野田内閣は29日(2011・11・29)、南アフリカのダーバンで始まった「国連気候変動枠組条約締約国会議(COP17)」(11・28~12・9)での日本政府の態度を決めた。なんと、2012年で終わる削減義務期間を延長しない、延長するなら京都議定書から離脱するというものだ。もうアメリカといっしょだ。先進国だけに削減義務を課すのには反対だ、ヨーロッパがそれでも新しい削減目標を設けて延長するなら脱退するという。日本もせこい国の仲間入りだ。
去年のCOP16ももめた。ヨーロッパは拘束力のある削減目標をもった新体制への延長を主張したが、日本がアメリカや中国が入らないのは意味がないとごねたこともあり、延長はならなかった。やっとアメリカや中国・インド・ブラジルなど自主的な削減目標を決めることでおちついた。
今年は新体制への移行待ったなしの年なので、日本が温室効果ガス削減に積極的役割を果たすかどうかが問われる。しかし後ろ向きの姿勢で会議に臨むと決めた。あきれてしまう。日米同盟をほこるのだから、アメリカを説得しろ。でも、しもべは主人を説得できないか。
アメリカが京都議定書に背を向けるのは、産業界が妨害するからだが、野田内閣も財界に屈伏して足を引っ張ることに専心する。
去年のCOP16ももめた。ヨーロッパは拘束力のある削減目標をもった新体制への延長を主張したが、日本がアメリカや中国が入らないのは意味がないとごねたこともあり、延長はならなかった。やっとアメリカや中国・インド・ブラジルなど自主的な削減目標を決めることでおちついた。
今年は新体制への移行待ったなしの年なので、日本が温室効果ガス削減に積極的役割を果たすかどうかが問われる。しかし後ろ向きの姿勢で会議に臨むと決めた。あきれてしまう。日米同盟をほこるのだから、アメリカを説得しろ。でも、しもべは主人を説得できないか。
アメリカが京都議定書に背を向けるのは、産業界が妨害するからだが、野田内閣も財界に屈伏して足を引っ張ることに専心する。