安倍自公内閣の危険性、保守政治の歴史のなかでも類を見ない危険性が、多くの国民注視の中で全面展開、全面開示された。秘密保護法案が衆院で自民・公明・みんなの賛成で強行採決された。維新は修正に翼賛協力しながら、8割の慎重審議の世論の前に動揺し、退席した。反対は、共産、社民、生活、民主の各党だ。
びっくりは、前日の福島での地方公聴会だ。公述人7人全員が反対・慎重審議だったので、地方公聴会は各党推薦がないのかと思わせる様相だった。自民公明推薦の人でさえ慎重審議を求めたのに、7人全員の意見をすべて踏みにじって、すなわち8割の国民の意思を押し潰して強行採決した。
秘密保護法がない現状でも、すでに42万件の「特別管理秘密」あるのに、これが通れば秘密は無限にひろがる。自衛隊にかかわることはすべて秘密となるだろう。かつての戦争前夜にそっくりだ。何か秘密かも秘密、60年後に秘密指定が解除されても、それは今の日本人がほとんど死んだ後、あらたな戦後のことだ。
そもそもなぜ秘密保護法が必要なのか、政府は説明できていない。安倍首相は「情報漏えいの恐れが高まっている」というだけ。過去15年で情報漏えいは5件なのにだ。必要を説明できないのに(説明できないから)強行するのは、戦争体制構築のためだからだ。戦争のためとは日本国憲法の下では公然とはいえない。
だが、日米安保条約・日米軍事同盟体制のもとで、国民に秘密の特定秘密は米軍に提供され、遠くない日に米軍と手を取って戦争することを想定している。日本版NSC法案、解釈改憲での集団的自衛権行使とセットで戦争体制の土台をつくろうとしている。安倍内閣の危険性は、かつての自民党内閣とは一線を画している。
参院段階での運動、国民世論のいっそうの喚起が重要だ。
びっくりは、前日の福島での地方公聴会だ。公述人7人全員が反対・慎重審議だったので、地方公聴会は各党推薦がないのかと思わせる様相だった。自民公明推薦の人でさえ慎重審議を求めたのに、7人全員の意見をすべて踏みにじって、すなわち8割の国民の意思を押し潰して強行採決した。
秘密保護法がない現状でも、すでに42万件の「特別管理秘密」あるのに、これが通れば秘密は無限にひろがる。自衛隊にかかわることはすべて秘密となるだろう。かつての戦争前夜にそっくりだ。何か秘密かも秘密、60年後に秘密指定が解除されても、それは今の日本人がほとんど死んだ後、あらたな戦後のことだ。
そもそもなぜ秘密保護法が必要なのか、政府は説明できていない。安倍首相は「情報漏えいの恐れが高まっている」というだけ。過去15年で情報漏えいは5件なのにだ。必要を説明できないのに(説明できないから)強行するのは、戦争体制構築のためだからだ。戦争のためとは日本国憲法の下では公然とはいえない。
だが、日米安保条約・日米軍事同盟体制のもとで、国民に秘密の特定秘密は米軍に提供され、遠くない日に米軍と手を取って戦争することを想定している。日本版NSC法案、解釈改憲での集団的自衛権行使とセットで戦争体制の土台をつくろうとしている。安倍内閣の危険性は、かつての自民党内閣とは一線を画している。
参院段階での運動、国民世論のいっそうの喚起が重要だ。