山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

全民研第42回湯河原大会に参加

2011年07月31日 16時24分56秒 | Weblog
 7月28日から30日まで、湯河原温泉で開かれた全民研42回大会に参加した。勤務日については、研修として職免での参加だ。
 舘野淳さん(中央大学元教授)の「東電・原発事故と日本の原子力・エネルギー政策」と千葉眞さん(国際基督教大学教授)の「デモクラシーの現状と課題―未完の革命としての平和憲法の視座から―」の二つの講演は考えさせられるところ大だった。いずれも活発な質疑応答があり、これが理解を深めるのに役立つ。神奈川の教育改革とはなんだったかについての地域報告では、改革と称する統廃合・多様化が神奈川でも典型的に推進されたことを知った。
 全民研の水準の高さは分科会のレポートとそこでかわされる討論にある。わたしが参加したのは、いつものとおり「憲法と平和」分科会だ。東京の森さんの発表もあるのでなおさら出ないといけない。社会権、人身の自由、原発問題、大学での平和教育、日の丸君が代問題についてのレポートがあった。3・11以後の憲法教育の組み換え、1945・8・15に匹敵する日本社会の大変革の時代の憲法教育をどう構想するかがこれからの社会科教員に問われている。
 大会では、初参加の青年教員が全民研に加入してくれるといううれしいこともあった。
 
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かんたん野菜料理(1)なすの塩もみ

2011年07月26日 12時02分40秒 | Weblog
 【なすの塩もみ】
 ナスをナス風味ごと食べるのにもってこいの一品。

材料  なす2つ
    きゅうり半分
    みょうが1つ
    塩大さじ1
    ポン酢適量
① なす、きゅうりを薄切りする。みょうがを縦に二つに切り、さらに縦に細く切る。
② これをボウルにいれ、塩をふって水分がたまるまで揉む。
③ でた水分を捨て、ボウルに水をいれて適度に塩抜きをする。水をしぼって皿に盛る。
④ ポン酢を適量まわしかける。
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浜岡原発の永久停止・廃炉を求める静岡県大集会

2011年07月24日 12時23分09秒 | Weblog
 浜岡原発の永久停止・廃炉を求める集会が、23日(2011・7・23土)が静岡市の駿府公園でひらかれた。『赤旗』報道によると5000人が集まった。湖西市長が来賓参加、焼津市長がメッセージを寄せ、御殿場市長・裾野市長が賛同した。共産党志位委員長が来賓挨拶をした。
 東海地震の震源域の真上にある浜岡原発の危険性は世界一だ。多くの人が集会に集ったことは、日本の原発問題の今後を見るうえで重要なできごとだ。
 ところが、やはりというべきか、日本の主要なマスメディアは、『赤旗』以外はすべて無視した。1行、1秒も報道しない。浜岡原発の永久停止をもとめる事実がなかったという扱いだ。
 集会に賛同しろとか、賞賛せよとかいうのではない。「浜岡原発の停止を求めて5000人(主催者発表)」と事実報道をしてくれればいいのだ。
 そうでないと原発問題の全体像を把握できない。運動の進展具合が今後の原発問題の行方を決めることにもなるのに。世論調査をしょっちゅう実施して、世論の動向をうんぬんするのが好きなマスメディアが、目に見える動きである集会をあたかもなかったかのように、新聞テレビが手をつないで黙殺することが、原発問題を見る目を曇らせることは明らかだ。彼らの目がもう曇っているのだけはわかった。
 こう書いたら森さんあたりからは、いまさら曇ったというのはぬるい、アメリカ、マスメディアを加えて原発利益共同体のペンタゴンを形成していたのだからと指摘されよう。そのとおりだ。
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よしずが売り切れ、農業用遮光ネットを買う

2011年07月20日 11時48分20秒 | Weblog
 1ヶ月ほど前によしずを二巻き買って3階西側のベランダに立てかけた。倒れたりしたのでひもで両側にひっぱるようにして固定した。以後明らかに涼しくなった。我が家は2世帯住宅で3階建てだ。普段過ごす2階は、昼ごろまではなんとかクーラーなしでいけるが2時ごろから耐えられなくなる。
 建物が熱をもつのをもう少し減らそうと、先日、コーナンによしずを買いに行った。3つ買おうと思っていたのに、なんとひとつも残っていなかった。売り切れだ。全部中国製だが、もう向うにも残っていないのだろう。
 しょうがないので、すだれを二つと、農業用の遮光ネットを買った。遮光ネットは黒いアミで50%くらい光をさえぎる。これにビニールひもを通して、3階の窓のあたりにくくりつけて垂らし、下は2階のベランダの手すりに結わえた。このネットは2m×4m。コーナンには切り売りもあるので、もし屋上にくくりつけるところがあれば、来年は屋根から下まで垂らして全面覆うようにしたい。室内が暑いのは建物が熱をもってくるからだ。建物を遮光ネットで覆うようにすれば、クーラーを使わなくてもやっていける家がそうとうあるはずだ。
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労働組合の表現をおさえつける裁判所

2011年07月17日 09時54分51秒 | Weblog
 権力者に成り上がった橋下氏の、テレビであおって人を陥れようとした行為については、最高裁は表現行為という。だが大阪では、労働組合の表現活動である宣伝行為を裁判所が禁止するという信じられないことが起こっている。
 北港観光バス(日本タクシー系)が、解雇・配転・出勤停止など差別と組合つぶしをしてきたのを、建設交運一般労働組合(建交労)が批判する宣伝をしてきた。これを妨害するために、会社は「街宣活動禁止の仮処分」を大阪地裁に申請したら、なんと地裁はこれを認めたのだ。会社のまわり500メートルの範囲内では宣伝カーやビラ配布を禁止した。
 労働組合は、会社のいじめ・組合つぶしに対し宣伝で世論に訴えるしかない。ところがこれをもぎ取ろうというのだ。すべてではないが、裁判官の良識を疑う。
 これでは、会社内や企業門前で宣伝をおこなうことができなくなる。封建時代に逆戻りだ。裁判官は封建領主のしもべだ。
 当然ながらこんな非常識な仮処分に建交労は闘っている。本裁判を起こした。でも正当な組合活動は禁止された状態がつづく。労働者の人権はどこへいった。
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橋下弁護士がテレビを使って懲戒請求をあおった事件の最高裁不当判決

2011年07月17日 07時27分27秒 | Weblog
 2011年7月15日、光市の事件の弁護士が橋下弁護士によって名誉を傷つけられたとして損害賠償をもとめた裁判で、最高裁第2小法廷は原判決をしりぞけ、橋下逆転勝訴をいいわたした。
 やっぱり最高裁。君が代裁判では教員の人権は認めず、テレビを知り尽くした橋下氏が懲戒請求をあおった行為は表現の自由だと。
 判決文を読んだ。わりと短い。こんなふうに書いている。
 視聴者に「懲戒請求を呼びかける行為に及んだことは・・・慎重な配慮を欠いた軽率な行為であり、その発言の措辞にも不適切な点があったといえよう」と軽率、ことばの使い方が不適切程度の問題だというのだ。光市の事件の弁護士が「懲戒請求に対する反論準備等の負担を強いられるなどして精神的苦痛を受けたことは否定することができない」「しかしながら呼び掛け行為は、・・・表現行為の一環といえる。」「本件懲戒請求がされたことにより、第1審原告らに反論準備等のために一定の負担が生じたことは否定することができないとしても、その弁護士業務に多大な支障が生じたとまではいうことはできない」としたうえで、「本件呼び掛け行為により第1審原告らの被った精神的苦痛が社会通念上受忍すべき限度を超えるとまではいい難く、これを不法行為法上違法なものであるということはできない」と結論づけたのだ。
 橋下氏のテレビを使った煽り行為が、軽率で言葉は不適切だったが、受けた苦痛は限度をこえていないという。あきれた判決だ。
 橋下弁護士の行為は、たまたま慎重さを欠いた軽率な行為にはしったというなまやさしいものではない。彼の一連の行動を見ているものとしては、これは狙いを定めた周到な行動である。彼はテレビで「懲戒請求を1万2万とか10万とか、この番組見てる人が、一斉に弁護士会に行って懲戒請求をかけてくださったらですね、弁護士会の方としても処分出さないわかにはいかないですよ」といって何百万という視聴者によびかけた。その結果、各弁護士にそれぞれ600人をこえる懲戒請求が出された。どんなものでもとにかく懲戒請求を組織して(テレビを通じて組織するのが橋下氏の手法)嫌がらせをしたのだ。たくさん集まれば処分に追い込めると。
 請求した人にはさらに「求釈明書」の提出が弁護士会から求めらてたことから、請求だけでいいんじゃないんか、「求釈明書」てなんや、などと騒ぎもおきた。これに対し、橋下氏は「あほ弁護士会のいうことなんか聞かなくていい、求釈明、そんなもの無視していい」ということを自身のブログで書きまくっていた。同じ調子のことばで。つまり、たまたま慎重さを欠いて軽率な行動に走ったのではない。刑事弁護人の弁護活動が懲戒には当たらないことは百も承知の上で、自分はちゃっかり懲戒請求しないで、TV視聴者をあおって大量請求をしていやがらせをしようという周到に計算された不法行為だった。わたしは当時、橋下氏のそのブログを読んで、気分が悪くなった。広島の光市事件弁護団と弁護士会への罵詈雑言にだ。ところがいまはこのブログすべて削除したらしい。
 被害を被った弁護士の精神的苦痛と業務に支障をきたしたことは大したことはないと最高裁はいってのける。弁護士ではない人がテレビで人を傷つける放言をするのとはわけがちがう。会社員が飲酒運転してしても免職にはならないが、バス運転手ならば免職を含む厳しい懲戒をうけるし、大阪では教員が飲酒運転したら懲戒免職・教員免許とりあげになる。法律家が知っておこなう行為は厳しい判断が求められて当然だろう。橋下氏に甘い判決だ。
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ひさしぶりに十三の「よかにせ」でつけ麺

2011年07月14日 06時03分45秒 | Weblog
 昨日は出勤日ではなかったが、時間割変更で学校に行った。昼前に帰って、十三の「よかにせ」に向かった。北野・定時制にいたころはよく通った。ひさしぶりのつけ麺だった。
 なにしろここのつけ麺は麺は太くかみごたえがあり、なによりもつけダレが濃厚。魚介豚骨系だが、超濃厚。初めて食べた時の衝撃は忘れられない。かつお節さば節の味と風味がガーンときた。それ以来やみつきになった。よそのつけ麺もたべたがここが一番だった。
 そのころは大盛りをよく食べた。昨日は冷静に普通盛りにした。シナチクをトッピングした。昼はご飯サービスなので頼んだ。ちいさな茶碗のごはんだ。久しぶりに食べたら腹にこたえた。超濃厚ダレが麺の色をかえてしまう。それくらいタレがからむ。
 最近は玄米をおいしいと思う食生活になっているので、ひさしぶりの「よかにせ」はずっしりこたえた。でも大満足だった。布袋さんのようにふくよかなご主人は、ひとりひとりの客に「ありがとうございました!」と礼をいって送り出してくれる。このご主人はアルバイトの女性にも丁寧な対応をしている。
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本質変わっていない電力会社・九電やらせメール

2011年07月08日 07時48分43秒 | Weblog
 九州電力が玄海原発再開のため、一般住民をよそおってやらせメールをしていた問題は、福島原発事故を経たあとも電力会社は何ら変わっていないことを見せつけてくれた。玄海町長が再開同意を撤回したのは当然だ。
 共産党・笠井議員が国会で追及し、その数時間後、九電社長が謝罪会見をした。でも、『しんぶん赤旗』が7月2日付けトップ記事で報じたときは、九電広報部は「一切しておりません」といっていた。
 このやらせメール発覚と並行するかのように、政府は原発へのストレスチェックをすることを決めた。玄海原発への安全宣言をして再開へと動いていたのを変更したのだ。再開で動いてきた海江田経済産業はハシゴをはずされたかたちで、辞任をほのめかすに及んだ。ここぞとばかりに「野党」自民党は、政府の迷走、閣内不一致を攻撃する。その言葉は激しい。でも自民党はストレスチェックに賛成なのか、甘い基準でやれというのか、肝心のことはそっちのけの政府攻撃だからあきれてしまう。
 たしかに菅内閣は迷走している。安全へのしっかりした立場に立っていない。そこへストレスチェックを首相が持ち出した。でもこれはいいことだ。どの程度のことをやるかはこれからだが。注視していこう。
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松本暴言復興大臣・辞任(2011・7・5)

2011年07月06日 09時06分17秒 | Weblog
 松本龍復興大臣は、自分たちのことをチームドラゴンといっていたらしい。被災地を訪れて、「知恵を出さないところは助けない」などと暴言をはいていた。自分でも荒い物言いをしたと反省じみたことをいっているが、ヤクザみたいなものだ。このような権力志向の人間を、権力の座につけていることの国民の不幸ははかりしれない。
 自民党がなんの展望も示さず、被災者そっちのけで自分の責任はたなあげして、党利党略的な政権攻撃にあけくれていることに、ほとほといやけがさしていた。でも、復興担当大臣がこんなレベルでは、菅内閣ももうもたないと心底思った。これでは被災者が不幸だ。
 松本大臣は、菅内閣だけでなく、民主党が政権の座からすべりおちる決定的なターニングポイントをつくった。この日が、民主党政権の終わりの始まりになるだろう。品性もなければ、役にも立たないということを見せつけてくれた。
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原発ゼロ集会なぜ無視する

2011年07月05日 06時50分27秒 | Weblog
 7月2日(土)、東京・明治公園で、安斎育郎さん、野口邦和さんらが呼びかけ人となった「7・2緊急行動」がおこなわれた。2万人も参加した。原発の廃止へ向けての集会では最も大きいものとなった。
 翌日、新聞をみるとどこを見ても1行も報道していない。『朝日』も『毎日』も。意図的に無視している。事実の記録として、少しは書いてもいいではないか。これでは原発問題の事実を調べるのには適していない。
 安斎さんらが呼びかけ人になっていることが差別的扱いの根拠だろう。これでは『朝日』も原子力村に片足をつっこんでいることを証明したようなものだ。
 くだらない政局報道にはいやというほど紙面をつかうのに。また大阪関係では橋下知事の動き、発言は詳細に報道するのに。運動についても外国の民衆の運動はくわしく伝えるのに。
 これほど徹底して無視する、その心の狭さにはびっくりする。
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