山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

バスの一人乗務が事故の原因だ

2012年04月29日 18時27分33秒 | Weblog
 関越道での29日の重大事故は、一人乗務に原因があると思う。
 金沢―ディズニー間で3500円は安すぎる。それだけ安くするために、旅行会社はバス会社を安く買い叩く。バス会社は、運転手を一人にする。それで可能になる。
 道路運送法にもとづく規制では、運転手一人が1日に運転できる距離は最大670キロらしい。今度の距離は500キロで問題はないということだ。500キロを一人で運転できないことはない。しかし居眠りをする確率は上がる。これでは安全輸送の義務は果たせない。居眠りが絶対起きない条件がないと話にならない。
 わたしは、長年、スキーバスで信州にスキーに行っている。だが今まで、一人乗務のスキーバスに乗ったことがない。だから死なないですんだ。運転手は2時間交代で仮眠する。
 今度の事故のバスは一人乗務だったことが事故の原因だと思う。深夜運転での交代仮眠なしの運転がどれだけ危険か。そこに切り込んだ報道がすくないのが不満だ。
 法的には一応問題がないということだが、その法規制がゆるすぎる。人間の生理に反する深夜運転を670キロまでしてもいいという規則が間違っている。なんでも規制緩和で安売り万歳の世の中だが、労働力の安売りは命の安売りにつながる。深夜バスの一人乗務を禁止しろ。そのためバス運賃があがってもいいではないか。人間らしい労働と人間の命と適正な価格はつながっている。
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反響をよんだ赤川次郎さんの投書

2012年04月24日 04時08分03秒 | Weblog
 赤川次郎さんの『朝日』「声」欄への投書が反響を呼んでいる。わたしの友人たちもこれに注目し、勇気を得ていた。4月24日の「声」では、赤川さんの投書を読んでということで二人の方が意見を表明している。
 前にも書いたが、わたしは、赤川さんの橋下氏への意見に賛成であるだけでなく、赤川さんのような方が一市民として投書されたその精神に敬服した。発表の場に不自由しないどころか、執筆依頼がひきも切らないであろう赤川さんが、自分の力を使わずに行動する。
 人には礼儀をもとめながら自分は他人を侮辱したり(学者を「役立たず」とののしる=人への最大の侮辱)、人権侵害の思想調査を謝りもしない、力がすべての橋下氏との違いがきわだつ。

 『朝日』の橋下追随記事には辟易している。もちろん『朝日』だけではないが。テレビはもっとひどい。毎日系の「ちちんぷいぷい」は独自の姿勢を保とうとしているが、朝日系の「キャスト」は古賀、中田はじめ橋下ブレーンを常任メンバーに据えている。『朝日』の記事には前から希望を持っていないが、「語りつぐ戦争」シリーズなど「声」欄だけは救いだった。しかし橋下批判投書はシャットアウトされてきた。とくに教育基本条例では、批判投書が殺到していたはずなのに、みごとに排除された。3回ほどつまらない内容のものは載ったが、きびしい批判は載らなかった。友人のが載ったのがやっと3月になってからだ。「声」までがコントロールされている。民主党を持ち上げてきたのを路線転換して、橋下ファッショ政権樹立まで神輿をかつぐつもりなのだろうか。
 そんななかでの赤川さんの投書だ。橋下関連情報がこれでもかとおしつけられるなかで、初めてであった爽やかな文章だった。




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おいしい紅ズワイガニ

2012年04月19日 02時59分29秒 | Weblog
 昨日、スーパー「コーヨー」で紅ズワイガニを買った。紅ズワイというが、本当は紅ガニだ。ゆでた色は朱色だ。ズワイガニは橙色なのにくらべて色が紅い。それに足がスマートで上品。ズワイが男性風なら紅ガニは女性風。普通に手に入るズワイはロシア産で日本海のズワイより足が太い。だから上品さが際立つ。昨日のは、値段がまた安かった。598円。2杯も買ってしまった。それほど身が詰まってはいないから安かった。
 家で、さっそく調理した。調理といっても、足は食べやすいように切り込みを入れ、甲羅を外し、エラを取り(わたしの田舎ではこれをふんどしといっていた)、胴の部分を身をとりやすいように表裏に4つに切る。甲羅に味噌を貯める。米酢を水でうすめ、砂糖、塩をくわえたつけ汁をつくる。
 食事が始まると、あとは黙々と身をとる作業に熱中だ。思ったのは、身をとる作業に時間がかかるため、いつのまにか満足感がでて、食べすぎにならないことだ。朝、測ったらわずかだが体重が減っていた。
 一部の旅館ではカニを調理せずに丸ごとどんと出す。足を折ってたべるのはまだいいが、胴の部分は食べるというより、ガリガリ噛んでおしまいという感じだ。カニに失礼だ。田舎では、冬になると地元産のズワイのメスの香箱ガニ(せこガニ)をよく食べた。オスのズワイは都会の市場に送られ、メスの香箱は地元に出回ったのだ。メスはずっと小ぶりだが、母が、丁寧に包丁を入れて残さずたべられるようにしてくれた。その方法を今も守っている。
 わたしは、ズワイよりも紅ガニのほうが身は美味しいと思っている。というのは、身がしっとりとしているからだ。それに味噌もやや多いように思う。

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赤川次郎さんの投書に敬服

2012年04月13日 15時43分34秒 | Weblog
 『朝日』(2012・4・14)の「声欄」に有名作家・赤川次郎さんの投書が掲載された。「橋下氏、価値観押しつけるな」と題するもので、君が代斉唱の口元チェック、文楽への補助金削減問題を取り上げて、価値観押しつけを批判したものだ。短いスペースで橋下氏の独裁ぶりを突いた素晴らしいものだ。わたしも全く同感だ。
 それにしても、赤川氏のような有名作家が投書欄に一市民として投書されたことに感銘をうけた。たくさんあるだろう原稿依頼の場で意見を展開することはたやすいのに、あえて一市民として投書されたその姿勢に近代市民の精神を見る。
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脱原発大阪市提案・行政の仕事を政党の選挙につかう公私混同

2012年04月11日 03時16分21秒 | Weblog
 橋下大阪市長と松井大阪府知事は、4月10日、「府市統合本部会議」で関西電力多い原発の再稼働を認める8条件を決定した。「原発から100キロ程度の府県との安全協定を締結すること」「使用済み各燃料の最終処理体制を確立し、その実現が見通せること」などを含み、きわめて厳しい条件となっている。使用済み核燃料の最終処理体制は数十年経ってもできないことは明らかだ。100キロ程度の府県との安全競艇の締結は福島の現実から見て適切なものだ。脱原発は、いまや国民世論の多数になっている。
 橋下氏は、これを関西電力への株主提案とするとともに、民主党政府への要求として交渉する考えを示した。だが、政府は再稼働に向けて動いており、受け容れる可能性はない。
 そこで橋下氏は、8条件を「政治的なメッセージ」として「選挙で有権者に問う」と説明した。『朝日』(4・11)は「自ら率いる大阪維新の会の国政進出に際し、争点とする考えを示した」と報じた。
 だが、これは重大な公私混同、公・私党混同だ。8条件は、税金で雇った特別顧問や特別参与はじめ関係部局をうごかして練り上げた、大阪市のそして自動的に大阪府の(これは変な連動だが)行政政策なのだ。決して大阪維新の会がつくったものではない。ところが橋下氏は、これを国政進出の目玉のひとつとして使う考えなのだ。まさに行政の私物化、私党化だ。政党の政策立案作業は周到な調査研究によってはじめてできるものだ。それを行政組織をつかってやるというのは、違法な行為だ。維新が国政に進出するのは勝手だが(つぎつぎ前言をひるがえしてきたことは信用できない)、このような手前勝手な行政私物化は看過できない。
 橋下氏はつねに、職員にルール、ルールというが、自分はルールもへったくれもない、好き放題をする。知事時代、維新の代表をするとき、維新の活動と知事の公職をきちんと区別するといって始めた。ところが実際はむちゃくちゃ。市長になったら怖いものなしでやりたい放題だ。



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24の灯を消し、福祉に敵意をむき出しにする橋下大阪市政改革

2012年04月06日 05時40分49秒 | Weblog
 4月5日、橋下大阪市長は大阪市正改革試案を発表した。一言でいって高齢者・障害者差別まるだしの「改革」だ。橋下市長はこれまでの大阪市政の福祉施策を「ものすごいぜいたく」といって攻撃し、これに大ナタを振るうことを宣言した。

・ 市長選でぶちあげた敬老パス継続は、見直し。3つの削減案を示しているが、50%負 担にするようだ。
・ 高齢者や一人親家庭の上下水道料金の福祉減免廃止。
・ 国民健康保険料引上げ。一般会計から繰り入れをして保険料を抑えていたのをやめ  る。
・ ひとり暮らしの高齢者への配食サービス補助廃止。多くの医療・福祉団体が数十食程 度を提供してきたのが立ち行かなくなる。集会所などに集まって食事を共にするように 発展すれば高齢者の健康・福祉に役立ったのに。
・ 老人憩いの家運営補助費助成廃止。小学校の数にほぼ対応する老人憩いの家が実際に 老人福祉に役立つための補助をなくす。
・ コミュニティバス(赤バス)運営費助成削減。普通のバスは大阪やなんばなどのター ミナルへのバスなのに対して、赤バスは区内を回る。老人や赤ちゃんの大切な足だ。経 営が成り立たないのはもとより承知の上だ。
 
 橋下氏は、老人は「ものすごいぜいたく」をしているかのようにいった。削る対象の施策はほんとうに贅沢なのか。知事・市長になる前は年3億円の収入があり、知事時代もテレビ出演料・法律事務所収益を含め数千万の収入があった橋下氏。一人暮らし老人の生活がほんとに贅沢だというのか。贅沢だとどう証明するのか。橋下氏はそれだけの収入がありながら、スポーツジムなどにいくのにタクシーばかりでは金がかかるといって、知事の公用車使用規定を自分に都合の良いように変えて、休日・私用で公用車を使えるようにした。

 橋下氏は、「現役世代の重視」をかかげ、そのために「ものすごいぜいたく」をさせてきた高齢者・障害者・低所得者施策を削るというのだ。では現役世代施策はどうなのか。
・ 新婚世帯向け家賃補助募集停止。大阪市の人口がふえているのは(2005年の262万が  2011年267万に)この新婚世帯家賃補助に負うところが大きい。これを廃止して何が現役 世代重視か。
・ 出産一時金の引き下げ。
・ 保育料を引き上げ、市民税非課税世帯からも保育料徴収。出産一時金引き下げにして も保育料引き上げにしても若者夫婦への支援を断ち切ることだけは明らかだ。
・ 学童保育・民間社会福祉施設職員の給与改善費廃止。これはさらにひどい。子どもが 小学校に上がっても安心して働くためには学童保育は欠かせない。だが学童保育の指導 員は使命感だけでやっているのが実情だ。その薄給を補うための給与改善費だ。また障 害者の作業所の指導員も薄給ではひけをとらない。ここへの援助も断ち切るというの  だ。まったく人でなしの行いだ。こんなことをやる市長を支持する人の神経がわからな い。


・ 大阪フィルハーモニー交響楽団、文楽協会補助金削減。文化も市場原理でやれと。市 場で生き残れない文化は価値がないという橋下主義。野蛮な世界。
・ 24区にある区民センターを9つに統廃合。
・ 男女共同参画センター廃止、市民交流センター廃止。
・ 24区にある屋内プールを9つに統廃合。
・ 障害者スポーツセンター2ヵ所を1つに統廃合
 市長選挙のとき、24色に輝く大阪市といって大阪都になるまでは24の区がそれぞれ輝きを増すと宣伝した。だがどうだ。区民センター・区民プールを大阪都の9つの区の数に早々と減らすのだ。区民センターのホールは様々な催しに、部屋は種々の趣味のサークルに利用され、それこそ区民の身近なセンターとして機能している。区民ホールには区の図書館が併置されているところが多い。昨日(4月7日)、地域の医療生協の集いが港区民ホールであった。そこで旧知の退職教員にばったりであった。今年からここで絵本の読み聞かせなどの活動をしているときいた。文化は、施設があり、地域のひとびとがいて、そこにリーダー加わって成り立つ。区民センターがなくなれば、地域の文化活動は首を締められ、うるおいのないさびれた街になってしまう。プールは子どもだけでなく、老人でも水中歩行に利用でき、健康保持に役立っている。それらの大半を廃止するというのだ。24色に輝くのは嘘で、大半の灯が消されるのだ。大阪都というものが、市民の生活からは遠ざかり、市民を支え励ますのではなく、橋下氏が職員の辞令交付式で訓示したように「市民に命令する」存在になることがはっきりした。
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たばこ1本で懲戒免職・橋下独裁君主

2012年04月04日 04時15分13秒 | Weblog
 4月5日夕方のニュースで、橋下市長がタバコを吸った地下鉄駅助役の懲戒免職を指示した。助役は早く出勤し、駅長室で喫煙した。火災報知器が鳴って、電車が1分遅れる騒ぎになった。禁煙が命じられていたのに、喫煙して電車を遅らせた罰として、懲戒免職を指示した。
 だが規則をやぶって喫煙したからといって懲戒免職にするという懲戒規定はない。たしかに規則を破ったのはわるい。だからといって、懲戒規定を破って首にするのは規則違反だ。橋下氏はことあるごとにルール、ルールという。だが自分がルールをやぶるのは平気だ。自分のルール破りにも懲戒処分すべきだ。
 公務員を血祭りにあげれば拍手喝采がおきると思っているのだ。でも、54歳の助役にも家族がいるだろう、生活があるだろう。労働者にとって懲戒免職は死を意味する。
 刑法には罪刑法定主義の原則がある。懲戒規定も刑法と同じ考えがもとになっている。腹が立つからといって、あとになって規定を変えたり、橋下のように規定を無視して死刑に値する処分をするのは違法だ。当然、不当な処分だとして裁判に訴えられるだろう。でも橋下氏は平気だ。やったもん勝ち。裁判所から処分は無効だといわれれば、ああそうですかというだけ。つまり、今現在の政治効果が狙いなのだから。
 懲戒免職指示の翌日、お年寄り・障害者・若者へのさまざまな福祉施策をバッサリ削る、24区の区民センター・温水プールのうち9つ以外を廃止する施策を発表した。背筋が凍るような内容だ。市長選挙でいったことと正反対の内容だ。これに煙幕を張るために、けしからんルール破りの公務員がでてきたのは、橋下政治にとって格好の材料なのだ。血が飛ぶような処分の方が橋下氏にとって好都合なのだ。真の独裁者、独裁君主だ。
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公務員は全体の奉仕者から、国民に命令する官吏に

2012年04月04日 03時11分12秒 | Weblog
 4月2日の夕方のテレビニュースを見てびっくりした。橋下大阪市長が新採用職員の辞令交付式で「みなさんは国民に対して命令をする立場。だからしっかりルールを守らないと命令なんか誰も聞いてくれない」と訓示した。
 なんと、憲法や地方公務員法に反することを平気で言った。憲法では「公務員は全体の奉仕者」と規定している。国民に命令する立場ではない。批判をすると、橋下氏はきっと緊急時に命令をするではないかと屁理屈をいうだろう。だが公務員は国民に命令する立場ではない。これは公務員制度の根本原則だ。災害時の避難命令も国民の安全確保のための全体の奉仕者としてのものであって逆ではない。橋下氏は本音がでたのだろう。明治憲法下の、天皇の官吏に逆戻りだ。
 橋下氏は、市長就任直後、職員は民意を語るな、つまり現場で民意を吸い上げそれをもとに政策判断をするなといった。民意は選挙を経た市長だけだと。実際は市長の特別顧問、特別参与が数十人もいて、これが市長の意を受けて民意を語る、つまり政策立案をする。現場の職員組織には、全体の奉仕者として、市民のために創意工夫する、市民の願いを汲み上げて改善をする余地を許さない。
 かたや天皇にお仕えする官吏、こなた橋下にお仕えする公務員。
 橋下氏は、辞令交付式で初めて君が代を歌わせた。しかも、あとで手を前に持ってきてはいけない、腰の横にまっすぐにしろと注意をした。一人前の大人にすることではない。橋下氏は、これまでどれだけ人に対して失礼な態度をとってきたか。気に入らないと見たら人を下に見て、侮蔑し、罵詈雑言をあびせてきた。心ある人はそんな姿勢だけで橋下の本質を見抜いてきた。










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維新の八策を切る(3)

2012年04月03日 11時42分44秒 | Weblog
 八策を切る(2)でふれた首相公選制と天皇制との問題は、維新の意図するところは天皇元首制だったようだ。つまり、憲法を変え、首相公選制にして大統領的首相にすると首相が元首になる。そうすると天皇が元首だという維新の考えと両立しなくなるという懸念から整合性を問題にしたようだ。それでも大統領的首相になっても天皇は元首だというらしい。だが、そもそも現在の憲法では天皇が元首だという規定はない。根本をはっきりさせなければならない。
 中項目に「税源の再配置」があるが、これは国民生活破壊、地方が崩壊して国家だけが生き残る、究極の「自立」の世界だ。いわく、「国の仕事は国の財布で、地方の仕事は地方の財布で」。地方分権国家をささえる財政は自分でまかなえというのだ。その具体的内容(検討項目としている)が「地方交付税の廃止と地方間財政調整制度(調整がつかない場合は国が裁定)」「消費税は地方税に」とある。地方交付税交付金を廃止して、消費税を地方税にするのだが、東京など一部大都市と地方の格差はとり返しのつかないところまでいってしまう。新自由主義の自立、自己責任の考えで、地方も自立せよというのが維新の根本イデオロギーだから、この点は八策の根幹をなすところだ。地方交付税交付金の制度は戦後の税制の民主化の中での要点だった。つまり、住んでいるところがどこであれ、憲法の生存権や教育権などの社会権はすべての国民に等しく保障される、これを税制で担保したのが地方交付税だった。これをとっぱらって、自分でやれという。日本国憲法のもっともすぐれた部分を税制面から掘り崩してしまうのだ。国民は裸にされる。自分の才覚でやれ、地方はやる気をだぜ、知恵が足りない、繁栄しているところは必死の努力をしているというのだ。新自由主義の教義のもっともありがたい部分だ。地方間で調整をする、調整がつかない場合は国が裁定をするというが、豊かな東京が貧しい地方にどうぞどうぞ使ってくださいというだろうか。税収が足りないのは知恵を出さないからだ、努力がたりないからだとなるのは必定だ。国が裁定するのなら、最初からすべて今の制度通り、国が交付すればいいのだ。おまけに、この項に「自治体破綻制度創設」が書かれている。自立を迫られて努力しても少ししか税収があがらない地方は、その収入の範囲で行政をやれといわれるが、たちまち破たんするのは目に見えている。そこで破綻制度、江戸時代の藩のとりつぶした。
 大項目(2)財政・行政改革
 基礎的財政収支の黒字化の目標設定を検討項目にあげ、外郭団体、特別会計の徹底見直しをいう。国民総背番号性を導入し、歳入庁が税と社会保険料を一括徴収するという。問題は税制の中身だ。
 行政改革として、首相が100日は海外へ行ける国会運営をトップにあげている。国会軽視にならないか。行政改革のなかに、国会議員定数削減を入れているのは不見識だ。国会は国権の最高期間だ。それを単にお金の問題に矮小化して、歳費削減といっしょくたにする。テレビのワイドショーが、国会議員が定数削減でわが身を削れと毎日のようにいうのと同じだ。国会の定数、選挙制度を議員の私物のように扱ってはいけない。政党交付金の削減はいうが、廃止とはいわない。支持しない政党にも税金から支出するのは、思想信条の自由からして憲法違反だ。しめくくりが、「大阪府方式の究極の行財政改革を断行」だ。大阪府方式とは、教育・福祉・医療・文化・中小企業対策の究極の削減だ。
 










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