河村名古屋市長が、南京大虐殺などなかったという妄言をくりかえしている。父親が南京から引き上げるとき、友好的だったというのを根拠にしてしている。そういう個人的体験もあるだろう。だからといって大虐殺がなかったとか、そんなに多くなかった(あとで言い方を変えた)ということにはならない。
歴史学では学問的な決着がついている。真実の究明が学問の使命だ。なかったと盲信するのは学問的態度とはいえない。南京大虐殺は、虐殺だけでなく、略奪、強姦、放火を含む不法な行為をさす。
河村市長の見境のない発言で、犠牲者とその遺族・関係者・国民に痛みを与えた。また友好関係、経済交流にも支障がでている。その責任は大きい。
河村さん流の新自由主義・自己責任をさけぶ政治家は、歴史観でも復古的・右翼的考えが多いようだ。教育委員を自分に都合のいい人に入れ替えて、扶桑社、いまは育鵬社の復古教科書を中学校の社会科教科書として採択させている。
河村さんの友だちの橋下さんは、河村さんに、いまはそんなことは言わんほうがいいと忠告したそうな。でも橋下さんもテレビで、高校で南京大虐殺を教えられて信じてきたけど、ある人から本を紹介されて読んでみたら、教えられたことはウソだとわかった、と放言した経歴がある。人の名誉を傷つける放言を電波で関西一円に流した。
政治目的ではなく、命の尊厳と真実の究明を大事にすべきだ。
歴史学では学問的な決着がついている。真実の究明が学問の使命だ。なかったと盲信するのは学問的態度とはいえない。南京大虐殺は、虐殺だけでなく、略奪、強姦、放火を含む不法な行為をさす。
河村市長の見境のない発言で、犠牲者とその遺族・関係者・国民に痛みを与えた。また友好関係、経済交流にも支障がでている。その責任は大きい。
河村さん流の新自由主義・自己責任をさけぶ政治家は、歴史観でも復古的・右翼的考えが多いようだ。教育委員を自分に都合のいい人に入れ替えて、扶桑社、いまは育鵬社の復古教科書を中学校の社会科教科書として採択させている。
河村さんの友だちの橋下さんは、河村さんに、いまはそんなことは言わんほうがいいと忠告したそうな。でも橋下さんもテレビで、高校で南京大虐殺を教えられて信じてきたけど、ある人から本を紹介されて読んでみたら、教えられたことはウソだとわかった、と放言した経歴がある。人の名誉を傷つける放言を電波で関西一円に流した。
政治目的ではなく、命の尊厳と真実の究明を大事にすべきだ。