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黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

美術館巡り NO.5  アーティゾン美術館 その3

2023-06-28 | 日記

Sectionn 5 熱い抽象と抒情的抽象

 1940~50年代 戦後フランスの熱い抽象 同時期のフランスで広まった

美術運動 アール・アンフォルメル(非定型の芸術)は”熱い抽象”と呼ばれます。

     フランス語 Art informel  非定型の芸術

     激しい抽象絵画を中心とした美術の同行を表わした言葉である。

     「形」にとらわれない表現や事故の内面(主に怒りや葛藤)を

     キャンヴァスに描き出すことを試みる新しいスタイルの抽象絵画。

     これがアンフォルメルです。

 

83. ジャン・フォートリエ  「人質の頭部」

       

 

 86. 

         「スカーフを巻く <エディット・ホワソナス>」

       

        顔の特徴をとらえつつ全体を戯画的に簡略化した表現は、彼独特の

        人間観を表わしています。

 

87. ジョルジュ・マチュー  「10番街」

      

 

  92.   ザオ・ウーキー  「水に沈んだ都市」

     

 

 96.堂本尚郎   「集中する力」

  

   ご存じ 日本画家の巨匠である 堂本印象名門一族のひとり

     内側から次々に沸き起こる動きが画面を這いまわり内に外に、前に後ろに。

     混沌とした空間が広がる‥‥。  みている方もざわざわと~ 

 

  102.ジャン・デュビュッフェ 「ピエール・マティスの暗い肖像」

          

 

        

 

 

   いよいよ 私の大好きなジョアン・ミロだ。

   彼は20世紀のスペインの画家。シュルレアリストに分類される。

   彼の描く、人物、鳥など絵御激しくデフォルメにした夕k的な形態。

   原色を基調にした激しい色使い、あふれる生命観は独自の世界を持っている。

 

   私が最初に本物と出合った1枚は

   東京国立西洋美術館であった。

          

次が、福岡市美術館。

           

   みた瞬間、 なんという絵だ! 驚き その迫力に 言葉もなかった。

      色と言い、空間の妙 と言い・・・「凄い!」の一言。

     部屋の壁に・・・欲しい~ 夢であるがね。

    

 

 104・ジョアン・ミロ  「絵画」

     

 106.ジョアン・ミロ   「夜の女と鳥」

     

       

 

 Section 7   抽象表現主義

 

  112.  ハンス・ホフマン  「プッシュ アンド プル 」

       

  115.ウイルム・クーニング  「一月」

          

  116.ウイルム・クーニング  「リーグ」

         

  118.ジャクソン・ボロック   「無題」(縦にされた台形のあるコンポジション)

          

  121 ジャクソン・ボロック   「ナンバー2.1951)

          

  アーティゾン美術館展示作品で 

        最初に紹介した「ボロック」の1枚です。

 

  123. マーク・ロスコー     「ナンバー 2B 」

      

  124.マーク・ロスコー      「無題」

         

           

       

   今、私がいちばん好きな画家。

   色彩の使い方の凄さ。 魔法使いみたいに変幻自在の色彩の組み合わせを

   見せてくれます。

   彼の絵は今、一番売れているそうです。

    私にはとても手が出ませんので…「ポスター」を買って、額に入れて

   眺めています。

 

  135. エレイン・デ・クーニング  「無題(闘牛)」

                      

 

 136.   ヘレン・フランケンサーラ―  「フアースト・ブリザード」

  

  140.  ジョアン・ミッチェル 「ブルー・ミシガン」

   

 

142. 岡田謙三   「フロム・ピンク」

 

   

 

 

  Section   戦後日本の抽象絵画の展開 (1960年代まで) 

 

 151. 草間彌生  無題 (無限の網)

    

   日本ではすでにおなじみの画家…

   幼い頃から悩まされていた幻覚や幻聴から逃れるため、それらを絵にし始めた。

   彼女の特異とする水玉模様をモチーフとした作品は現在に至るまで続く。

   私も、この水玉模様は強く記憶にあります。

    以前大分県美術館で彼女の展覧会があった際、もう、会場は「水玉模様」一色。

   圧倒というより、もう、めまいすら感じる衝撃的な出会いでした。

   また、よく出かける 福岡市美術館の玄関前には、ご存じ「カボチャ」のオブジェが

   来る人を迎えてくれます。

         

 

   152.      桂 ゆき  「 作品 」

       

 157. 猪熊弦一郎  「都市計画(黄色 NO.1)

    

 

  Section 9   具体的美術協会

 

  161.  白髪一雄  「白い扇」

     

  169.  元永定正

     

  

  172.~192  正延正俊   「小品」

            「小品」と題して総数、21点の出品でした。

      

      油絵具やエナメル塗料で幾層にも塗り重ねられた地肌の上に

       おびただしい数の微細はな「筆蝕」を置く。

       あるいは、「糸くずを丸めたような形態や手書きの線が画面全体を覆う」

       と表現される独特の作風。

 

  Section 10 瀧口修造と実験工房 

 

193~202 瀧口修造  203~207  山口勝弘   208~210 福島秀子

 

    瀧口修造 近代日本を代表する美術評論家。詩人、画家。

            一連の作品群

    

    戦前、戦後の日本における正統シュルレアリスムの理論的支柱である。

    アーティスト集団「実験工房」を結成。 芸術表現の最も先端をゆく。

    山口勝弘、福島秀子も。

 208. 福島秀子   「1927-1997 MP」

      

 

 209.  福島秀子   「銀の絵」

      

 

  Section 11  巨匠のその後     

 

 214. アンス・ アルトング    「1904-1989 T1988-R9 」

     

 

 219. ザオ・ウーキー   1920₋2013  「07.06.85」

  

     中国で東西の絵画を学んだのち、パリに渡り同時代の抒情的抽象の動向に交わる中で

     東洋的な宇宙観の息づく独自の画境を切り開きました。

     画題は、作品が完成した「日、月、年」を示し画面より言葉に規定を免れている。

     色彩の厚みと濃淡をもって荒波のように立ち上がる青の色面、その下で白がつくる

     水平方向の流れは、緊張に満ちた力の均衡が視覚化されているかのようで自然を形づける

     力学を大胆につかみだし自在な筆致にその感性の働きを表出させているところに

     ウーキーの円熟期の魅力が伺える。 <解説より 引用 >

 

     この絵を見た瞬間   鮮烈な ブルー !  目を奪われました。

     今回の作品の中で 最も 印象的で、もっとも刺激的な1枚になりました。

    「東山ブルー」「フェルメールブルー」 そして 「この ウーキー・ブルー」だ。

      

  

 

 Section 12  現代の作家たち 

 

   224. リタ・アッカーマン  「愚かな風」

    

   225.鍵岡リグレアンヌ   「Reflection h-30」

    

   227.婁正綱        「Untitled」

       

          229 ~243 浦上みゆき    作品数 14

   244~248 柴田敏雄     作品数 5

   249~251 高畠依子     作品数 3

    

   252~264 横溝美由紀    作品数 14

     

 

 今回の展示作品数  総数 264点でした。

 これほど多くの作品を一堂に会し、歩き回ったのは初めて‥‥

 健脚を任じた私も、さすがに 出口を出て 一息ついたら

 どっと疲れが~   鑑賞どころか いや 重労働の時間でしたね。

 

     でも、 収穫も沢山ありました。 

 

  いつ来ても、このアーティゾンの企画力には脱帽です。

  また、の機会を後に 炎天の中、メトロの駅に向かう。

 

  いよいよ最後は 「ガウディと サグラダファミリア展」

 

 

 

   

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美術館巡り NO.4 アーティゾン美術館その2

2023-06-26 | 日記

 Section 3 抽象絵画の覚醒

ピカソの後を追って、!

1910年には、ドイツのミュンヘンで結成された芸術家グループ

「青騎士」のヴァシリー・カンディンスキーパウル・クレー

 オランダの抽象美術運動「デ・スティル」を率いた

ピート・モンドリアンなど先駆的抽象絵画を発表する画家たちが

次々と現れた。

 

27.ロベール・ドローネー 「街の窓」

      

29. フランティセック・クプカ  「赤い背景のエチュード」

     

チェコ出身の画家。キュビスムから派生し、色彩がリズムや運動を

想起させるオルフィスムの画家の1人。宇宙の法則を探求した。

 

30.フランティセック・クプカ  「灰色と金色の展開」

     

31.フランシス・ピカビア    「アニメーション」

 

 

35.フェルナン・ェジエ     「抽象的コンポジション」

      

建築の製図工を経て画家に。 

  セザンヌやピカソらのキュビスムに影響を受けながら、色彩を用いた

  独自の絵画を展開。この作品は彼が多様な造形要素による構成を

  意識していた時期に描かれた。

42.ジーノ・セヴェリーノ    「金管奏者{路上演奏者}

         

44.ヴァシリー・カンディンスキー 「E.R キャンベルのための壁画NO4」の習作

                 {カーニバル・冬}

     

  

     ロシア出身で、フランツ・マルクらと「青騎士」を結成。

     一般に、抽象絵画の創始者と言われている。

     ナチス占領下のフランスでは、彼の作品の展示を禁止されたり

     彼について論じたりすることを禁じられ不遇のままに亡くなった。

     後に、彼を支えた夫人がレジオンドヌール勲章を受け完全に復権した。

45. ヴァシリー・カンディンスキー 「自らが輝く」

     

           円形、三角、四角が躍る・・・

          後年、より幾何学的な抽象画を展開

46.パウル・クレー  「小さな抽象的ー建築的油彩(黄色と青色の球形のある)

              

48. パウル・クレー   「島」     

    

  自由なひと筆 書き? ・・・

 シュルレアリスムなどとも関わりながら独自の自然観による絵画理論を探求。

 画面を均一に満たす点描は1930年代の作品の特徴。  

 

 

 61. ピート・モンドリアン  「砂丘」

     

 神智学へ強い関心を持ち、自然と芸術に関する考えをア新造形主義として提唱。

 幾何学的な抽象絵画を追求した。同作は点描の手法を用い、色彩と形態の表現

 の効果を探求した時期の作品。

 63. ピート・モンドリアン 「コンポジション」 

           

    

 69. ジョージア・オキーフ  「オータム・リーフ」

          

 

 Section  4  日本における抽象絵画の萌芽と展開

 71. 恩地孝四郎  「抒情 (あかるい時)

          

 73. 萬鉄五郎   「もたれて立つ人」

           

 77.古賀春江   「円筒形の画像」

          

 

 79.長谷川三郎  「アブストラクション」

            

 80.岡本太郎   「赤い兎」

     

 

岡本がパリ滞在中のある日、たまたま立ち寄った画廊でパブロ・ピカソの作品{水指と果物鉢}

         

を見て強い衝撃を受け、そして「ピカソを超える」 ことを目標に絵画制作に打ち込むようになる。

1970年大阪万国博覧会が開催されることが決まり…美術プロデューサーに。

 「とにかくべらぼうなものを作ってやる」と構想を練り出来上がったのが「太陽の塔」であった。

日本での活躍は周知のとおり~抽象美術運動やシュルレアリスム運動とも接触した。

  

      今日はここまで ~ また 明日。

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美術館巡り NO.3  「アーティゾン美術館」

2023-06-25 | 日記

現在、東京・京橋「アーティゾン美術館」で開催中の

 「ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開」

   セザンヌ、フォーヴィズム、キュビスムから現代へ

に行ってきた。

   

抽象画って聞いただけで…大方の人は、「分からないからなぁ」

との答えががえって来る。

 日本人は、「印象派の画家」が大好き~。

私も、「抽象画」について、そんなに理解できている方ではない。

しかし、「嫌いじゃない!」

我が家の壁にも、数点、飾ってはいますよ。

構図の斬新さ、色彩の妙・・・

おお、と、唸るような1枚に出合うこともある。

 今回は、そんな「抽象画」の考え方が広がる 展覧会。

 愉しみにしている。

 画家の狙いがどこにあるのか~本当のところは理解できない。

 そこは、観るほうの自分の感性ですすめることにします。

 行く前に、「美術雑誌」の学芸員の解説を少し勉強し

 このブログにも、彼ら専門家の解説を、作品の中に

引用させてもらいます。

 また、展示会チラシの中からも活用しますのでご了承ください。

 

 冒頭、こんなフレーズで始まる雑誌が

「わずか半世紀で絵画はここまで変わった!」 良い言葉ですね。

  セザンヌから始まった怒涛の20世紀抽象絵画への道

 当日、チラシと作品リストを手にした‥‥

  

 なんと、展示作品の数が~260点以上…

 展示の Sectionが 1.~12. までという。

 ホホホ こりゃや凄すぎる。

 相当な時間がかかりそう~体力大丈夫?

ブログを開いてくださる皆さんにも この印象を。

 セザンヌから始まった怒涛の20世紀抽象絵画への道」

  ~1904.6年頃(セザンヌ)~ 1951年 (ボロック

 ポールセザンヌ{サント=ヴィクトワール山とシャトー・ノワール}

 

   筆蝕が幅広くりずむがあり、画面に構成力を与えている本作は

   「構図にはキュビズム、色の使い方にはフォーヴ的な点もある」と学芸員は語る。

 

  セザンヌは若い芸術家たちには指示されたものの、その作品は死後まで

  広く評価されることがなかった。

  作品が厚い興奮を伴って美術家にを席巻するのは、亡くなった翌年

  1907年にサロン・ドートンヌで開催された大回顧展がきっかけ。

  この展覧会は、パブロ・ピカソ、ジョルジュ・ブラック、

  アンリ・マティスらが見に行ったことでも知られる。

 

ジャクソン・ボロック{ナンバー2,1951}

     

 抽象表現主義の旗手。

 絵の具のしたたりを用いたアクション・ペインティングを生み出した。

 本作はそのスタイルから少し離れ、黒い線による絵画を模索した時期の作品。

 

という半世紀にわたって、絵画が変わりゆくさまを感じていただきながら

膨大なコレクション展を歩いて行きます。

これほど多くの作品ですから、私流に選びながらアップしていきます。

作品の紹介で、各種資料から収集しアップしましたので、不揃いの面が

あると思いますがご了承ください。(撮影禁止作品もありなので)

開場! 一番乗りの入場でしたから、気持ちも清々しく

広々とした会場…天井は高く、壁の色も 静かな色合い

  照明は 作品群に合わせて ぴったしです。

Section1.抽象芸術の源泉

 

 2.エトゥアール・マネ   {オペラ座の仮装舞踏会}

       

 3.フィンセント・フアン・ゴッホ  {モンマルトルの風車}

       

*ゴッホがパリに帰て、弟テオとモンアmルトルの丘の中腹に新たにアパルトマンを

 借り、同居を始めます。そのすぐ近くにある「ムーラン・ド・ギャレット」という

 ダンス場のシンボルです。また、このダンス場・・・記憶にありますでしょ。

 ルノワールの絵にありますよね。参考までに。

         

 

 4.ポール・ゴーガン {乾草}

       

 

 5.オディロン・ルドン {神秘の語らい}

      

      

 

   19世紀末フランスの象徴主義を代表する画家の1人。

    幻想的な内面世界と向き合った。語りかける女性とうつむいて耳を傾ける女性という

   本作と同じ主題を、版画やパステルなどに異なる技法で繰り返し描いた。

 

 6.クロード・モネ {黄昏、ヴェネツィア}

    

    印象派を代表する画家で、眼を患った晩年にはほとんど抽象画に

    見える作品も、光と見ずの表現に関心を抱き、本作制作の年に

    初めて訪れた水の都ヴェネチアにも魅了されたという。

 如何ですか? ここは、印象派の領域で お馴染みの作品ですね。

 

Section2 フォーヴィスムとキュビスム

 

  7.アンリ・アチス     {画室の裸婦}

     

  8.アンリ・マチス     {コリウール}

     

  9.アンドレ・ドラン    {女の頭部}

         

    1905年夏にマティスと共に南仏で制作し、そうした作品などが

     同年のサロン・ドートンヌに出品された。

     本作はフォーヴが誕生したころの制作。

 

   今回の「立て看板」「チラシ」に多く使われているドランの作品です。

    美術館の前、日本橋道路にも‥‥

   

 

 

  11.モーリス・ヴラマンク  {運河船}

   

 

  14.ジョアン・ミロ {シウラナの教会}

    

 

  18.ジョルジュ・ブラック   {円卓}

    

 

  21. パブロ・ピカソ  {ブルゴーニュのマール瓶、グラス、新聞紙}

    

 

  ピカソらが探求したキュビスムの絵は一見、抽象画のように見える。

  しかし、描く対象の形を解体し再構築するというキュビスムの考え自体は、

 抽象表現を目指すものではなかった。

 しかし、美術界を驚愕させたこの運動で抽象へ向けた”言語”を獲得した

 各国の画家たちは、それぞれの形で抽象表現を一気に推し進める。

 

 

   きょうはこれまで・・・・

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東山魁夷記念館へ

2023-06-24 | 日記

 今回は東京で前の会社の「OB会」が開催。

 コロナ禍で中止しており4年ぶりなので勇躍参加し、その足で待望の

 「美術館巡り」も併せてとの実施でした。

    総会は、午後16:00集合なので、午前中めいっぱい「マチス展」を堪能し

 夜は、4年ぶりの皆さんとの懇親で大いに盛り上がりました。

  なんと元気な先輩は、御年91歳!

  まだまだ私は青二才? 今年で81歳になりましたが…。

 

 さて、今日はフランスの香りから一挙に「日本」を味わいに。

 そう、日本画家の巨匠 「東山魁夷」に合うべく旅立ちです。

 OB会の翌日、早朝にホテルを出発~東京駅へ急ぐ。

 初めての北陸新幹線

     長野までの短い時間です。

    

  

 

  長野駅は昔、旅行会社の添乗員(20歳前後の時)として

  何度も訪れてていますが、今回 そう、ざっと60年ぶり?

  善光寺にはまさに「牛に引かれて…」のような感じですが

  お参りは割愛です。

 

  長野駅 立派な駅ですね。

 

 先ずは腹ごしらえ…駅前の「そば処」でスルスルと流し込む。

 信州そばの味? まぁ、普通だね。

 

 早速、駅前バスターミナルから美術館へ。

 バス停からすぐの、公園の中を歩いて~白亜の長野県立美術館が目の前に

  涼しげな噴水が上がり、お迎え、歓迎? の気分です。

         

  入場券を買い、真っ先に 「東山魁夷記念館」へ。

    

  朝の館内は静寂そのもの~人の気配を感じません。

    早い入場なので、僅かに数人だけでした。

  鑑賞の前に、館内は? どんな雰囲気かなと。

 

 とても素敵な眺めを手に入れました・・・。

 

  まるで魁夷が絵筆を取っているような 趣の 洒落た眺め。

  周囲の松と水を張った水面に映る 緑の風景は 一幅の絵のようです。

  なんかこれだけで、今日1日 満足できそう~。

 

  ほんとうに 静かです。

  足音すら聞こえません、昨日の「マチス展」の混雑とは異次元の環境です。

    本来はこのような条件で、名品の鑑賞をする。

       「早起きは三文の得(徳)かも?」

  以前にも数回、東山魁夷展には出かけていますが

   特に「唐招提寺障壁画」は凄かった。

 

  *この企画展は、ブログ(2016.7.22)

    画面美術館=東山魁夷展(於:九州国立博物館)

    をご覧いただきたい~かなりのスケールです。

 今回の企画にも、その障壁画の「下絵」が多く出品されているのも見どころ

 さらに、地元出身でもない魁夷記念館が、何故? ここに。

 

  信濃の風景に深く感銘を受け多くの作品を描きました。

  そして愛してやまないこの信州への恩返しに、彼は、自分の作品群を

  この地に寄贈されたとのこと…。

        

 

  今回の企画は、コレクション展 第1期 ~6月20日まで。

                 第2期 ~

  どうしても20日までには帰らないといけない予定があり、

  渋々、第2期を諦めざるを得なかった。 残念!

  さて、いよいよ作品とのご対面です。

 

 「京洛四季」から

  「魚鐸」

  

 

 館内に入って まず最初の作品だ。

   えっ 何これ? 部屋の照明が少し暗いので…うむ ? 

 「魚鐸」とあるので・・・ああ。

 そういえば、以前、黄檗宗の大本山萬福寺に普茶料理を食べに行った折「魚鐸を見た」

 東山は、伏見の「海宝寺」の魚鐸をモデルに描いた。

             

  魚の形をした鳴り物 木魚の原型とされ叩く音で、法要や食事の時間を知らせる。

 

 「曙」 (アケボノ)

  

    東山そのもの・・・もう、どっぷりと浸って来た…館内の静けさも併せて。

    東山ブルー … どうしてこんな「色」がでるのでしょうか?

            岩絵の具の調合  きっと企業秘密だろうね???

 

 「行く春」

          

 「春静」(ハルシズカ)

 

 「東福寺庭」(トウフクジニワ)

  

   「苔」と「石畳」    こんなシンプルな題材

               画家の目線はやっぱり違う。

 

 「花明り」(ハナアカリ)

     

        春の世の 朧月夜  もう、うっとりです。

 

 「唐招提寺御影堂障壁画 準備作」

  今回の展示品は、もちろん撮影禁止なので 紹介できるのは数少ない。

  また、展示品は準備作品 紙本・墨画 紙本・彩色

  この「唐招提寺御影堂障壁画」については、

  私のブログ、「2016.7.22」 

  画面美術館 東山魁夷 (於:九州国立博物館)をご覧いただきたい。

  

 「緑響く」(ミドリヒビク)

  

  「白い馬の見える風景」より

 「桂林月夜」(ケリンゲツヤ)

   

 「黄山雨過」 (コウザンウカ)

       中国黄山 紙本・彩色  第10回日展出品

    

 

    習作 少し並べていきます。    

       

      

 

 「山雲」(サンウン)       山スケッチ  紙本・彩色

    

    

 「瀧の音」(タキノオト)    山スケッチ 紙本・彩色

      

 「霧深き谷」(キリフカキタニ) 山スケッチ 紙本・彩色

     

 「朝雲」(チョウウン)     山スケッチ 紙本・彩色

      

 

「深山の樹」(シンザンノキ)  山スケッチ 紙本・彩色

    

 

  「濤声」(トウセイ)

    

 

 「蕪湖の古塔」(ブコノトウ)    準備作 「黄山白雲」スケッチ

    

 

  「黄山雨中」(コウザンウシュウ)   

   

 

 

 

  東山魁夷 絶筆となった 「夕星」

                     ⇓ 加筆した「星」

   

 

 この 絶筆「夕星」には 物語が…

   魁夷は、この「夕星」の習作として、平成7年に「夕かげ」を描きました。

    

  最後にたどり着いて仕上げた作品は「夕星」というタイトルに。

  そうです、筆は画面、真ん中に輝く星を加えたのです。

  星が加えられた意味は? ・・・

   《川端康成と深い交友のあった魁夷が、彼の死を知ったのは天草下田温泉の宿から

     星の光を見て・・・妙に気にかけて床についた夜でした。

     川端が自殺した。 1972年4月16日。》

 

   川端の死を知らされた、あの 天草の地で見た星。

   そのもの。

   彼は最後の作品に川端康成を永遠の星の光として描き加えた。

   そして、   彼も 静かにこの世を去りました。

 

      ::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::

 東山の作品は何回繰り返し見ても私は飽きない。

 それどころか、見るたびに、その深さを味わい、

 これからの老いの人生を 楽しくあるために

 東山魁夷を追いかけて行きたいと思うのです。

 

 美術館を出て 爽やかな風が 余韻を残してくれ

 満足感に浸り~信濃路を後にしました。

 

 明日は、東京。

 「アーティゾン美術館」から、

   ABSTRACTION 抽象絵画の覚醒と展開

                 またね!

  

  

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マチス展から NO.2 

2023-06-23 | 日記

   今日も、ごゆっくりお楽しみください。

 

5.広がりと実験 

 

 55.「夢」 

      

 58.「座るバラ色の裸婦」

     

 59.「トルコ風肘掛け椅子に座るリゼット」

  

 62.「鏡の前の青いドレス」

    

 

6. ニースからヴァンスへ

 63.「ラフランス」

    

 65.「マグノリアのある静物」

  

 70.「眠る女性」

        木炭で紙に描いた作品です。

     1942年作 ‥‥ちょうど私が生まれた年ですよ。

            この絵、80年も経過しています。

     (ブザンソン美術考古学博物館より)

          ・・・・・大変貴重なもの 

     

 

 73.「麦わら帽子をかぶった自画像」

           これは インク で描いた作品

  

 

  78.「若い女性と白い毛皮の外套」

        

 

  79.「立っているヌード」

    

 

  80.「黄色と青の室内」

        

 

  81.  「赤の大きな室内」

        大回顧展の顔・・・・チラシの表紙です。

    

        この作品の前は、大勢の人が 熱心に眺めていました…

               スマホ&カメラも大活躍!

           

 

  82.~86 「芸術・文学雑誌ヴェルヴ」の表紙デザイン

        マティスのデザインによる

     こんな素敵な本の表紙なら、 本の中身よりは「欲しい!」と、ミーハーです。

     もし、持っていたら 家宝、間違いなしですね。

  

         

 左から、1937年 第1号  ⇒ 1940年 第8号 ⇒ 1945年 第13号

         1948年 第21-22合併号 ⇒ 1949年 第23号

 

 

 7.切り紙絵と最晩年の作品

  驚くことに晩年のマティスは、体力が落ちるというハンディを新しい手法の発展に結びつけた。

  切り紙絵だ。 彩色した紙を切り抜き用いた作品で、描くのではなく彫刻のように形を紙から

  直接切り出していった。  60代~80代 (1930~54年)

 

    

 

  87.オセアニア、空  88.オセアニア 海 

  

 

会場には、数々の作品が展示され、色彩の鮮やかさは眩いほどでした。。

 

       

 

       

 

    

 

       

 

   

 

  124.「オレンジのあるヌード」  墨、切り紙絵

          (グアッシュで彩色し切り抜いた紙

               カンヴァスで裏打ちした紙に糊付け )

       

  

  *縦が150㎝以上もあるライフサイズの作品。

   筆で描いたドローイングに、色紙で作ったオレンジが付け加えられている。

   切り紙絵の代表的な作品。

 

            感想…筆の流れが凄い、

 

 8 ヴァンス・ロザリオ礼拝堂  

 

マティス最晩年は、人生の集大成としてヴァンスのロザリオ礼拝堂を手掛ける。

ここではスウテンドグラスから差し込む太陽の光までが、

マティスの”画材”となったのだ。

 

  会場ではこのステンドグラスを通して礼拝堂に入る光のうつろいを

撮影した映像が紹介されていました。

  作品の数々を鑑賞した後、 椅子に座って、短い時間の放映でしたが

 礼拝堂の素晴らしさを堪能することができました。

 

  映像はアップできませんので‥‥

「ロザリオ礼拝堂」については、

  私のブログ 「2020.4.6」 に、詳しくアップしていますので

  ご覧いただければ幸いです。

   今日は少しだけ 資料写真からお届けいたします。

 

  

          

  

       

    「円形装飾 聖母子」              上祭服{マケット}   

  

 

 やはり、「光」と「色彩」(ステンドグラス)の織りなす瞬間は、現地(ヴァンス)

 で味合わないことには 映像や写真からでは、マティスの願うところではないのでしょう‥‥。

 

  たっぷりと館内を歩いて・・・出口に来たときは・・・ぐったりでした。

     巨匠のエネルギーの凄さと、「圧」に 参りました。

 

   よくもまぁ、これだけの作品が一堂に会したこと、美術愛好家にとっては

   生涯なかなか出会うことのないものでした。

           心地よい疲れ・・・最高です。

 

まだまだ 続けます。

  明日からは、長野へ行って来ます。

          「東山魁夷記念館」へ。

   帰ってからは、「アーティゾン美術館」(抽象絵画の覚醒と展開)

          「東京国立近代美術館」(ガウディとサグラダ・ファミリア展)

 

    

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「マチス展」から NO.1

2023-06-22 | 日記

4年ぶりの上京です。

例年行われる以前の会社の「OB会」がコロナ禍の為中止になっていました。

今年は開催との通知があり、それに合わせて「美術館巡り」の計画を。

まず例会が始まる前に1つ。

北九州空港から羽田へ。 羽田から直行 ⇒上野の「東京都美術館」へ。

 20年ぶりに日本で開催される「大マチス展」です。

 世界有数のマティス・コレクションを収蔵する仏ポンピドウー・センター

から約150点もの作品が来日。

世界最大規模のマティス・コレクションを所蔵する

 ポンピドゥー・センターの全面的協力を得て開催する本展は、

日本では約20年ぶりの大規模な回顧展です。

絵画に加えて、彫刻、ドロ^イング、版画、切り紙絵、

晩年の最大の傑作であり、マティス自身が生涯の創作の集大成と

みなした南仏ヴァンスのロザリオ礼拝堂に関する資料まで

各時代の代表的な作品によって多角的にその仕事を紹介しながら

豊かな光と色に満ちた巨匠の造形的な冒険を辿ります。

           (チラシ 解説文より )

出品作はすべてマティスというとてつもなく豪華な展覧会なんです。

 

 今回の入場には「日時指定」があるので、事前に入場券の確保が必要。

当日で、空いている場合は入場可能…と説明があるが、この企画

相当な人気であることは間違いない! 東京開催だもの。

絶対に事前確保が必要と 発売日を確認しながら手配しました。

 発券は必要なので近くのコンビニ行き済ませました。

     

 

羽田から美術館に到着した時間は昼前、当日は夏の日差しが

これでもかというほどの暑い日でした。

 何度も足を運んだこの美術館~

  

 

カタログと作品リストを持って入場。

      

展示の作品についてはほぼカメラOK (これはブロガーには最高です)

まぁ、マティスの作品ですから事前に収集しておきましたから少し安心でした。

         1.「フォーヴィスムに向かって」から

         2.「ラディカルな探求の時代」

         3.「並行する探求ー彫刻と絵画」

         4.「人物と室内」

         5.「広がりと実験」

         6.「ニースからヴァンスへ」

         7.「切り紙絵と最晩年の作品」

 では、この膨大な作品群の中から今日は、一気にアップしてみます。

掲載する作品は、カタログのものや、私好みで進めます。

作品群が多いので「解説」「感想」はできるだけ省き、また簡単に追いかけます。

 

 まず最初に、なんとこの絵は「国家買い上げとなった作品」

   コローの影響を受けた穏やかなh狩の室内風景が描かれる。

   モデルは当時のパートナー・・・

 リストの1.「読書する女性」

  

 展示に最初の作品で、有名な1枚なので、もう、ここの場所は大混雑・・・・

 

 4.自画像

       

                   

アンリ・マティス

  1869年、北フランス、 ル・カトー・カンブレジに生まれる。パリ国立美術学校で

   ギュスターヴ・モローに師事したのち、伝統的な絵画から脱するべく模索を続け

   1905年のサロン・ドートンヌ展ではからずも「フォーヴィスム(野獣派)のリーダー

   として脚光を浴びる。後には南仏」ニースに移住し、独特の光に触れながら新たな

   調和と均衡を求めて絵画の革新を進め、集大成といわれる最晩年の南仏ヴァンス

   ロザリオ礼拝堂まで、生涯色と形による造形的な探求を続けた。

    1954年 ニースで没。

                    

 

 10.「豪奢. 静寂. 逸楽」

   

 

  タイトルは、ボードレールの詩集「悪の華」の一編から取られた。

  1904年 夏に新印象派の画家ポール・シニヤックに誘われ南仏サントロペに滞在した

  ことだ。ここで、彼は以前より試みていた点描の手法に本格的に取り組んだ。

  そして、この経験が基に生まれたのが この絵である。

   理想郷風の空間はシニヤックなどのユートピア思想に影響を受けた。

  マティスは、色彩そのものの力を最大限に発揮するため点描を作品に応用した。

   自分の感覚に色彩がどう表れるかを探求したのです。

 

《参考》

   「ポール・シニヤック」 点描法でしられる新印象主義をスーラとともに代表する

  フランスの画家。早世したスーラに代わって「色彩のもつ表現性」を推し進め20世紀

  絵画の展開に大きな役割を果たしました。

       「サン・トロペの港」 国立西洋美術館  

    

  「ジョルジュ・スーラ」  

    

   代表作  (グランド・ジャット島の日曜日の午後)

   

  

 

 

 12. 「豪奢」

       

  10.に連なる作品だが、フォーブ の激しい色と筆蝕から離れ

    平面的な筆蝕と落ち着いた色調による新しい空間を構成。

     次の段階へ行く一つのステップとなった作品 

 

「フォーヴ」(野獣) 

1905年、20世紀に入ったばかりのフランス美術界を揺るがす最初の大事件が起きた。

03年に創設された前衛芸術の展覧会「サロン・ドートンヌ」の一室に展示された作品群が、

人々を震撼させたのだ。

部屋にはアンリ・マティスらによる純粋な色彩と激しい筆致で描かれた作品集められ批評家は

彼らの作品を「フォーヴ」(野獣)と評した。

マティスらは、色彩を目に見える世界の再現から、切り離し、それ自体が独自の構成要素に

なりうることを示した。そして、フォーヴィスムの中心画家として、マティスは多くの画家たちに

影響を与えていく

 

21.「アルジェリアの女性」

  

 

 2.金魚鉢のある室内 

 

 

23.「コリウールノフランス窓」

     

          ほとんど…抽象!

 

26.「白とバラ色の頭部」

   

    マティスの長女を描いた30点ほどの作品の一つ。

     キュビスムから最も影響を強く受けた一点。

 

3.並行する探求

 

 35~38  「  背中 Ⅰ Ⅱ Ⅲ Ⅳ  」(ブロンズ)

 

 40. 「パイプをくわえた自画像」

 

         

 43.「半裸で立つ女性」

         

 50.赤いキュロットのオダリスク

    

 

1920年代、マティスが繰り返し描いた「オダリスク」(ハーレムの女性)

の最初の作品。

 「装飾的空間にいかに違和感なくモデルを配置するかという実験をしている」

                 (美術館ー学芸員の言葉より)

 

51. 「ニースの室内、シエスタ」

          

 

 52.「グールゴー男爵夫人の肖像」

     

 

 53. 「石膏のある静物」

     

 

 54. 「緑色の食器戸棚と静物」

    

 

 やっとここまで   「 5.広がりと実験 」

        今日はここまで~ まだまだ 続きますよ。  

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なんとか「キー」が叩けるように

2023-06-05 | 日記

 長い間ブログお休みにしていました。

 病気でもありません。 さぼっていたのでもありません。

 毎日、なんとか1本指でもと思いましたが・・・我慢していました。

 なんと、「指」1本のために、生活が大きく変わりました。

 こんなことです。

 

 

  親指の関節が変形…

 

   この指の付根のところの関節と関節の間がずれて~神経を刺激する時、凄い痛み。

  ほんの指の一つなんですが~悲鳴を上げるほどです。

 

    普段そんなに無理しての作業は していないのになぁ~。

   これも、「加齢」が原因の一つにあるのだと。

   あ~あ、嫌だねぇ…。

 

 

  顔も、入浴も、着替えにも・・・いや、生活全般、もう、独りでは無理!

  なんてこった・・・という、闘いが続いていたのです。

   ゆっくりと、焦らず、我慢して ・・・・

 

  やっと、パソコンに向かって指を動かすことができました。

  そろそろ ブログ活動をしたいと思ってます。

  行動することはOK、 普通の生活ができるようになったので一安心。

 

  今月、長い間コロナで開催できなかった行事も動き出しました。

  私の身体も 元に戻り その時間を利用して、上京する計画。

 

  念願の「美術館巡り」をと。

  それも、現在、開催中の東京都美術館での「アンリ・マチス展」なんです。

  入場券(時間制入場)もネットで予約確保しました。

  再開のブログのトップをこの「マチス展」の感動と共に再開したいと

  思っています。

 

   では、6月21日以降にこのブログを開いて頂ければ。

  

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散った! 咲いた!

2023-03-16 | 日記

ぼやけていますが・・・なんとなく分かりますか??

   黒い鳥・・・鵯です。

こいつが悪いんです。

 毎朝、それもかなり早くからこの可愛い椿の

 花弁の蜜を吸いにやって来るのです。

  そう、毎日なんです。

 それも、夫婦でやって来るんですよ。

 

 

  他にも椿の木はあるんです。

  ほら、純和風の「藪椿」

  こちらの方が端正で綺麗でしょ

   でも、この花には近寄らないんですよ。

  甘くないのかなぁ~

 

 

  ともかく、この時期になると毎年なんです。

  親子代々、引き継がれているのかなぁ? この鳥の家系は。

 

  折角、我が家の春の愉しみの一つであるこの椿「港の華」の鑑賞

  近所にも喜ばれているのに。

  ご覧ください・・・このざま。

  いたずらも過ぎるんです! 追っ払っても、追っ払ってもやって来る。

  相手は、こちらおすきを狙って・・・

  だって、こちらも四六時中見張ってられませんものねぇ。

  だから 見る見るうちの このありさまです。

   上も下も 満開!

    凄いでしょ。

 

 

 今年は、例年より おおく咲いていますが・・・

 いくら椿の花が多く咲いてくれるというものの~切りもあります。

 

 

  文句もありますが、これも自然の習い。

  鳥だって・・・食べていかなくちゃ、って感じですからね。

  もうしばらくで花も終わりますから、「咲く花と、散る花」両方を

  楽しみたいと。

 

 さて、散る花があれば・・・一挙に咲く花も同時に庭は動きます。

 

 この時期は「雪の季節」? です。 いや、「雪柳」の季節です。

 我が家には7本のユキヤナギが植えてあります。

 これが、華やかに庭を演出してくれます。

 「白」が5本 「ピンク」が2本。

 では、どうぞ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 今咲いたばかりですから、、、少しまとまっていますが

 満開になって、風が吹いてくると~雪の粉のように~

 風に乗って、散っていきます。

 この後始末もまた大変ですがね。

 当分は、雪の中で 楽しみたいと思ってます。

 

 この季節言えば・・・この花は欠かせません。

 「桜」

    のびのびと 空に向かって 自己主張しています。

 

 

 

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咲いた、咲いた~

2023-03-08 | 日記

先日1日にアップした椿の花(ロイスミナウト)

 1週間経過したら・・・こんなに豪華に、華やかに、艶やかに。

一挙に開花しました。

いつもなら順番に咲いていくのに…

今年は、次々と 押し合いへし合いのつば競り合い?

 

 

 まだ5個ほど 蕾も 残っていますが、もう数日のうちに。

 

  

 

 どれも大輪 重さでしょうか~枝がしなってきました。

 この花弁は直径 17㎝にも。

 

  膨らみ始める ほんの一瞬、 花弁が音 ???

   そんなはずはありませんが・・・そんな感じも伝わってきます。

 

  

   この後ろに「港の華」も追いついて来ました。

  すでに早朝から 鵯やメジロ 雀が 蜜を吸いにやって来ます。

 

 

 

   

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芽吹き~そろそろ。もうすぐ春ですね~♪

2023-03-01 | 日記

 3月に入りました。

 2月逃げる~3月去る。 ほんとに早い季節の移ろい。

梅は咲いたか…桜はまだかいな~の歌につられて

我が家の庭の4本の桜にも変化が

一番大きな桜、さくらんぼの木。

   

 2番目のさくらんぼの木 小粒ですが。

 この木のさくらんぼは収穫率は大変いい。

  かなり元気な様子です、日増しに膨らんでいるようです。

   

 

   こちらは「吉野」 桃色に咲く木

   だいぶ色づいて来ましたね、ちらほらこの数日でしょう

   小さな花が咲くのは…

 

 

  「雪柳」のピンク色の木にも 色づき始めました。

 

 

  「白」のユキヤナギは庭に大小4本

 

  小さな木の方は かなり咲き始めています、葉の緑が追いつきません…

 

 

 小鳥の方が咲くのを待っているかのように早朝から枝に止まって

  様子を伺っています~そうなんですよ、甘い蜜を狙ってね。

 ピンク色の可愛い椿「港の華」って名前が付いています。

 もう、それは数約個も小さな花が次々に咲いて来ます。

 

 毎年、この季節 庭の主役です。

 枝に咲いても、散って積み重ねられても~横綱級の貫禄です。

 

 これは「レンギョウ」

   まだまだのようです。

 この花、面白いですよね。

 枝に黄金色の小さな花をびっしり咲かせる。

     

 

  水仙ですが、「すずらん水仙」

   今、盛んに茎をのばしている最中、勢ぞろいすれば小さな可愛い

  白い鈴のような花びらで埋め尽くしてくれます。

     

 

 そうそう 西洋椿「ロイスミナウト」

   今年も元気に16個の蕾

  早々に膨らんできたのが、3つ、4つ。

 例年、花は順番に咲くのですが?

 今年は我先にと~競争のよう・・・

   

 

   この2~3日で 大きくなってきています。

   まだまだ膨らんで~ 大きなものになると 18㎝級に

    ご覧ください! 凄いでしょ。

   また、太陽の光に当たって~さらに 豪華に見えてきます。

 

 

  次の蕾もかなり 大きい。   これは 大物かも知れない。

  ひょっとすると…20㎝越かも? 愉しみです

        

 

 

   秋から冬、そして 今まで

   頑張ってくれたのが、鉢植えの「シクラメン」

 

  そろそろ交代時期でしょう ご苦労様でした。

  有終の美です・・・何か 悲しげ?  憂愁の美かな。 

    

 

   今日の予報では 午後から雨。

 

  この雨で きっと本格的な春になるのでしょう~

  花の季節です。

  新しい花苗の植え付け、草取り~やれやれ 忙しや。

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続 黄昏どきを愉しむ

 傘寿を超すと「人生の壁」を超えた。  でも、脳も体もまだいけそう~  もう少し、世間の仲間から抜け出すのを待とう。  指先の運動と、脳の体操のために「ブログ」が友となってエネルギの補給としたい。