山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

安倍首相の突然の全国休校要請・政治パフォーマンスの決断、いっぽうPCR検査の決断しないまま

2020年02月27日 23時50分27秒 | Weblog
 安倍首相が2月27日18時半、突然全国の小中高校支援学校で3月2日から1カ月休校するよう要請すると宣言した。あえて私は言いたい。これは安倍首相による政治パフォーマンスだと。以前のコロナ対策会議に3分間しか出ていなかった安倍首相が、ここにきて段階的に対策のレベルを上げてきた。そのシンボル的なものとして、全国小中校の休校を打ち上げた。26日に大規模なスポーツ・文化イベントの2週間自粛を打ち出したばかりなのに、その翌日全国の学校休校だ。25日に決定した基本方針には全国一律をおしつけるものはなかった。ところがだ。一転、全国一律でパフォーマンスに出た。
 その秘密は何か。支持率急落、人気の低落がある。産経世論調査(22,23日)で支持8・4ポイント減の36・2%、不支持7・8増の46・7%。1年7カ月ぶりのことだ。桜でウソをついても急落から免れてきたのに、コロナ無策が厳しいしっぺがえしとなった。そこで舵を切り替えたのだ。全国一律の強制。緊急事態、戒厳令を打ち出したときの恍惚感ももしかしたら味わっているのかも。
 北海道や千葉県市川市が熟慮の末に、1,2週間の休校を決めていた。納得できる。ところが安倍首相は、やみくもに全国一律、とにかく休校だと。冷静に考えたらおかしい。感染者が出ている県が19県、出ていない県が28県。東北地方はまったくでていない。なのに有無を言わさず全国一律。北海道や市川市が悩んだのが意味がないかのような決定だ。はっきりいって、感染者のない県は迷惑だ。
 春休みに入るまで、すなわち3月24日まで休校。結局新学期まで学校がない、1カ月以上。小学生、支援学校生を抱える家庭は途方に暮れる。近くに祖父母がいる家はまだいい。共働き、シングルマザー・ファザーの家庭では親が休むにも限度がある。首相は、休みを取りやすくする環境を整えるといったが、月曜から始まるのに、そんなものが整うはずがない。正社員ならまだしも、たくさんいる非正規社員・アルバイトの親は、子どものために仕事を休んだら収入が激減するではないか。生活の危機だ。そんな親の収入保障をする、その予算はこれだけ用意したといえば、首相の言葉も信用できよう。しかしコロナ予算は135億円だと。収入保障という考えは政府にはいっさいない。「何よりも子どもたちの健康、安全を第一に」といったが、生活破壊を同時に進めては何の意味もない。「生ずる様々な課題に対しては、政府として責任をもって対応する」と見得を切った。説明責任や丁寧に説明という毎度のウソでその見得にはうんざりしている。
 医療関係者からの声は悲痛だ。今でもぎりぎりでやっているのに、2割の看護士が子どものために休暇をとったら、医療崩壊が起きると。素人でもわかる。「責任をもって」が何の意味もない、パフォーマンスにすぎないことが最初からバレている。
 感染者が一人だった時に2週間の休校を決めた大阪市長の決定にも違和感を覚えた。インフルエンザの方が今はやっていて、各学校で学級閉鎖などで適切な対応をしている。ところが子ども、教員に感染者なし、全体でもバズガイド一人だけなのに、大阪市の休校措置には政治的パフォーマンスの臭いを感じた。今度の安倍首相の休校は、やみくもに一律を押し付けるという点で相当ひどい政治パフォーマンスだ。これが数か月後に収まる、初夏に近付き必ず収まるときに、あの全国休校のおかげで収まったのだという世論が起きることも見越してやったのだろう。
 安倍強権パフォーマンスに違和感を感じるには、別に大きい理由がある。それは、政府・厚労省がPCR検査をきびしく制限してきたこととの関連だ。医療関係者からはさんざん検査制限を緩めて、医師の要請ですぐ検査ができるようにすべきだと声が上がっていた。朝の「モーニングショー」でも大谷クリニックの大谷先生が悲痛な声をあげつづけた。大谷先生のクリニックで、呼吸器疾患の患者、軽い肺炎の患者、はもとより、人工呼吸器をつけて付きっ切りで治療しなければならない患者にさえもPCR検査が受け入れられなかったと訴えていた。死ぬ直前まで検査はさせないぞという感じだ。大谷先生の怒りは爆発寸前だ。
 安倍首相がやる気があるなら、厚労省の基準をゆるめて、医師の裁量で検査できるようにすべきなのだ。検査の裁量もない医師とはいったいなんのだ。検査、診断もなしに治療はあり得ない。医療の専門家を信用せず排除するようなコロナ医療体制とは何だ。民間の検査機関の検査を全面解禁すべきだ。何より命が大事だといったではないか。いや解禁しなくても、3800人分の検査が可能だ。なのに、3000人分は検査させてもらえず、空いているではないか。安倍首相が権力をふるうなら、政府の内部でのやる気のなさや妨害を排除することが第一だ。首相の責任だ。
 その陰で、安倍首相はあいかわらずお友達政治家、とくに稲田朋美、財界人との夜の2~3時間に及ぶ会食をくりかえしている。腐るほどお金があるし、いい気なもんだ。3月25日は2時間半、26日は1時間半、財界人と会食。さすが27日は対策本部会合があったのでお休み。
 なにが緊急事態だ。
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今もってPCR検査に厳しい制限をかける厚労省。なぜ大規模検査をしないのだ!

2020年02月25日 22時49分19秒 | Weblog
 私は2月10日に、「厚労省がダイヤモンド・プリンセス号の乗客に検査をしない怪」という記事を書いた。それ以前から、政府・厚労省が乗客にPCR検査を進めていないことに疑問を持っていた。検査、診断、治療が基本なのに出発点に付くことを妨害していることに疑問を感じていた。毎日、1時間、2時間もこの問題ばかり(桜などの民主主義問題を不問にして)やっていたワイドショーが検査妨害を取り上げず、頓珍漢なことをくりかえしていたことにも疑問をもっていた。
 ところがどうだ。国会でも、PCR検査を進めるどころか妨害していることが取り上げられたにもかかわらず、実情はまったく変化がない。
 今日のBS「報道1930」で重大な事実が伝えられた。都内の9歳の子のケースだ。39・3度の熱が出て、診察を受けてインフルの検査をしたが陰性で、風邪の診断が出た。37・5度の熱が続き、4日目も38度だった。小児科では肺炎の診断、しかしコロナのPCR検査はできない、保健所も拒否。渡航歴、湖北省の人と接触がないというのだ。
 さらに重大な事実は、先週18,19,20の3日間のPCR検査の数は9人、136人、90人しかないのだ。保健所を通じての検査は毎日3800人可能だというのに。検査能力はあるのに、させないというのはどういうことだ。ダイヤモンド・プリンセス号の下船者の中で熱がある人28人に対してさえ、たった4人しかPCR検査をしていない。そのうち1人が陽性だった。下船者への追跡調査に応じた人の中で熱が出ている人は少ない。28人だ。だったらすぐに検査すべきだ。なのに、検査しない、させない。基準に達していないから。どうかんがえてもおかしい。韓国の検査数に比べても極端に少ない。上昌広教授は、検査をせずに、診断も治療もないではないか、すぐ検査すべきだと厳しい意見を出している。まったくそのとおり。素人でもわかる。ところが厚労省は常識外れのことをくりかえしている。
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マスク社会への違和感

2020年02月22日 12時03分04秒 | Weblog
 コロナウイルスで街はマスクでおおわれているようだ。駅や電車で実感する。病原体を持っている人が他人にうつさないためには有効だが、ウイルス防護には無益だ。完全防護のためにはゴーグルまでしなければならない。
 わたしはマスクはしない主義だ。先だって咳が出たとき一回だけマスクをして出かけた。コロナウイルス騒ぎの今はしょうがないとしても、ここ数年電車で見ると特に若い人にマスクが増えている。夏でもだ。世代的な違いがはっきり見て取れる。咳をしている風でもないのに何故か、とそのたびに思った。
 私の出した結論は、顔を隠すためだ、ということだ。顔の半分が隠れる。表情を表さないという意思表示だ。普通に顔を出して歩くことは、表現でも自己主張でもない。コミュニケーションをとっているということでもない。とことがマスクで顔を隠すことは、垣根の向こうに半分身をひそめるという姿に似ている。自分を見られない、表情を読みとられないという安心感があるのだろう。そういう生活手法を手に入れると、そこに慣れ親しんでしまうだろう。
 以前、全日制の高校で勤めたとき、ずっとマスクをしていた男子がいた。夏になったら暑くて取るだろうと思ったが、ずっとしたままだった。なぜマスクをしているのか不思議だった。顔を隠さなければならない理由があるのかとも思った。だが、年度の最期の日、彼はマスクをしていなかった。すっきりした顔だった。晴れやかな感じもした。彼は、脱皮をしたのだ。
 マスクと地続きではないが、SNSの世界で自分を隠して他を攻撃するいやな世界がますます広がりを見せている。わたしは、自分の名を明かしてブログを書いている。民主社会での常識だと思うからだ。発言には責任をもって、批判は名前を明かしてやる、そんな当たり前の社会にしたい。卑怯なことはしない。マスクの氾濫は社会を変質させる問題ではないが、自分を隠して他を攻撃するSNS世界は暗黒社会を予告しているようだ。
 安心と自然体が広がってほしい。





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志賀高原です

2020年02月17日 08時30分06秒 | Weblog
 心不全になってからめっきりスキーをしなくなった。できなくなったというのが正しい。海抜1900メートルの山で運動をするのは心臓に堪える。何しろ酸素が薄い。マラソンランナーが高地トレーニングをするような場所だ。
 退職者の会のスキーツアーのお世話をしているので、今、志賀高原に来ている。無理しない程度に。去年も午後は宿に引き返した。びっくりしたのは、志賀高原でも、昨日夕、雨が降ったのだ。ツララも一本もない。驚くべき暖冬だ。
 さあ、初滑りだ。無理せず、慎重に。

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安倍内閣・厚労省がダイヤモンド・プリンセスの乗客に検査をしない怪

2020年02月10日 13時25分55秒 | Weblog
 3600人の人が横浜港でダイヤモンド・プリンセス号に閉じ込められたままになっている。14日間の隔離ということだ。だが、持病を持っている人の多くはもう薬が切れて困っている。テレビの画面では、今日、船のテラスに「薬」と書いた布が掲げられていた。薬が切れることによる危険の方が、コロナウイルスよりも怖い。薬が切れたということが知らされてから日数が経っている。きちんと対応しているか疑わしい。
 もうひとつ、大変不満に思うことが、国・厚労省がコロナウイルスのPCR検査を厳しく制限していることだ。なんで検査をしないのだ。国の方針は、湖北省に行った人、武漢に行った人と接触した人にしかPCR検査をしない。保健所に検査をしてほしいといっても、国の方針によるとして拒否される。
 テレビでは、田崎史郎が政府の名代として弁護論をぶっていたが、何の説得力もない。「安全のためにPCR検査をしてほしいといっても、検査する側にかなりの負担がかかる」などと。検査機関が忙しくなるのは負担だとでもいっているのか。検査には培養などで6時間かかるそうだ。日本全国が協力すれば1万人以上の検査能力があるようだ。他の仕事をやめてこれだけやるわけにもいかないから、検査能力はこれより相当劣る。関東に限ればもう少し減る。しかし何日かかければ3600人は可能だ。何故やらないのだ。病気診断、治療の出発点は検査だ。厚労省の頭はどうかしている。
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募ってはいるが募集はしてはいない。言葉の勉強になる

2020年02月08日 11時14分58秒 | Weblog
 1月28日の衆院予算委員会で共産党の宮本徹議員が、コピーをして申し込みをしてくださいという文書を示して「幅広く募集していることはいつから知ったか」と問うと、安倍首相が答えた。「幅広く募っている認識だった。募集している認識ではなかった。」これに対し、宮本氏は募るは募集と同じだと諭した。
 このエピソードは、日本人に改めて言葉を勉強するきっかけと意欲を与えた。わたしもそれから、〇してはいるが、〇〇してはいないという言葉探しをするようになった。今日、ちょっと本気で考えてみた。
 競うけど、競争はしていない、話すけど会話していない、学ぶけど学習していない、起きるけど起床はしない、移るけど移動はしない、映すけど映写はしない、演じるけど演技しない、など。
 ならば、「あ」から。集まるけど集合しない、焦るけど焦燥はない、煽るけど煽動はしない、崇めるけど崇拝はしない、上がるけど上昇はしない、商うけど商売はしない。ついで、漁るけど渉漁はしない、はいけるかと思ったが、渉猟だった。辞書を見ると、漁【りょう】はもともと【ぎょ】の音だが、【りょう】は猟の音を転用したものだとあった。勉強になる。 
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安倍首相、地元での後援会のつどい中止!なぜ?

2020年02月07日 11時23分06秒 | Weblog
 安倍首相後援会は、下関市と長門市で2月8、9両日に3か所で4200人を集めて開く予定だった後援会の「新春のつどい」の中止を4日に発表した。理由は、「新型コロナウイルス対応のため、安倍首相が帰郷できなくなったため」というのだ。確かに無理かもしれない。しかし8,9は休日だから絶対不可能ともいえない。首相が出席できない会合はいろいろあるだろう。後援会ならば、常日頃出しゃばっている昭恵夫人が名代として出席すればいい。
 真の理由は、収支報告をせず、というより収支報告ができない事情があるため法律違反をしていることへの追及で窮地に陥っているからだ。地元の後援会の集いでは収支報告をする予定だったから開催準備を進めてきた。だがここにきて、地元の集いは報告するのに、「桜」夕食会はしなかったというアンバランスがいやがうえにも目立つからだ。マスコミ取材も下関に集中するだろう。そこでは、夕食会の領収書もらいましたか、現物見せてもらえますかという質問が集中するからだ。
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「世紀の珍論!」参加者個々人がホテルと契約した!それならホテルが会費の集金すべき

2020年02月06日 09時29分24秒 | Weblog
 安倍首相のごまかし答弁がいよいよ行き詰まってきた。そのひとつは、ホテル夕食会の契約と集金の問題だ。
 本来、政治資金収支報告書に記載すべきなのに、記載がないのを取り繕うためにウソにウソを重ねてきた結果だ。もともと、夕食会の収入と支出が同額なので安倍後援会として収支が発生していないから政治資金収支報告書に記載しなかった、したがって違法ではないと答弁してきた。ところが安倍氏はこれでは論拠不足と見て、ホテルと契約を交わしたのが後援会ではなく参加した800人の個人だという珍論で補強してきた。後援会であれ、同窓会であれ、結婚式であれ、参加者個人が会場と個別契約をして会費を払うなどということが、この日本であるだろうか。初めて聞いた珍論だ。
 首相は、「ホテル側立ち合いのもと、事務所職員が集金し、ホテル側に渡した。主催の後援会の収支は一切ない」と述べている。ホテルが個別に契約したのなら、ホテルが直接集金すべきだ。当たり前だ。ホテルの業務を安倍事務所が代行したことになる。安倍事務所が集金したということは、個別契約ではないことの証明だ。
 さらに、そもそも800人から集金したということ自体に、わたしは疑問をもっている。集金していないのではないかと。しかし桜旅行の「募集案内」には5000円集めますとあるから集めたのだろう。だが領収書の現物は国会に提出していないし、下関市でも見つかっていない。個々人の名前を書いた領収書を渡したというのだが、その場で書くのか、あらかじめ書かれたものを渡したのか。どちらにせよ、800人がほぼ同時刻に来るから大混雑だ。800人だと名簿をチェックするだけでも大変だ。金のやりとりとなると、数人の事務所職員では絶対無理だ。10人以上が受付に並んで作業しないとさばききれない。金のやりとりをすれば、ホテル名義(安倍答弁)か、後援会名義かの領収書は必ずある。だが、下関市では見つかっていない。一枚くらい提供があってもいいと思うが。
 安倍事務所はホテルとの仲介をした、5000円の価格設定もホテルと事務所で合意したと安倍氏は述べている。事務所は仲介をしただけで契約は結んでいない、あくまでも個々人だというが、民法の専門家は、合意をもって契約が成立したというのが民法だと明確に述べている。同窓会のお世話をする一般人の常識もそのとおりだ。参加者個々人が契約したというのは成り立たない。
 立憲民主党の黒岩氏が、ホテルの規約を示して、実際の参加者が減った場合も予約人数分の支払いをする義務があることを指摘した。これは常識だ。800人もいれば、体調が悪くなって欠席する人は必ず出る。その場合、だれが負担するのか。黒岩氏は問うたが、安倍氏は「取り決めは特段行われなかった」と述べた。個人か、後援会か、事務所か、はたまたホテルか(ありえないが)。いや、立食式だから、600人分注文して、実際には800人入場させるという技は不可能ではない。この方式をもしとったとしたら、個人契約論は吹き飛ぶし、収支が同額だったという論も吹き飛んでしまう。
 政治資金規正法にのっとって記載すべきものを法を踏みにじって不記載にしたそ違法行為が問題なのだ。屁理屈の先の細いトンネルを安倍首相は膝を擦りながら進もうとしているが、あまりに哀れな姿だ。
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改憲突撃隊・維新が「桜を見る会」「コロナウイルス」を利用して安倍改憲ヨイショ

2020年02月02日 10時02分07秒 | Weblog
 日本維新の会が、民主主義の根幹にかかわる「桜を見る会」と世界の保健衛生にかかわる「新型コロナウイルス」を自らの改憲策動に利用している。見識を疑う。1月28日の衆院予算委員会で、維新・馬場幹事長は新型コロナウイルス対策のためにも改憲をして「緊急事態条項」をつくるべきだと主張した。これについてはまともな評論家は、改憲ではなく法律で対処すべき問題だとその不見識を指摘した。30日の参院予算委員会では、音喜多議員が「桜」をめぐる首相の公文書廃棄、改ざんなどを口実に、「公文書改革を旗頭に力強く憲法改正を推し進めるべきだ」と述べた。「桜」問題で何の追及もしない維新が、こともあろうにそれを理由にあげて改憲を迫るとはあいた口がふさがらない。
 これに対して安倍首相は、待ってましたとばかりに、「憲法改正に向けたたいへん力強いご提案をいただいた」「建設的な議論をよびかけておられることに敬意を表したい」と満面の笑みだ。
 維新という勢力の黒い狙いには心底警戒が必要だ。



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