山上俊夫・日本と世界あちこち

大阪・日本・世界をきままに横断、食べもの・教育・文化・政治・歴史をふらふら渡りあるく・・・

安倍内閣の危険性、目の前で全面開示 秘密保護法案衆院強行採決

2013年11月27日 08時59分39秒 | Weblog
 安倍自公内閣の危険性、保守政治の歴史のなかでも類を見ない危険性が、多くの国民注視の中で全面展開、全面開示された。秘密保護法案が衆院で自民・公明・みんなの賛成で強行採決された。維新は修正に翼賛協力しながら、8割の慎重審議の世論の前に動揺し、退席した。反対は、共産、社民、生活、民主の各党だ。
 びっくりは、前日の福島での地方公聴会だ。公述人7人全員が反対・慎重審議だったので、地方公聴会は各党推薦がないのかと思わせる様相だった。自民公明推薦の人でさえ慎重審議を求めたのに、7人全員の意見をすべて踏みにじって、すなわち8割の国民の意思を押し潰して強行採決した。
 秘密保護法がない現状でも、すでに42万件の「特別管理秘密」あるのに、これが通れば秘密は無限にひろがる。自衛隊にかかわることはすべて秘密となるだろう。かつての戦争前夜にそっくりだ。何か秘密かも秘密、60年後に秘密指定が解除されても、それは今の日本人がほとんど死んだ後、あらたな戦後のことだ。
 そもそもなぜ秘密保護法が必要なのか、政府は説明できていない。安倍首相は「情報漏えいの恐れが高まっている」というだけ。過去15年で情報漏えいは5件なのにだ。必要を説明できないのに(説明できないから)強行するのは、戦争体制構築のためだからだ。戦争のためとは日本国憲法の下では公然とはいえない。
 だが、日米安保条約・日米軍事同盟体制のもとで、国民に秘密の特定秘密は米軍に提供され、遠くない日に米軍と手を取って戦争することを想定している。日本版NSC法案、解釈改憲での集団的自衛権行使とセットで戦争体制の土台をつくろうとしている。安倍内閣の危険性は、かつての自民党内閣とは一線を画している。
 参院段階での運動、国民世論のいっそうの喚起が重要だ。
 
 
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維新凋落、堺につづいて岸和田でも

2013年11月25日 08時08分48秒 | Weblog
 24日(2013・11・24)投開票の岸和田市長選挙で、維新候補が完敗した。当選は信貴芳則氏、32,465票。落選は原田栄夫氏、21,785票。原田氏は維新隠し作戦できたが、状況が悪いと見るや維新議員を総投入する一方で、反共宣伝に力を入れた。大阪では無敗を誇り、どんないかがわしい人物でも維新を名乗ればあっさり当選がつづいてきた。異常な政治状況だった。だが9月の堺市長選挙で完全に状況は変わった。岸和田での敗北で2連敗。あとは来年の、大阪市民による大阪都構想住民投票で最終決着だ。
 ついでに、11月16、17日実施の『朝日新聞』の大阪府民世論調査を見ておこう。
 橋下大阪市長を支持するかどうかでは、支持49%、不支持31%で、支持が過半数を割った。2月の調査では、支持61%、不支持25%なので、大きい変化におどろく。
 大阪都構想への賛否では、賛成32%、反対37%。反対が賛成を上回った意味は大きい。来年の住民投票は目処がついた。大阪都構想で大阪の経済がよくなるかの問いに、よくなる34%、そうは思わない42%と覚めた目で見ている。
 ただ、この世論調査は大阪府民対象で、大阪市民に限定していない。そこがこの調査の限界だ。大阪市民対象の調査をすれば、橋下維新にもっと厳しい結果が出るのは明らかだ。大阪市民はこの2年間で橋下維新政治を肌身で感じてきた。大阪市民に限定した調査ができるはずだし、府民調査のなかから大阪市民だけ抽出集計はたやすいのに、あえてそれをしない。橋下維新をもちあげ、おもねってきた歴史からまだ断絶していない。
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国会中継の断面、すり寄り維新の姿

2013年11月23日 14時29分12秒 | Weblog
 11月20日午後、偶然国会中継を見た。参議院国家安全保障特別委員会で総理大臣質疑の日だった。いつも自民党の委員はあまり出席せずに、定数割れで流会すれすれの時が多いが、この日は総理質疑という場面だったので自民党も出席していた。共産党の仁比聰平議員の番だった。きびしい追及で議場には緊迫感がただよっていた。原発をめぐる特定秘密について大臣と事務方の答弁が食い違うなど問題がいっぱいだった。
 おもしろかったのは、共産党議員の質問がおわり日本維新の会の質問に移るとき、森・特定秘密法案担当大臣、谷垣法務大臣など何人もの大臣が立ち上がって帰ってしまったのだ。たしかに当日は総理大臣質疑だから森、谷垣氏らはいなくてもいいといえるが、あまりにも維新の会は軽く見られている。どうせ安倍自民にすりよる翼賛政党だから、それにふさわしい扱いだ。
 維新の質問者は中山恭子氏だった。質問内容は、自分の中央アジアの見聞を披露し、安倍首相も中央アジアを歴訪したらどうですかというものだった。どうでもいい質問だ。質問予告から、これなら担当大臣がいなくてもいいと判断したのだろう。
 維新は、すり寄り翼賛のために秘密保護法案に賛成したくてたまらない。でもあまりに見え見えでは世論の批判を買う。だから修正協議を繰り返した。秘密の指定期間を法案の30年を60年に伸ばすなど、神経を疑うものばかり。これでは維新の本質をよけいに見やすくしたことになる。
 11月21日、東京はじめ全国での反対集会がもりあがった。いっそうの世論喚起が大事だ。 
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秘密保護法案、賛成したくて仕方ないみんな・維新

2013年11月20日 09時01分32秒 | Weblog
 何が秘密かも秘密の秘密保護法案。その秘密を漏らした公務員や聞き出したジャーナリスト・市民に懲役10年を科す。知る権利・言論表現の自由を脅かし日本国憲法をくつがえす。「特定秘密」というだけで国会の国政調査権を制限する。海外で戦争をする国にするために、アメリカと軍事情報を共有し、日米軍事一体化をすすめる。日米軍事同盟の「密約」や実態を明らかにすると懲役!戦時国家確立!
 首相が出席せず、権限のない、森・少子化大臣が担当する奇妙な国会審議。与党席はいつもガラガラ。何に忙しいのか。秘密法のために秘密の部屋で修正協議。
 もともと賛成したくてたまらない「みんなの党」と「日本維新の会」。秘密の指定をする権限を「政府」から「首相」に変えさせたのを手柄に賛成を党議決定した「みんなの党」。何の意味もない修正。「日本維新の会」は第三者機関を設置することで修正合意だと。第三者とは安倍首相のお友達の意味。危険な法案の本質は何も変わらない。
 公明党の選挙活動をすることで御利益を得てきた?創価学会の人びとは、戦争国家秘密保護法をどれほどお望みなのか。それとも中身を御存じないのか。
 マスコミはNHKを除いて、その危険性を伝えている。国民の世論は、毎日新聞の調査では反対が58%に達した。知れば知るほど反対世論が広がる。だから自民・公明はよけいに必死になっている。だがこんな稀代の悪法は廃案しかない。
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橋下市長、桜宮生徒に十字架を背負えと要求

2013年11月19日 09時34分39秒 | Weblog
 11月10日(2013・11・10)日曜日、大阪市立桜宮高校で正規の体育祭ではない「桜宮高校大運動会」がおこなわれた。著名選手らを招き、生徒や保護者、地域住民ら500人が参加した。ひどい雨の日で、テレビニュースでは体育館で行われた様子を伝えていた。
 問題は、そこに橋下大阪市長が登場したことだ。学校行事になぜ入り込むのか。彼はそこであいさつをし、「君たちは暴力を指導の名の下に受け入れて問題意識を持たなかった」「みんなが一生背負っていかなければいけない十字架でもある。一生懸命頑張って、天国に行った仲間のためにも誇れるような学校にしてもらいたい」と述べた。
 これに対し運動部の3年男子は「誰も事件を忘れてはいない。なぜこんな言われ方をされるのか」、保護者の女性は「十字架を背負うのは顧問や市教委、市長ではないか」と疑問をなげかけた(『毎日』11日夕刊)。
 もっともな発言だ。生徒が権力者の市長からこんな責任追及をされるいわれはない。事件以後、生徒の発言や行動は立派だった。だが橋下氏はそういう点を考慮することなく、十字架を背負えと迫った。橋下氏のやり口は、相手を一方的に攻めたてて追い込むことで自分を有利な立場におく手法だ。やくざやそれに近い不良がやる手法だ。政治討論でこの手法をくりかえした。
 権力者が生徒に十字架を背負えというのはどういう神経か。いうまでもなく、イエスがローマの総督ピラトの官邸から刑場のゴルゴダの丘まで、はりつけにされる十字架を背負って登ったことがもとになっている。キリスト者にとってはイエスを死に至らしめた十字架を背負うことの意味は一生の罪責を意味する。イエスの教えと無縁の者が、年下の名もない子どもに十字架を持ち出して一生背負えと要求するのは、不見識の極みだ。
 十字架は、背負うとすれば自らの心の中で一歩ふみだして背負うものだ。橋下市長が生徒に背負えと要求するのは、総督ピラトがイエスに背負わせたと同じ行動だ。橋下市長は21世紀のピラトだ。
 橋下氏は先に、今や市民には権力者と映っているとなげいたが、なげくそばから、ピラトと同じ権力者意識丸出しの行動にでた。

 最後に触れておかなければならないことがある。それは橋下氏が知事の時、何人もの府職員が自殺に追い込まれていたことだ。とくに事情が明らかになって注目されたのが、2011年10月、商工労働部経済交流課参事のN氏(51)が淀川に身を投げて自殺したことだ。その背景は、橋下氏が、知事の台湾出張にかかわることで、部長会議という公の場で商工労働部長を厳しく叱責した。メンツをつぶされた部長は直接担当した参事を呼びつけ、激しく罵倒した。これが元になり、N氏は府庁の机の引き出しに遺書をのこして自殺した。橋下氏には逆らえない、逆らえば降格を含む仕打ちがまちかまえていた。6件の自殺のうち、この件は橋下氏との因果関係が明らかになったケースだ。
 橋下氏はこのN氏の自殺の十字架を背負っているのだろうか。とてもそうは思えない。人に対する物言いの仕方を変えたという節はまったく見えない。部下に対する自分の態度が原因で人を死に追い込んでおきながら、高校生に十字架を背負えと要求する厚顔無恥はやはり度を超している。
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安倍・日本政府が温暖化で「化石賞特別賞」受賞

2013年11月17日 08時52分02秒 | Weblog
 安倍内閣が15日(2013・11・15)、2020年までの温室効果ガス排出量を05年比で3・8%削減、京都議定書の基準年の1990年比では3%増という目標を決定した。
 これに対し、ワルシャワで開かれているCOP19(国連気候変動枠組み条約第19回締約国会議)の参加国やNGOから厳しい批判が起きている。その会場で、世界のNGOのネットワーク「CAN」が日本に対して交渉を後退させた国に贈る「『化石賞』特別賞」を贈った。フィリピンの代表が台風30号被害を涙ながらに訴え、温暖化防止求めた。
 安倍内閣は、原発稼働がゼロだから温室効果ガスがふえるとしているが、再生可能エネルギー導入の取り組みに手を付けない。原発回帰を狙っている。
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秘密保護法、憲法学の長谷部恭男氏がちょうちん持ち

2013年11月14日 11時29分25秒 | Weblog
 11月13日、衆院秘密保護法案特別委員会での参考人質疑で自民党推薦として東大大学院教授の長谷部恭男氏が登場した。長谷部氏は有名な憲法学者だ。氏は、「特別な保護に値する秘密を政府が保護している場合、みだりに漏えいが起こらないよう対処することは高度な緊要性が認められ、必要な制度を整備することは十分に合理的だ。特定秘密は、具体的な事例ごとに専門的な知識を持つ各部署で判断し、個別に指定していくしかない」と述べ、秘密保護法の必要性を説いた。
 わたしは、テレビニュースをみて、えっ、長谷部氏は憲法学者のはずだがと、わが目を疑った。東大の芦部信喜門下で、樋口陽一氏の指導を仰いだらしいのだが、そのどこからこの日の姿がでてくるのか。憲法は権力者を縛る法だと立憲主義を説いてきたその立憲主義のどこから秘密保護法がでてくるのか。
 保護に値する秘密を政府が保有している場合、漏えいが起こらないように法整備をすることは合理的だという。権力者から見ればまさにそのとおり、合理的だ。長谷部氏の発言は、権力者の立場からの必要性、合理性をなぞったに過ぎない。物事には別の側面がある。権力に対峙する国民の側の見方だ。そこにはいっさい触れない、こんな憲法学は前代未聞だ。ここにこそ憲法の本質があるのであり、憲法学の存在意義がある。権力のちょうちんもちをするのは憲法学の放棄だ。
 権力は国民に知られたくない秘密をたくさん持っている。とくに秘密保護法案は、国家安全保障会議(日本版NSC)設置法案と一体のもので、くわえて集団的自衛権行使の解釈改憲をすることで一気にアメリカと一緒の戦争突入態勢をつくるものだ。ここにある秘密は平和主義の戦争放棄とは両立しない。長谷部憲法学は戦争国家づくりの片棒担ぎをいつから志したのか。
 権力をしばるどころか、戦争国家づくりのありとあらゆる秘密を保護し、それに接近するジャーナリストや市民をしばる。公務員は全体の奉仕者ではなく、権力者のしもべでがんじがらめ。長谷部さん、しばる相手が間違っていませんか。
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健康診断の結果

2013年11月13日 13時26分46秒 | Weblog
 先日、大正民主診療所で頸動脈エコーの検査を受けた。4年ほど前にも受けた。全体的にはきれいだが、1か所、1・2mmの厚さのプラークがあった。コレステロールが付着、蓄積してできる。エコーの写真を見せてもらったが、それほど分厚くはないようにみえた。ボールペンくらいの太さの頸動脈で1・2ミリだからそう大きくはない。以前受けた時も同じような状態だった。
 でも、3月に心筋梗塞を起こした時、心臓の冠動脈は詰まってしまった。明け方、隣家の火災の延焼のさなかに発症したことをエコーの先生に話したら、3つの因子が重なっていると解説してくれた。動脈硬化に加えて、明け方であること、寒いこと、激しいストレスの3つが加わったら発症するとのことだった。
 国民健康保険の年1回の健康診断の結果も届いた。メタボの基準に該当している。尿酸値が高い。これは初めてのことでやばい。痛風になる。コレステロールや中性脂肪、γGTPは正常値。以前から玄米食で正常値になっていた。血圧も薬をのんでいるので正常値。
 心電図では、下壁、側壁、後壁が梗塞疑いとでた。これは詰まった冠動脈にかかわる部位だ。カテーテル手術で血栓をとりのぞきステントで血管を広げて血流を確保できている。だが数時間血流が止まった部位が被害を受けた。これがもとで術後、不整脈がはげしくなった。不整脈を抑え、脳に血栓が飛ばないようにするための薬ものんでいる。
 それでも心臓にダメージがあったのだから、大事に使っていきたい。メタボや尿酸値改善のため、晩御飯のあと歩くようにしている。効果は微々たるものだが続けたい。
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安倍首相によるNHK支配、戦争体制への下地づくり

2013年11月09日 16時03分13秒 | Weblog
 NHK経営委員5人の人事が8日(2013・11・8)、衆参両院の本会議で承認された。百田尚樹(作家)、長谷川三千子(哲学者)、本田勝彦(日本たばこ産業顧問)、中嶋尚正(海陽学園中等教育学校長)、石原進(JR九州会長)の5人で、石原氏以外は新任。いずれも安倍首相との関係が近く、憲法改正論者をあつめている。とくに長谷川氏はウルトラ右翼として有名だ。
 この人事は、安倍内閣がすすめている秘密保護法、集団的自衛権行使、原発推進、憲法改悪のための下地づくりのために、まずNHKを思いのままに動かそうという狙いがすけてみえる。安倍首相の恐ろしいたくらみのひとつが、自民・公明にくわえ、維新、みんなの賛成によって成立した。日本共産党・社民党は全員に反対、民主は新任4人に反対、生活は3人に反対した。
 1月のNHK会長人事には国民的監視と警戒心が必要だ。2001年の慰安婦問題での安倍氏の露骨な、むなくその悪くなるような介入を思い出す。今でも問題を抱えるNHKが、安倍好みの靖国史観と戦争体制づくりの宣伝機関にさせられることを危惧する。
 
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橋下市長の市教委支配、指示命令でうごかす違法行為

2013年11月09日 09時12分32秒 | Weblog
 6日(2013・11・6)の大阪市議会決算特別委員会で、大阪都構想にあわせて大阪市立高校を府立に移管する計画について、2月には「2015年度の大都市制度移行時」としていたのに、8月の府市統合本部資料では「15年度」と変更していたことを公明党市議が問題にした。市は資料だけ送って説明しなかったのは申し訳なかったと陳謝した。『毎日新聞』記者の取材に対して、市教委は、「橋下徹市長から指示があった。府教委と検討し、都構想実現が遅れても15年度に移管することになった」と答えた。
 ここからわかることは、橋下市長が独立行政委員会である市教育委員会に指示をだして動かしていることだ。桜ノ宮高校の体罰問題で入試中止を求める橋下市長に対して一定程度独自性をしめした市教委だったが、それ以外は、あらゆる問題で橋下氏のいうことをなぞるような決定ばかりがつづいている。この取材にあるように、市教委は橋下市長の指示で動いているのだろう。明らかな教育介入であり、「地方教育行政法」違反だ。内実は、橋下氏の指示どおりに動いているのに、表向きは教育委員会議で採決をして決定しているので独立性は犯されていないとこたえるだろう。しかし問題は形式ではない中身であり、実態だ。
 都構想が遅れる、あるいは失敗する可能性もあらわになっているもとでの修正だった。こんどの指示は教育委員会会議にかけられていないだろう。橋下教育支配の証拠が市教委自身によって語られたもので、この『毎日』重石記者はいい仕事をした。

 ついでに、興味深い記事を目にしたので。橋下大阪維新は、「内部資料」で「都構想失敗なら壊滅」と危機感をあらわにしているようだ。「内部資料」を7日『毎日』が暴露した。橋下氏に対する市民の評価は、「権力への挑戦者」から、大阪人が嫌う「権力者」に変化したと分析しているようだ。「内部資料」はまた、維新の評判の下落をおぎなうために、経済人や著名人をメンバーに「大阪の未来を創る会」(仮称)をつくって都構想実現にもっていこうと計画している。
 だが、維新が結成されたのは、橋下氏が権力をにぎってだいぶ経ってからのことで、まず権力ありきのストーリなのだ。ちょっと勘違いしている。自らを挑戦者と位置付けたい気持ちはわかるが、彼が権力を奪うといった相手は「既得権益者」だ。その中身は、労働者や老人、障碍者、女性などの福祉施策であり権利だった。格好の標的にしたのが公務員だった。知事の時は府の施策は個人給付とは関係がないので、そのあくらつさは見えにくかったが、市長になって以後の住みやすい街を丸裸にするやり口は市民には寒さがこたえるものばかりだった(大阪市民以外の府民はまだ幻想にとらわれているが)。橋下政治は初めから最後まで弱者に冷たい新自由主義政治だ。
 橋下氏は、大阪市の老人は「ものすごいぜいたく」とののしって、既得権益を引きはがせとばかりに、選挙公約であれほど言った敬老パスを廃止有料化はじめ、ありとあらゆることをやっている。ところが、自分はというと、政党助成金を29億5620万円(2013年度・日本維新の会)も税金からもらうのだ。政党助成金こそ最大の既得権益ではないか。それは手放さず、生活資金の公務員賃金や老人の福祉資金を既得権益だと攻撃するいかがわしさに、市民の相当数が気付き始めた。それを「内部資料」はないているわけだが、都構想の失敗と維新を壊滅をなんとしても実現したいものだ。
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学校の成績公表はプライバシーだという投書に賛成

2013年11月02日 14時00分37秒 | Weblog
 今日(2013・11・2)の『毎日』の投書欄に、全国学力テストの学校ごとの成績発表(大阪市)に対するもっともな意見が載った。「成績はプライバシーに準じる」と題する高校教員・本田さんの意見だ。
 個人の成績は個人情報で公表は許されない。では集団の成績は公表が許されるのかという問題提起だ。
 小中学校の成績は、学校の教育力だけでなく、家庭環境、経済力、地域社会などと無関係でない。成績下位の学校の通学区には「あの地域は」という視線が注がれる。地域だけでなく、点数の低いクラス、担任、成績の低い生徒に圧力が加えられるようになる。
 本田さんの「集団の成績はプライバシーに準じる」という見解に大賛成だ。わたしもこのブログで、集団の成績は個人の成績の集積だから、個人成績の発表と同様、あばいてはならないと主張した。
 もともと、全国学力テストは抽出調査で十分目的は達せられる。統計学で証明されている。なのに全校全員に、さらに成績公表へと突き進むのは、為政者が学校を自分の意の下におき、新自由主義の思想である競争主義に染め抜こうというねらいの表れだ。だが、日本は国連人権委員会から何度も競争主義的な教育になっていると是正勧告を受けている。対極にあるのがフィンランドの教育だ。
 学力は学校での教育目標のすべてではない。人格の完成に表現される諸課題も大変重要だ。ところが学力にのみ耳目をあつめ、その学力のなかでも、テストではかる結果のみを問題にする。必然的に、テスト結果を向上させるための学校体制、授業方法、授業内容、教材編成へと偏向していく。端的いえば、予想される問題を解く練習に特化する方向に教育が変質する。観察や発見、文章の熟読、思考、文章表現、同級生の意見に耳を傾けるなどの学習活動はテストの成績を上げる観点からは効率が悪いとなる。学力にかかわる教師の本来の仕事は、いい教材をみつけだし、それを子どもの思考経路に合うように構成し、あるいは子どもの考えをひっくり返すように構成し、考え表現し定着する方向に導くことだ。だが、学力テストの公表圧力が強まると、そうした努力は無駄なもの、役に立たないものとして否定される。
 象徴的な事例をひとつ紹介しよう。橋下徹大阪市長の御学友の中原徹大阪府教育長が和泉高校民間人校長の時のことだ。中原氏は、高校3年生の現代国語の教材で森鴎外の「舞姫」を扱おうとしたのに対して、そんなものはやめて受験用の問題演習をやれと命じた。「舞姫」はたくさんの授業時間を要する。これで一気に学力がつくというものでもない。しんきくさいと生徒は思う教材だ。でも、高校3年生が格闘すべき教材として定着している。これで模擬テストの成績が上がるということは言えない。しかし、学力と人格の陶冶が相互補完関係にあることを認める人ならば、この教材は落すことができない。真面目な国語教師はそう考える。ところがそうは考えない、成績公表しない校長は処罰するとまでいう橋下氏と同じ考えの中原氏は、役に立たない「舞姫」はやめて、問題演習をやれと命じた。これが教育といえるか。
 大学受験圧力の強い和泉高校と同じことが小中学校で大々的にやられるようになる。問題練習に熱中するだけでなく、かつて50年前、そしてアメリカであったように、教師が問題の答えを教える、成績低位の子どもの休校をうながすなどの腐敗行為もうまれる。
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食材偽装に思う

2013年11月02日 12時54分50秒 | Weblog
 阪急阪神系列のホテルの食材偽装発表にはじまって、近鉄系列、名鉄系列に問題が波及している。東京のほうのホテル系列は傍観を決め込んでいるようだが、どこでも問題は隠れているだろう。
 大和地鶏がブラジル産鶏肉。昨日業務スーパーに立ち寄る機会があって見ていたら、冷凍ブラジル産が100g68円だった。国産は88円。88円でも十分安いのだが、ブラジルはすごい。牛の形成肉も本格偽装だ。単独では出荷できない肉をあつめてくっつけて冷凍する。その際、牛脂を挟み込む。さらに牛脂とうまみ液を注入する。そうすれば霜降りには見えないが、パサつきは少なくなる。これを和牛といつわるのは悪質だ。
 一時、予定の食材が入らないことはあるだろう。だがずっとというのは意図的偽装だ。
 問題の背景には、営業過剰がある。安売り競争と高級感を売りにする競争だ。あまりに安いものはそれに応じた食材をつかうのは当たり前だ。三笠旅館では大和地鶏とか大和野菜とかいいながらブラジル鶏とよその野菜だった。単に鶏・野菜でいいのに、実質以上に価値があるように装うために大和地鶏・大和野菜という表示をする。阪急系六甲山ホテルは大和=奈良よりはるかに狭いホテルの菜園の特別野菜を使っていることを売りにしていた。しかし、大和でもカバーできなかったのに、ホテルのハウス菜園では調達できるはずがない。ところが「ホテル菜園の野菜を使ったシェフの気まぐれサラダ」として出していた。最近は、料理に数倍の包装をするような、過剰な、こけおどしというべきネーミングがあふれている。だから必然的に偽装になる。
 
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悲惨・14歳以下の出産200万件(国連人口白書)

2013年11月01日 01時28分43秒 | Weblog
 今日(2013・10・31)の『赤旗』は「14歳以下出産200万件 国連白書 少女の妊娠は重大問題」と題する記事を国際面に載せた。
 国連人口基金は10月30日、「世界人口白書」を発表し、開発途上国で毎年730万人の少女(18歳未満)が出産しており、少女の妊娠が重大問題だと訴えた。そのうち200万件がなんと14歳未満なのだ。出産にともなう高い死亡率や長期におよぶ健康上、社会的な被害を指摘している。
 彼女らの多くは学校に通うことができず、教育を受けられないため仕事にもつけない。少女の妊娠は経済的影響も大きい。しかも少女自身に選択権がなく、どうにもならない結果として妊娠する。
 この記事を読んで暗澹たる気持ちになった。
 途上国の多くの少女が学ぶ権利を奪われ、自分の能力を発揮する機会を奪われ、望まぬ妊娠(すべてがそうだとはいわないが)によって人間的開花を阻害されていることに思いをめぐらさざるをえなかった。
 すべての世界の少女に、しっかりとした初等基礎教育を(どこかの大阪市公募校長が基礎教育のために思った英語教育ができないとだだをこねて職務を投げ出したことがあったっけ)、さらに中等普通・職業教育を、のぞむ少女には高等教育をと願わずにはおれない。
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会社の経費で飲み食い、橋下氏の過去、教員の世界

2013年11月01日 00時30分33秒 | Weblog
 バブルのころは、会社の経費での飲み食いは大々的に行われていたようだ。バブルの崩壊は、歓楽街に打撃をあたえた。
 わたしは、週に一回、再任用でつとめた池田市で無料塾の運営にかかわっている。無料で小中学生の勉強のお手伝いをするのだ。このご時世だから、すべての家庭が塾に通わせているわけではない。講師の元教員たちは、交通費を含め手弁当でこれにかかわっている。
 9時におわるので、そのあとまだ店を開いているところで、わたしは晩御飯をかねてビールを飲む。今日は、こじんまりした焼き鳥屋だったが、わたし以外の2組3人が帰りに領収書をもらった。つまり会社の(個人経営もあるだろう)経費でおとすのだ。残業のためにやむなく9時ごろに食事しなければならなかったこともあるだろう。会社が夜食費を持つのは当然だ。だがすべて経費で処理というのも同意しかねる。というのは、橋下大阪市長が弁護士時代、昼飯でさえもすべて領収書を集めていたのだから。橋下氏が知事の時、修学旅行付き添いの教員の食事代を自腹にした。家でも食事するのだから修学旅行で勤務でも食べるなら払えというのだ。だが3日も4日も弁当を持参することはできないし、ホテルでの生徒の食事も指導の大事な場面だ。いっしょに食事することが仕事になる(現に職務命令が出ている)。にもかかわらず、家で食事する数倍のお金の負担を要求される。結局、修学旅行に行くと教員はお金の持ち出しになって損をする。
 通常のことでも、わたしが勤めていた学校関係では、公費で食事が出たことは金輪際ない。出るとしても職員の積立金で体育祭や入試の時に弁当が出るだけだ。つまり自分で弁当を用意しているのだ。生徒指導関係でどんなに夜遅くまで勤務しても、休日に勤務しても、食事がでることはない。以前、大阪府庁でやや不正な手法で公金を貯めて(公正な手法で貯めることはできない)、その金で議会開会中など深夜勤務を強制されるときのカップラーメン代に当てていたことが暴露されて、みんなが一斉に処分されたことがあった。あれ以来、カップラーメンの支給はなくなったらしい。
 カップルとおじさんが領収書を要求するのを見ながら、そんなことを思い出していた。その20分あとに会計をした私に、店長はレシートを差し出しながら、領収書にしましょうか、といってきた。いろんなことを思い出して、ブログで発信せずにはおれない気になった。
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