話だった。この里親さんはもう30人も育てられたそうだ。頭が下がる。己の利益と権力ばかりを追い求める今の時代に、考えられないことだ。これは中山みきの教えの実践としてのことだ。
これが天理教の生きた姿ならば、権力追随、癒着とは正反対の地点にある。だが、今の日本で、創価学会という宗教団体が時の権力と一体になり、躊躇するどころかそれを一層進め、平和憲法に反する戦争準備策の片棒を担いでいる。憲法20条は宗教と国家の分離を規定しているが、創価学会の立っている地点は憲法違反そのものだ。
16日の記事で天理教本部に厳しいことを書いた10日後に、心にしみる話を聞いたので一筆記すことにした。
現在の天理教は権力に追随、癒着しているか。もちろんしていない。わたしが学生時代お世話になった上谷博先生(天理大学教授)は熱心な信者でありながら、住まいのある滋賀県で権力の不正を監視する活動に携わっていた。
じつは昨日、定時制の旧職員と旧交を温める機会があって、わたしが担任をした生徒のかかわりのある人が天理教の方の下で里子として育てられ立派な青年になり、働いていることを知った。うれしい話だった。この里親さんはもう30人も育てられたそうだ。頭が下がる。己の利益と権力ばかりを追い求める今の時代に、考えられないことだ。これは中山みきの教えの実践としてのことだ。
これが天理教の生きた姿ならば、権力追随、癒着とは正反対の地点にある。だが、今の日本で、創価学会という宗教団体が時の権力と一体になり、躊躇するどころかそれを一層進め、平和憲法に反する戦争準備策の片棒を担いでいる。憲法20条は宗教と国家の分離を規定しているが、創価学会の立っている地点は憲法違反そのものだ。
16日の記事で天理教本部に厳しいことを書いた10日後に、心にしみる話を聞いたので一筆記すことにした。