黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

カレッジOBによる講義

2013-07-24 | 日記・エッセイ・コラム

今回2回目のOBによる講座を担当

第7期生「苅田まちづくりカレッジ」苅田学講座

タイトルは「災害に強い町づくりを目指して」

講師は、我々OB会のメンバーであり、地域防災士の資格を持ち

その方面での活動を実践している堀氏によって講義がありました。

防災士の活動とは・・・から始まり、豊富な資料を駆使しての講義でした。

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防災士としての活動状況(各種団体への講演により地域の「自主防災組織」の

設立に対し、その立ち上げのお手伝い等を町の「暮らし安全課」と積極的に推進中。

「この地域の災害に対する意識が薄いのが気がかりです」と。

そうかもしれません、周防灘に面した我が町は、地震、津波、豪雨等、大災害を

目の当たりに経験していないだけに・・・・むべなるかな。

町の地域防災組織も、かなり貧弱な現体制であるとのこと。

もしも、災害が起きた場合? どう、行動するのか?

災害への意識がなさ過ぎることの懸念を・・・・堀氏の胸の内である。

「自助」「共助」「公助」 この考え方? これさえも意識になさそう・・・・。

こんな資料も。

あったのだ。 「苅田町防災情報間マップ」

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住んでいる人、知ってるの?

もし?の場合、 どこに避難するの?

ちゃんと指定されています。

自主避難所、避難所、広域避難場所。

でも、この避難所、それぞれ意味が違うこと知ってましたか?

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そいて、いよいよ災害が発生した時

「避難時の心構え」

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防災ハンドブックには、「風水害」「地震」「津波」「火災」「我が家の防災対策」

と自然災害と防災に関する幅広い情報が。

そう、一度は、家族と地域の安全な暮らしについて目を通し、意識する必要あり。

講義は、町の防災との関連や、災害そのものの怖さ、人間の考えの及ばない

「自然力」の凄さに対して、対処しなければならない琴線について少し整理不足?

のような印象を受けました。 

「災害は避けられない。しかし、防災意識と行動が向上すれば減災できる」

との、言葉で結んでいましたが。

話を聴き、資料を通じて感じたことは、「日本人って、自分を守る意識が低い」

・・・・という、一文にはっとしました。

「危険は自分にはやってこない」なんだろうね。

だって、こんな安全・安心な国、ありませんもの。

「自動販売機」が、被害もなく、同じ場所にずっとあること。

外国人はびっくりでしょ。

災害を発生させる、要因は、ことのほか多いのですよ。

山林は、ほったらかし、田んぼはどんどん埋め立てられ、大雨の捌け口は

無くなっていく、自然川は、コンクリートに固められる。

自然の生態は、人間の節操のなさの所以で時として怒りに変わる。

災害は、人為かもしれないのに。

きっと、今夜の受講生諸君も、さほど防災に関して意識してないかも?

講義よりは、これは、実際に被害の現場写真や、ビデオによるインパクトある

授業でもやらないと・・・危険と背中合わせなんて環境に育ってないものね。

意識を持たせる・・・・大変なことです。

宿題は? 「命」という大きなテーマを与えることになりそうです。


続 黄昏どきを愉しむ

 傘寿を超すと「人生の壁」を超えた。  でも、脳も体もまだいけそう~  もう少し、世間の仲間から抜け出すのを待とう。  指先の運動と、脳の体操のために「ブログ」が友となってエネルギの補給としたい。