山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

菅官房長官、地理の学力はどの程度?

2018年06月18日 21時21分43秒 | Weblog
 菅官房長官が、6月18日の大阪北部地震で多くの被害を出している枚方市(ひらかたし)を「まいかたし」と間違って読んだ。人口40万人の大きな町だ。難しい地名であることは事実だが、官房長官が知らなかったとは、ちょっとびっくりだ。
 枚方といえば、わたしには思い出がある。石川県の田舎の小学校の4年生か、5年生のころ、学校の朝礼で注目の出来事について発表する行事があった。わたしが当番の日となったが、何を言っていいかわからない。新聞のトップ記事は「枚方事件」についてだった。この記事の見出しを読み上げようと思ったが、「枚方」が読めない。私の家族はだれも読めない。困って母に、会社員だった叔父の家に聞きに行ってもらった。すると「ひらかた」だとわかった。わたしは意味も分からないのに、枚方事件のなにかがありましたと発表した。
 今から60年前の、田舎の叔父が「ひらかた」を知っていたのに、60年後の官房長官が「ひらかた」を「まいかた」だといった。官房長官が、60年前の小学生や無学の百姓と同程度の地理的知識とは。なさけない。麻生財務大臣は読めたかな?
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袴田事件の地裁再審決定を取り消し(東京高裁)、DNA鑑定は信用できないという

2018年06月11日 15時02分00秒 | Weblog
 今日2018年6月11日、東京高裁は、1966年静岡県清水市の一家4人殺害の袴田事件の静岡地裁での4年前の再審決定をくつがえす決定をした。犯人とされた袴田巌さんは、公判では一貫して犯行を否認したが、最高裁で死刑が確定し、50年近い獄中生活を強いられた。2014年の静岡地裁の再審決定はあまりに遅かったが光明だった。再審決定の根拠となったのが、犯人が味噌タンクに捨てたといわれる下着に付いた血液が、当時はなかったDNA鑑定で袴田さんの血液ではないと証明した弁護団の主張だ。DNA鑑定がない時代の血の付いた下着はおそらく警察検察によるでっち上げ、ねつ造証拠だ。その血液にDNA鑑定で無実の光を当てたのを、こともあろうにDNA鑑定には深刻な疑問がある、信用できないときりすててたのがこんどの東京高裁大島隆明裁判長だ。神経を疑う。無実の人の一生を獄に閉じ込めてきた権力犯罪を認めたくない司法権力が、この期に至っても、やみくもに袴田さんを犯人と決めつける。狂気の再審取り消しだ。
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トランプ安倍・日米会談に思う、拉致問題は対話による解決しかない

2018年06月10日 23時08分13秒 | Weblog
 6月7日(日本時間8日未明)、米朝首脳会談の直前に安倍首相がトランプ大統領との会談を行った。米朝会談で拉致問題を取り上げてもらうように念押しのための会談だった。トランプ大統領は「安倍首相の希望に従い、北朝鮮と絶対に拉致問題を議論する」と共同記者会見で表明した。
 安倍首相は、初めて、北朝鮮に対する「圧力」という言葉を使わなかった。同時に、「日朝平壌宣言に基づき、不幸な過去を清算し、国交を正常化し、経済協力を行う用意がある」と述べた。当然のこととはいえ、重要な言明だ。明らかにこれまでの態度、方針を変更したのだ。トランプ大統領が、話し合いのレールの上で、友好関係を築き、圧力という言葉を使いたくないという立場でものごとをすすめているときに、あいかわらず「最大限の圧力」と言いつづければ、その異様さが浮き彫りになり、解決への道筋も途切れることは目に見えていた。だから、安倍個人の考えはどうかのかはわからないが、日本政府としては「圧力」を封印することにしたのだ。さらに「国交を正常化し」と述べたことは重大だ。安倍内閣は去年の9月から、世界の160余の北朝鮮と国交もっている国に対して国交を断絶するように働きかけをしてきた。4月27日の南北首脳会談で、韓国ムンジェイン大統領が金正恩委員長に、拉致問題で解決済みだと言わせずに「いつでも話し合う用意がある」と言わしめたにもかかわらず、その後も、北朝鮮との断交外交をすすめていた。だから北朝鮮が「いつでも話し合う」といったのを取り消すかのような態度に急変した。トランプ大統領が米朝会談中止を発表した時に、世界でただ一国日本だけが「支持する」と表明した。米朝会談中止が安倍外交の基本だから、間髪入れず支持した。安倍政権は北朝鮮と対話する気は0%、圧力を強めに強めて体制崩壊にもっていくことを基本戦略にしていた。韓国でも防空演習しないのに、太平洋に飛び去ったミサイルに空襲警報と地下非難を呼びかける時代錯誤。これで落ち込んだ安倍支持率回復を果たした。安倍氏にとって拉致は一番利用しやすい政治資源でしかなかった。絶対対話しないのが基本だった。しかし、韓国と米国に頼まざるを得なかった。
 さすがに、100%一心同体のトランプ氏が「圧力」でなく「友好」に舵をきった今、そのトランプ氏に取次ぎを願っているもとではこれまでの方針の転換をせざるを得なかったのだろう。この日本政府の方針転換を北朝鮮は見ている。これを評価して、拉致問題は解決済みといわずに会談するようになるかどうか。明日が注目だ。
 安倍首相は共同記者会見で、「最終的には私と金正恩委員長の間で解決をしなければならないと決意している」とも述べた。『朝日新聞』は「日朝首脳会談の実現に強い意欲を示した」と評価したが、わたしはまだやる気が足りないと思う。文大統領に頼んだ後もやる気ゼロ、トランプ大統領の足元にすり寄って頼んだのだから、これくらいいうのは当たり前だが、「最後はわたしが」とはこの程度の本気度かと私は思う。本来なら、拉致問題は日本の首相が全力でやるべきことだ。だがなにもやってこなかった。拉致問題を政治的に利用するだけだった。ロシアと20回以上、中東アフリカなど金をばらまいて外遊をし続けたのに、一番大事な問題は危機感をあおるだけで何もしなかった。ここにきて韓国・米国にお頼みするだけだ。対話のための対話は意味ない、圧力だけだといってきたが、対話のルートが何ひとつないことが、情勢から決定的に遅れ、置いてきぼり状態になったのだ。
 外交の正しい道、対話に立ち戻り、敵視政策をやめることが大事だ。
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スーパー・サンデイの店員が座ったままレジ作業するのはいいやり方だ

2018年06月09日 22時37分28秒 | Weblog
 パソコンが動かなくなってどうしようもなく、しばらくほったらかしていた。退職教職員の会で松代大本営跡地下壕と満蒙開拓団記念館を訪ねる旅から帰って動かしてみると、機嫌が直ったのか動き出した。
 そこで動かなくなる前に出会ったいいことをひとつ。大阪で一番安いと思う小さなスーパー・サンデイで見たこと。それは店員の体が楽な働き方を取り入れていたことだ。レジの店員が丸い椅子に浅く腰かけて作業をしているのだ。立っているのと同じ高さになる高い目の丸椅子だ。日本ではあらゆる種類の店で店員は座ることを許されない。疲れたときは座っていいと思うのだが、経営者がそれを許さない。店員たちは一日が終わると足はパンパン、体中が凝り固まっている。それで賃金は安い。
 わたしは15年前にスペインに行ったとき、スーパーでレジ係の女性が丸椅子にどっかりと座って作業しているのに接して、びっくりするとともに、これはいい、体が楽だろうと思った。強い印象を受け、労働者に服従を命じる一方の日本との違いを感じた。
 一番安いサンデイが店員の体をいたわる方式をとりいれたのを称賛したい。サンデイはバーコードの読み取り作業だけを店員が行い、お金の支払いは支払機で客が自分で行う。だから店員はあまり忙しくなく、座ったままでも十分できる。
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加計学園、安倍首相と会ったのはウソでしたのウソ。頭隠して尻隠さず

2018年05月29日 09時54分15秒 | Weblog
 加計学園が5月26日、2015年2月25日の安倍・加計面談をなきものにするために、おもしろいウソを流した。「当時の担当者が実際にはなかった総理と理事長の面会を引き合いに出し、県と市に誤った情報を与えてしまった」というコメントを報道各社に送った。誤報で迷惑をかけたという相手の県と市には今もって送っていない。そもそも県と市を騙したのなら、まず県と市に謝罪しなければならない。これが常識だ。そのうえで世間に公表するのが筋だ。安倍首相を守ることしか頭にないこのコメントが最初から怪しいことがわかる①。
 愛媛県文書では、2月に学園が加藤官房副長官と面会し、「理事長が安倍総理と面談する動きもある」と伝えた。加藤氏は面会を認めている。すると、この加計学園からの情報提供は宙に浮いてしまう。加計学園は加藤官房副長官にもウソをついたことになる。②
 3月15日には、今治市と加計学園の協議があり、「2月25日の学園理事長と総理の面会を受け、同秘書官から資料提出の指示あり」という愛媛県文書も浮いてしまう。3月15日には今治市にウソをついたことになる。そもそも総理と面会していないのだったら、なぜ総理秘書官から資料提出の指示が来るのか説明がつかない。③
 もし、2月25日の安倍・加計面談がなかったとしたら、加計理事長は東京へ行く必要がなく、平日だから別の日程が入っていたはずだ。その証拠を示さずに会っていない、東京に行っていないといっても何の説得力もない。④
 安倍首相と会ったというのはウソでしたと、安倍首相をかばったコメントは、新たな矛盾をつくりだした。頭隠して尻隠さずだ。「その考えはいいね」のことばをもらった2月25日の安倍首相との面談がその後の流れをつくった。柳瀬事務秘書官が3回面談し順調にすすんだ。愛媛県文書は整合性がとれている。
 ところが2月25日は架空のものでしたというと、愛媛県文書はつじつまが合わなくなり、崩壊してしまう。
 5月28日の集中審議で安倍首相は、2月25日について福山哲郎氏に「その場に愛媛県がいたわけではない。伝聞の伝聞だ」と否定した。加計孝太郎氏⇒学園関係者⇒愛媛県というのが伝聞ルートだ。仲間内の伝聞でウソが入る余地がない。伝聞は信用できないというなら、4月2日愛媛県職員が出席し、メモをした「総理案件になっている」という柳瀬秘書官の発言は伝聞ではないから否定したいのだな。
 福山氏が、2月25日について加計学園がウソを広めたのなら、首相はなぜ抗議しないのかと問うと、首相は「抗議をすることについては、そもそも理由がない」といった。小池晃氏が「自分をかばうものだと知っているから平然としているのではないか」と問うと、首相は「私は常に平然としている。コメントのしようがない」という。総理大臣の名をかたって、ありもしないことをでっち上げたとなると、ただごとではすまない。首相はこれまで加計氏は自分を利用しようとしたことはないとくり返してきた。ところが加計氏が安倍首相の名をかたって面会をでっち上げ、「いいね」発言をねつ造したというのだから、首相答弁をくつがえす大事件だ。森友問題で籠池氏が、安倍晋三からですと100万円を昭恵夫人から受け取ったといったのをカンカンになって怒ったのと大変な違いだ。100万円言及は「首相に対する侮辱だ」と竹下国対委員長も怒り、籠池証人喚問に至った。加計孝太郎氏もウソか本当か証人喚問に値する。
 腹心の友を救うための、加計学園の奇怪なコメントファクスが、さらに安倍首相を追い込む結果になった。ファクスを送りながら、取材には答えず、記者会見もしない。記者会見しようものなら、見るも無残な結果になることは容易に想像がつく。
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米朝首脳会談、復活への動き

2018年05月27日 13時00分51秒 | Weblog
 トランプ大統領はいったん中止を発表した米朝首脳会談の復活を目指す動きを、中止発表の翌日の25日から始めた。キムゲグァン次官の談話に好感を持ったということだが、歓迎したい。北との接触を再開し、6月12日も含めて再設定を模索している。
 26日には南北首脳が、再び板門店の北側施設「統一閣」で会談した。予告なしだった。裏切られたムンジェイン大統領が、引き続き朝鮮半島の非核化と平和体制のために行動をした。金正恩氏はアメリカの攻勢に不用意な反発をくり返すことの結果をよみちがえた。反発の応酬になっては元も子もない、最悪の事態になるので、ただちに修復に出た。今回、金正恩氏が南北首脳会談を呼びかけ実現した。米朝首脳会談実現へ向け、南北首脳が一致協力することは大事だ。大目標へ向け、関係国が理性をもって行動することが求められている。
 
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米朝首脳会談復活に期待する

2018年05月26日 14時18分09秒 | Weblog
 トランプ大統領が24日(2018・5)、6月12日に予定されていた米朝首脳会談の中止を発表した。その理由として、北朝鮮があいついで約束を破ったことをあげた。黙認するといっていたのに5月14日からの米韓軍事演習「マックスサンダー」に「「挑発的な軍事的妨害」だと非難したこと、会談準備の会合に北朝鮮が現れなかったこと、核実験場の爆破に専門家を受け入れなかったことをあげた。加えて北の崔善姫外務次官が24日、「米国が我々の善意を侮辱し、非道にふるまい続ける場合、朝米首脳会談を再考する問題を最高指導者(金正恩氏)に提起する」「我々は米国に対話を哀願しない」「会談場で会うのか、核対核の対決場で会うのかは、すべて米国の決心にかかっている」との談話を発表したことが引き金を引いたようだ。トランプ、ポンペオ、ボルトン氏が協議し中止を即断した。
 崔次官の従来型の挑発的な物言いは現下の情勢にふさわしくないし、南北高官協議の中止、現地準備会議キャンセルも昔のスタイルを引きずったままだ。だが、黙認するといったとはいえ、米朝首脳会談直前に軍事演習をやるというのは、やはり挑発だ。アメリカは信頼関係が壊れたというが、このような直前の軍事演習を仕掛けておいて言う言葉かと思う。
 中止決定についても、会談前進のために訪米したムンジェイン大統領と会談した2日後の発表だ。仲介のために労をいとわなかった文大統領に失礼だろう。
 だが中止となった以上は、ここから再出発するしかない。トランプ大統領も配慮はしている。金正恩氏あての書簡でも「あなたが交渉と議論に敬意をもって時間を割いてくれたこと、また忍耐強さと労力に心から感謝する」「いつの日か、あなたに会えることをとても楽しみにしている。一方で、人質を解放してくれたことには謝意を示したい。」「会談をしようと思うなら、遠慮なく私に電話するか、手紙を書いてほしい」と述べている。
 北朝鮮のキム・ゲグァン第1外務次官が25日発表した談話では、「我々はトランプ大統領が過去のどの大統領も下せなかった勇断を下して首脳対面をもたらすために努力したことを内心高く評価してきた。一方的に会談の取り消しを発表したのは我々としては予想外のことであり、極めて遺憾に思わざるを得ない。」「我々は、いつでも、いかなる方式であれ対坐して問題を解決する用意があることを米国側に改めて明らかにする」と述べた。
 北朝鮮は軍事と経済の併進路線から、経済開発路線に舵を切り替えており、後戻りすることはない。具体的な核廃棄への手段ではもめることはあるだろうが、後戻りはないという基本をおさえてアメリカにも、韓国にも努力してもらいたい。韓国の康京和外相とポンペオ米国務長官が25日電話会談した。ポンペオ氏は「米国側は北朝鮮との対話を続ける明確な意思がある。今後、米朝間の対話を行う環境を整えていくために努力していきたい」と、康氏は「ようやく実現した対話の機会を生かしていくために、米国と今後もあらゆる努力を傾けていく」と語った(『朝日』25日夕刊)。
 首脳会談中止でもっともがっくり来ているのは韓国ムンジェイン大統領だろう。ここまで持ってくるのに長い道のりがあった。米朝両国に裏切られた思いがあるだろう。しかし落ち着いて考えれば、1年前はどうだったか。平和の朝鮮半島、ひいては北東アジアの平和体制という枠組みさえも議論にのぼるようになったのだ。考えられないほどの情勢の変化だ。
 トランプ大統領の実務協議後回しの即断路線のツケが回ってきたという見方もできる。本来なら外交官の長い実務協議が実って首脳会談へといくのが、最終首脳会談がまず設定されるという異例の枠組みとなった。限られた期間に収まりきらない重要問題があまりに多く、空中分解してしまったといえなくもない。できれば冷静な判断で、延期措置という形をとってもらえればいうことはなかったのだが。通常の外交交渉ならば首脳会談は最後にとなるが、問題の重さからも、幕あけのひとくくり目の、途中の、そして最終の首脳会談というように段階に沿って何度も首脳会談をもっていくのが実際的だと思う。最初の首脳会談に行くまでに、北が3人の人質を解放したこと、問題を指摘されながらも核実験場を爆破したこと、一方アメリカが北朝鮮の体制保証を表明したことは、首脳会談復活の土台がすでにできていることには違いない。
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2015・2・25安倍・加計会談はやはりあった(今治市長)

2018年05月25日 23時47分43秒 | Weblog
 今日(5・25)、菅良二今治市長が、「加計学園側から(今治市の)担当課にお話はあった」と2015年2月25日の安倍首相・加計孝太郎氏の15分の面談はあったと証言した。愛媛県と今治市は加計学園と組んで獣医学部設置を取り組んでいたのだから、加計学園が県と市に喜ばしい話を報告するのは当然だし、県や市がウソをつく必然性はまったくない。ウソをついているのは安倍首相と、今の加計孝太郎・加計学園だ。
 国会と国民にウソをつきつづける総理大臣は過去に例を見ない。政治的に保守の立場であっても、ウソをつきつづけて平気、新たな証拠を示されても白を切る。人間性が問われていることも意に介さない。子どもには道徳をふりまわす姿はもはやお笑いだ。
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トランプ大統領が突然、米朝会談中止発表

2018年05月24日 23時46分48秒 | Weblog
 さっき、トランプ大統領が、金正恩委員長との米朝首脳会談の中止を発表した。その可能性はあるかもしれないが、両首脳とも忍耐で会談へと持ち込むと私は予想していたので驚きだ。残念だ。だがこれですべてが無に帰したわけではない。再度、首脳会談への歩みははじまる。これは間違いない。
 なにより、非核化の到達点では一致しており、破談に至ったのは、目標への道筋での対立が抜き差しならなくなったからだ。ここはもう一度冷静に話し合う必要がある。米政権内でも、リビア方式にこだわるボルトン氏に対し、トランプ式という言い方でトランプ氏が柔軟性を示していたから、不可能ではないと思う。核開発の初期段階だったリビアを一気に処理したのと北朝鮮では段階が違うという北の主張はそれなりに道理があり、約束対約束、行動対行動という6か国宣言で言われた方式は実際的だ。
 さらに米朝の間に韓国がいる。この韓国の働き、存在が大きい。情勢をここまで引っ張ってきたのは韓国のムンジェイン大統領だ。トランプ氏によって中止が発表されたからといって、文大統領が、はいわかりました、やめましょうと引っ込むはずがない。文大統領がふたたび、しっかりと、米朝の間に立って非核化と半島の平和体制への転換に向けて行動を起こすに違いない。
 朝鮮戦争以来の大転換なのだから、一筋縄でいかないのだとつくづく思う。もともと無理だったとか、北朝鮮を政治資源として使いつづけたいという下劣な考えに引きずられることなく、日本国民も理性的に対応することが大切だ。  (2018年5月24日夜)
 
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「その案がいいねと君が言ったから25日は獣医記念日」

2018年05月24日 12時42分57秒 | Weblog
 弁護士の渡辺輝人氏がつくった「その案がいいねと君が言ったから25日は獣医記念日」という歌が人気を集めている。俵万智さんの「『この味がいいね』と君が言ったから7月6日はサラダ記念日」が元歌だ。
 2015年2月25日に安倍首相と加計孝太郎理事長の会談で「その案がいいね」と方向が決まった。「相談や依頼があったことは一切ない」の当初からのウソは崩れた。2017年1月20日まで獣医学部応募は知らなかったの追加ウソも崩れた。愛媛県文書は当事者として、その文書はウソが入りようがなく、網羅されている。勝負ありなのに、安倍首相は、会っていない、入邸記録もないと言い逃れる(記録破棄したのに、記録に乗せない入邸、裏口からの入邸あるのに)。自分が認めない限り逃げられると思っている。
 安倍首相はウミを出し切ると今年になっていいだしたが、あんたが一番の膿だと言われた。政府財務省は、国会そして国民を1年以上にわたってあざむき続けたあげく、昨日、森友学園との交渉記録を国会に提出した。佐川氏が廃棄したと言いつづけたものだ。谷査恵子氏が昭恵氏の意を受けて動いたことがことを前に進めた。それが浮かび上がる。
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カラスはかしこい。プラスチック、資源ごみの日は来ない

2018年05月22日 11時14分27秒 | Weblog
 昨日、ゴミ袋が道路のあちこちに置いてあるのに、ひとつも食い荒らされていないのに気付いた。そういえばカラスが一羽もいない。ゴミをよく見るとプラスチックゴミの日だ。つづいて今日は資源ごみの日だ。
 カラスの声が聞こえない。姿が見えない。生ごみの日は、うるさいうるさい。道路いっぱいにゴミが散らばる。ゴミ袋を破って食べ物を探す。隣に新しくできたアパートには困る。ゴミ置き場があり網をかけてあるが、カラスはその網をくぐって袋を引っ張り出す。で食べ放題、散らかし放題。アパートの住人は散らかっていても知らんぷり。「レオパレス21」もわれ関せず。近所の人間が掃除することになる。
 昨日今日でカラスの賢さには舌を巻いた。生ごみ以外の日には来ないのだ。もしかして、とも思わないのか。生ごみの日の間隔を記憶しているのか。まったく役に立たない網を改善する知恵もない人間のほうが完全に負けている。
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財務省の公文書改ざんどころか安倍首相は国会虚偽答弁ばかり

2018年05月22日 09時34分50秒 | Weblog
 愛媛県が加計学園関連の文書27枚を参院予算委員会に提出した。県職員が丁寧に記録したものだ。そこには虚偽を書き込む必要性も動機もない。加計学園からの報告として、15年「2月25日に理事長が首相と面談(15分程度)」「国際水準の獣医学教育を目指すことなどを説明」したら「首相からは『そういう新しい獣医大学の考えはいいね』とのコメントあり」と記されている。安倍首相は加計理事長と獣医学部の話をし、「いいね」といっている。知らなかったというのはウソだ。
 「首相動静」には15分の面談は載っていないが、載せないことはたくさんあるらしい。ちょうど予算委員会中で、昼食時にわざわざ官邸に戻っていることは「動静」に載っている。そこにこっそり、加計面談15分をいれたとしたら、ぴったりだ。安倍首相も加計理事長も、その日は会っていないとすぐに口裏を合わせたが、信ぴょう性はゼロだ。
 安倍首相は去年7月の閉会中審査で突然、加計学園が国家戦略特区に獣医学部を申請しているのを知ったのは、2017年1月20日だと発言した。その日は、特区諮問会議で今治獣医学特区の業者を加計に決定した日だった。決定した会議の議長がその日に応募を初めて知ったというあり得ない話だ。そんな議長は使い物にならない。関係業者から接待を受けてはいけないという大臣規範を遅まきながら知って、そんなあり得ない話をでっち上げたのだ。お友達政治、国家の私物化がどれだけ底が抜けているか。
 立法府に対し、行政府の長がウソをつき続けている。民主主義、三権分立を破壊し続けている。1年前に総辞職しているべきものを、改憲への執念だけで今も居座っている。ただちに辞職せよ。
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拉致解決のための対話に意欲を見せない安倍首相

2018年05月20日 09時26分18秒 | Weblog
 北朝鮮政策の基本を「対話のための対話は意味がない」に置いてきた安倍首相が、南北対話、米朝対話がすすむ情勢の急転回で置いてきぼりになっている。蚊帳の外ともいう。しかし情勢の動きに追いつこうという気はなさそうだ。それは対話重視という路線に乗ることになるから。あくまで対話否定が基本なのだ。安倍首相は、圧力制裁を最大限にして、北朝鮮を打倒崩壊させることに目標をおいてきた。対話は視野になかった。だから去年、横田早紀恵さんが我慢ならずに、首相に対話交渉に踏み切ってほしいと訴えたにもかかわらず、いっさい反応せず無視した。
 安倍首相は、北朝鮮が脅威だ、国難が迫っているとあおって自らの政治基盤を強化してきた。もっとこれを利用したいのだろう。拉致問題をシンボルとして利用しながら、その解決への必死さはあったか。拉致の解決には首相の力に頼らざるを得ない横田早紀恵さんが、ついに首相への怒りを爆発させたように、政府の取り組みは何も見えなかった。北朝鮮を倒した後の焼け野原で拉致被害者を探そうというのが、例えは悪いが政府の姿勢だった。
 しかし始まりも終わりも対話でしか問題は解決しない。これは真理だ。韓国もアメリカも始まりの対話に踏み切って、解決への道をたぐり寄せているではないか。
 安倍首相は、14日の衆院予算委員会で「拉致問題の解決には国際社会の協力も必要だが、最後は日朝首脳会談になっていくんだろう。しかし首脳会談は拉致問題の解決につながるものでなければならない」といった。何をちょろいことを言っているんだ。新聞の評価は、安倍首相が日朝首脳会談を視野に入れたというものだ。
 4月27日の南北首脳会談で、「日本とはいつでも対話する」との言質を引き出してくれたのに、安倍周辺は韓国がこの言葉を公表したことにいらだちを見せた。北の「いつでも対話する」とのシグナルにすぐさま反応するでもなく、無反応をつづけている。で最近、「最後は日朝首脳会談になっていくんだろう」と半分他人事みたいなことをいう。
 安倍首相は、南北・米朝対話がすすんでいる今の情勢を拉致解決の好機と何故とらえないのか、と問うてもむなしい。その気がないから。逆に「いつでも対話する」と発表されたのをぶつくさいうのだから。米朝会談でトランプにうまく取り上げてほしいと依頼し、その結果を待って直接対話を検討するというのが今の方針だろう。
 4月27日に対話の道が開かれたのに、なすすべもなく対話否定路線を走り続け、あまつさえ過日のブログで書いたように北朝鮮断交を世界に向かって進める外交を今もって続けている。これでは拉致解決への環境づくり、信頼づくりへの意思がないことを世界に示した。だから北朝鮮が南北会談の時は拉致は解決済みと言わずに対話すると応じたのに、安倍首相の対立をあおる対応によって、北が拉致問題は解決済みだという態度に逆もどりしたのだ。まだチャンスはあるけれども、一度目のチャンスをのがした。チャンスに後ろ髪はない。
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柳瀬秘書官は安倍首相に絶対報告している

2018年05月15日 15時44分08秒 | Weblog
 2015年4月2日首相官邸で柳瀬唯夫元首相秘書官が、加計・愛媛・今治関係者と面談したことを安倍首相に報告したことはないと、国会の参考人招致で断言した。それは、報告したとひとこと言えば、安倍首相が国会で虚偽答弁をし国会をあざむいた証拠になるからだ。橋本首相の秘書官を務めた江田憲司議員が報告しなことはありえないといっていることからもあり得ない作り話だ。
 首相秘書官は日に5回から10回首相と会うという。だが秘書官が会うことは「首相動静」には出てこない。常に首相に付き添い、「首相動静」をつくる側だ。大変忙しいことはわかる。報告する時間もとれないほど忙しいのだろう。だが少しゆったりした雰囲気の下では、先日の加計関係者との面会についてと報告することはありうるし、するのが常識というものだ。
 そこで2015年4月と5月の『朝日新聞』の「首相動静」を調べた。

 4月11日
 午後6時43分、「近畿大学水産研究所銀座店」世耕弘成官房副長官や【秘書官】と食事。9時25分自宅。
 5月4日
 アメリカ訪問から3時3分政府専用機で羽田空港着。6時54分山梨県富士吉田市の中国料理店「蓮」。母親の洋子さん、友人、【秘書官】と食事。9時1分同県鳴沢村の別荘。
 5月5日
 7時12分、山梨県富士川口湖町のゴルフ場「フジ桜カントリー倶楽部」。親族や友人、【秘書官】とゴルフ。3時29分、同県鳴沢村の別荘。5時30分、昭恵夫人、母親の洋子さん、本田悦郎内閣官房参与、【秘書官】らと食事。
 5月6日
 午後7時55分、山梨県鳴沢村の鳴沢ゴルフ倶楽部。昭恵夫人、渋谷耕一リッキービジネスソリューション代表取締役、【秘書官】らとゴルフ。

 このように2時間半も数人でゆったり食事をしているときに、首相のご友人の件ですがと報告することはありうるし、するのが当たり前ではないか。報告すると首相の首があぶなくなると当時はまったく思っていなかったのだから。さらに、5月連休には秘書官だけでなく、本命の【友人】登場する。安倍首相の別荘の道を隔てた向かいの加計さんの可能性もある。1か月前の官邸での面談報告は一層盛り上がったのではないだろうか。
 安倍首相も口裏を合わせて、報告を受けたことはないという。国会をすなわち国民を欺くことは許されない。
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北朝鮮問題での新たな日本外しの原因を考える

2018年05月13日 22時57分16秒 | Weblog
 今日(2018・5・13)の『朝日新聞』にソウル駐在・武田肇記者のふたつの記事が載った。いずれも日本と北朝鮮に関わる重大な問題を指摘している。 ひとつは、北朝鮮北部の核実験場を廃棄する式典を5月23~25日に行うと北朝鮮外務省が発表した。咸鏡北道豊渓里の核実験場のすべての坑道を爆破し、完全に閉鎖した後、地上施設も順番に撤去するそうだ。そこで注目されるのが、実験場廃棄の透明性を確保するために中国、ロシア、米国、英国、韓国の国際記者団に現地取材を許可し必要な便宜をはかるという点だ。この国際記者団から日本が省かれている。ここにははっきりとした意図、メッセージがある。
 もうひとつは、朝鮮中央通信が安倍首相らを名指しして「日本の反動層がすでに解決した『拉致問題を』再び持ち出しし世論化するのは、稚拙で愚かな醜態だ」との論評を配信したというのだ。論評は「全世界が来る朝米(米朝)首脳会談を朝鮮半島の素晴らしい未来の一歩と積極的に支持歓迎している時に、日本だけがねじれて進んでいる」とも指摘している。武田記者は、4月27日の南北首脳会談の際に金正恩委員長は、日本人拉致問題について「解決済み」という言葉を使わなかったということを指摘している。これは重要だ。
 忘れてはいけない。4月27日の南北首脳会談ではムンジェイン大統領から日本人拉致問題も取り上げてもらい、金正恩委員長から「いつでも日本と対話する用意がある」との返答を引き出してもらった。ところが、武田記者の記事にある通り、国際記者団から日本を除外し、拉致問題は解決済みだと北当局は言いだしたのだ。南北首脳会談では、拉致問題についていつでも会談するといったのに、公式に態度を変更した。拉致被害者家族にとっておどろきの出来事だ。拉致問題はまったく解決していないし、北朝鮮もそれを認めて対話すると明言したのに。
 北の態度変更には理由がある。北朝鮮をののしっても解決しない。文大統領の仲介でいつでも対話すると言わしめたのに、それをうけて信頼を醸成する動きを安倍政権がしなかったことが大きい。むしろ対話への道とは逆の行動をした。その象徴的なことが、このブログで指摘したヨルダンの対北朝鮮断交を安倍首相が評価したことだ。自らは韓国に頼って対話の道を開いてもらいながら、他方見えないところでは、対話以上の国交を持っている国に北朝鮮との断交を求める政策を5月1日に至っても進めていた。ヨルダンにはご褒美の無償資金協力も約束した。これは小さいながらも報道された。北朝鮮も当然知るところとなっただろう。私に言わせれば、安倍首相は拉致問題解決に必死さがない。体制崩壊までねらった圧力を続けることが自己目的化している。そして北朝鮮をいかに政権浮揚に利用できるかしかない。
 安倍首相は、5月9日の日中韓首脳会談でも北朝鮮への最大限の圧力をかけるとの主張をくり返し、中韓との考えの違いが抜きがたいものだと世界に知らしめた。中韓は非核化と体制保障、経済開発をアメリカを含めいっしょに進めていこうとの態度を表明している。対話の道を突き進んでいるトランプも圧力をやめたわけではない。しかし信頼関係の構築に気を使っている。対話は信頼がなくてはできない。安倍首相にはこれが決定的に欠けている。

 この記事を投稿する前に14日朝の、羽鳥モーニングショーを見たら、私の見方とは違っていた。日本の蚊帳の外はずっとそうだったという見立てだ。たしかにそれはそうなのだが、いったん南北会談で蚊帳の外から対話の仲間に加えてもらったはずなのに、再びはずされたことをしっかり見ることが大事ではないか。いつもはするどい玉川さんは主に記者団からの排除を念頭に、日本は朝鮮戦争に関係していないから蚊帳の外なのだといった。どうもみなさんは、5月1日のヨルダンでの安倍首相の行動をご存じないから、ピリッとしないように思う。
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