goo blog サービス終了のお知らせ 

黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

「柿」の襲来?

2018-10-31 | 日記・エッセイ・コラム

時は「秋」

 秋の味覚と言えば…「柿」

でしょ!

先日、地区の老友会の日帰りバスハイクで柿の故郷を訪ねた。

 私は、旅行会社に勤めていたので、仕事中には「土産物」を

提げて帰ることはなかった。

 リタイアした今でも、出かけた先での「土産物」は

 ほとんど買わなかった。

 特別に頼まれれば…という程度です。

 

 その後に、何という縁なのか~ 毎日毎日、「柿」が我が家に。

 自宅の庭になったから、珍しくもないけれど食べてと…

  艶々した小ぶりの柿・・・・おいしそう

 

 翌日には

 自宅で毎年、祖母が手づくりの「干し柿」を作っているからと

 まだ「干し柿」になる前の、卵で言えば…「半熟」状態。

 これがまた格別にうまい!

 冷蔵庫で冷やしておくと、熟した実がとろりと

 舌にまとわりつく、なんとも言えない、甘さが…

 ちょうど晩酌のワインの友に、最適でした。

 

 さらに、びっくり、ちょっと出かけてきたから~

 と、土産に1袋と 頂いたのが…

 なんと、また「柿」

 しかし、これは、干し柿の一段、上を行く?

 「乾燥柿」だった。

 なんで、どうして…いっぺんに「柿」の襲来です。

 

 先ほどの自宅に庭で収穫した…とある話。

 ほんとうにうらやましい話です。

 

 松尾芭蕉の「柿」の1句に。

 「里ふりて 柿の木もたぬ 家もなし」

 というのがある。

 私も リタイヤするまでの40余年、全国を転勤で渡り歩いた?

 身としては ~

 この芭蕉の心境も納得です。

 ちゃんとした田舎の農家?の庭には必ず柿の木が

 植えられている…

 「桃、栗三年、柿八年」 その在所にずっと住む人

 家も村も 古い歴史がそこにはある。

 だから… と 

  「漂泊の詩人」芭蕉も

 私のような永年 マンション生活を過ごしてきた人間には

 できない相談だと。

 

  現在、ふるさとに帰って~16年。

 「柿」を 植えておれば…今頃、立派に秋の収穫が~

 と、気が付いたが…

 もう、いいか。

 

 こうして、思いがけなく「柿」の襲来を

 これからも 期待することに? 

 そりゃ ちいと甘いよ と 言われそう。

 頂けない話 

 きっと「渋い」話ですよね。

 すぐ隣の 柿の木

 

 聞いてみたら…渋柿でした。

 鳥獣愛護の為に 鳥の餌だって…ご立派!

 

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

朝の光に「映える」

2018-10-25 | 日記・エッセイ・コラム

気持ちのいい朝を迎えました。

 太陽の光が柔らかく感じます。

部屋からベランダの鉢植えの「花」が光っています。

 そのうちの一つ

 サルビアで名前が「ブラック&ブルーム」

 

 この花の色は 濃紺。

 朝日に反射し、光って白との融合…何とも言えぬ魅力です。

 光線の具合で色彩の変化を楽しむことができますね。

 アサヒが一番効果的です。

 私たちの目は、そのものの色ではなく感じるのは光線の反射で

 脳が受け止めているのですから… 

 光の具合(光線の量)

  例の 原色 赤、橙、黄、緑、青、藍、紫と

  感じ取っているだけなのです。

 真っ赤なリンゴだって、光が当っているところは実は真っ白

 なんてことよくあることですよね。

 画家の描く 絵を思い出せば~

 

 今朝は 庭の降りて 朝日の当たる 葉を追いかけました。

 果物で 「檸檬」です。

 

 

  葉っぱの模様が素敵な~「ジャカランダ」

 

 もっと凄くて 美しい…これ雑草ですが。 名前は「エノコログサ」

  この辺では…ネコジャラシ? かも

   秋と言えば、「ススキ」が主役でしょうが…このネコジャラシもなかなかのもんですよ。

   「朝日に映える」今朝のタイトル そのものです。

    花壇の雑草を無精しているうちに~サプライズです。

    こんな見事な 姿を鑑賞できるなんて。 雑草と言って ごめんなさい。 です。

 

 これは 「オキザリ・ストリアングラリス」 「紫の舞」の名も。

 ブラジル南部原産 日本にも自生しているカタバミの仲間。

   紫路の葉がきれい。 花は小さな 薄いピンク

 

 

  これも なかなか 「トキワマンサク」

   緑葉と 赤褐色色葉と 混じりあって…春には ピンク色の小さな花で満開です。

 

   花は こんな感じ。

 

 

 これは凄いですよ。 延びる 延びる~

  ポールの上まで蔓を伸ばし まだまだ と。

 「ハツユキカズラ」です。

 全然面倒をみなくて~ここまで大きく成長しました。

 七色変化? いや、もう 次々と葉の色が変わっていく

 その過程が面白く、飽きない花の一種ですね。 

  現在でも 緑 白 褐色 赤・・・・と。

  葉っぱには 斑点も・・

 

 こんな珍しい 瞬間も

 椿の身が落ちた後 パチンと割れた 額の殻

  固く 木彫りのような花 みたいです。

 最後は 秋の花 「ホトトギス」

  秋の生け花には欠かせない… 凛として 静か。 純和風の趣です。

 

 ただ 日陰で咲いてるだけでは 可愛そう…

 太陽の光に当たることによって さらに その花の魅力が一段と冴えてくる。

 花だって、いろいろな角度や 時間や 朝晩と 「見る」目を変えたあげれば

 違った世界での 花の美しさを味あうことができますね。

 

 

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

次への挑戦を

2018-10-24 | 日記・エッセイ・コラム

午前中は庭の草取りで汗を流し

少し いい気分…

 温度は上昇~ 思ったより暑い。

無理せずに、切りのいいところで今日は御終いに。

 午後から、行きそびれていた美術展へ。

 お馴染み みやこ町の「みどりの館」へ。

 京築画家の作品展を。

 

 会場2階メーンの部屋に今日は係の方が座っていました。

 

  毎回、私の知人であるYさんの作品の前で

 …今日は 写真が撮れませんでした。

 (係の方が いらっしゃるから)

  撮影禁止なんだから ~

 

  Yさん ここ数年、少し画風を変えて新しい挑戦を

  試みようとしてる 一方で水彩画本来の作風もありです。

 今回の1枚も より大胆に、カラフルに またイメージも膨らんで

 鑑賞する方にもイマジネーションが 必要? な 

 作風に と 感じました。

  絵の鑑賞って、作者の意図とは違った角度で

  「ああだ、こうだ」と思いめぐらす 

  これも楽しみなんですよ。

  次の部屋では 誰もいなかったので

  またまた 無断で ぱちりと (ごめんなさい!)

 

  それでも 作品は 「花」そのもの姿ではなく

   作者の心も表現なのでしょう~ 

 

 

 次に この方の絵 毎回、作品を楽しみにしています。

  仏像シリーズ? いや 何回もこの会場で

  いろいろな作品を鑑賞させていただき

 その都度、「よし! いつか私も 挑戦だ」なんて

 思っている モチーフなんです。

 本日の出品作を

 2018年第20回  有益人良竹水彩画展 

 カタログから 

 

 私も 新しい挑戦として 水彩画をもう少し

 丁寧に やってみようかなぁ~と。

 一念発起…

 有益先生の 作品集カタログを会場で 求めました。

 

  「里の祈りⅡ (川中不動明王像)

 

    作者のコメントに

  「石仏不動明王像は厳めしい表情の姿が多いが、やさしく楽しさがあり

   永年の風化で親しみやすさのある像となっている」 と。

 

  こんな作品も 画集に掲載されていました。  

   

 

 作者って どんな思いで 筆を執るのか…

 こんな 目線も

 「フクロウの入れ物とガラスの浮き。

  うすいブルーの透明な浮きを通して見える

  形や色の美しさをねらって…。」

 この作品だ。

 

  

  そう、「食欲」「読書」「運動」の秋もありますが

  やっぱり 「芸術」の秋。 

  

 帰りの車 

 「うきうき気分」でハンドルも軽く~

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

豪華! 贅沢な貰い物

2018-10-22 | 日記・エッセイ・コラム

秋の味覚と言えば…

 そう、1年で一番豊富な季節なのかもしれませんね~

 普通に言えば、果物類がすぐに目に浮かぶ…

 そして 食べることはなかなかだが、「松茸」なんてのも。

 しかし、買ってまで…食べるには ちょっとね。

 ところが今日は 思いがけずに、豪華な贈り物が

 まず これ 写真を

 

 どうです 本物の「松茸」

  いやぁ~嬉しいね!

 そして秋の味覚の 「栗」「さつまいも」「茸」

 それに合わせる カボスも。

 九里(栗)より美味い十三里(さつまいも)

 こりゃもうたまらん…今晩はどうしましょう~

 その為じゃないが、つい先日 秋の更けゆくときには

 九州菊で一杯! と、思っていたのが

 これこれ、今晩は これで いくぞ!

 

  さらに ワインと百合のお届けものが…

 一体、こんなにタイミングよく、揃ったもんだ。

  笑いが止まらないね。

 そう この花 

 

 

 

 見事な百合でしょ!

 もう部屋中 香りが充満して…卒倒しそうです。

 

 立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花…

 

 もう これだけ揃えば それだけで秋の夜更けは 酩酊

 間違いなし!

 さぁ 今晩は ゆっくり 秋の夜長と致しましょう。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

元気な老人たちの集い

2018-10-14 | 日記・エッセイ・コラム

 晴れわったた土曜日(10月13日)の館内

1000人の老人が集う…これって 結構は迫力です。

 そう お見受けしたところ~平均年齢は

ざっと 70歳は超えているのでは?

 高齢者社会の将に「るつぼ」?

しかも 正直、今時の若いものよりパワーあり

と、感じ取れます この集団。

 我が苅田町 高齢の 老人クラブの年次総会

 例によって 式次第は どこも同じ。

 大変お忙しいところを?…

 町長を初めてとして、次々と  ご挨拶。

 内容は これも似たり寄ったり~

 「元気な皆さん あってこそ 町は~ …」

 その他 次第は 10項目にも 及び

 「記念講演」

  「楽しい運動 元気で長生き」と

  クリニック院長の1時間講演

  「ふむふむ そうだ そのとおりだ

   会場の皆さん 納得顔で うなずき

   真剣に耳を傾けていました」

  が、 どこまで記憶に残っているのか ?

 

 まぁ いいや、 「聴く」こと そのこと自体が

 脳を刺激して ボケ防止の一環にも 有効なのですから

 中には 疲れて ウトウトも…

 そうですよね、会場に来て はや 2時間あまり経過

 そ時節とは言え そろそろ飽きもやってくる?

 

 ようやく講演が終わり  午前の部は終了

 午後は お楽しみの「演芸」 

 一斉にお弁当が配られ 観客席での食べながら見物の始まりです。

 

 トップバッターは なんと 特別出演で

  かの有名な「門司港 バナナの叩き売り」 実演ショー

  やんやの喝采で 館内盛り上がり~

 

 早速 舞台の上で老人クラブの面々によるショーの始まりです。

 1番は  カラオケから 次に舞踊 と続き

 近頃多く見られる この演目

  「おかめひょっとこ総踊り」 も賑やかに…

  身振り手振りも 練習のかいあって 見事な 踊りの

 総踊り…

 中に 身軽な動きのひょっとこ一人 所作も軽妙

 会場の笑いを独り占め… やんややんやの喝采で 雰囲気盛り上がってきました

  

 

  続きましては 妙齢な女性方の出演で お年とは思えぬ?  柔らかな動き、

  まだまだ若いものには負けませんよ と、清々しくハワイアンメロディに合わせての舞台

  やるもんだなぁ~

 

 

  

 趣向は ガラッと変わって…ちょっとアカデミックに。

 詩は 「花は咲く」 見事なハーモニーを奏でてくれました~

 服装も 「白」と「黒」でまとめた ? 

 男性の頭は みな真っ白 これは 自然。

   ご婦人方の黒?  いや きっと染めて かも

 

 

  演目は どんどん進み カラオケ 舞踊が 交互に。

  特に カラオケは 7曲もの出演

   

  プロも顔負けの 歌いっぷり~

  随分と 時間と〇も お使いになっているのかも…

 見事に日頃の成果を披露してくれました。

 

 ちょっと残念だったのは 音響装置でした~

 装置が貧弱なのか 当日の音響担当者のせいなのか…

 館内へ流れる音量の調節が これではちょっと主演者が可哀そう…

 と、感じましたが~ 私だけ、だったのでしょうか?

 

 1年1回の 気を入れた短い瞬間の出演デス。

 もう少し 事前の調節を確実にやって欲しかった…。

 

 まぁ、でも、毎年 この演芸会を楽しみして ここまで

 足を運んで来る このことこそ 元気な証拠。

 

 来年も 揃って 今年と同じ皆さんが 揃うのを期待し

 会場を後にしました。

 

 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

祭りこそ「地元愛」のシンボルなのだ!

2018-10-08 | 日記・エッセイ・コラム

台風一過…

前日の強風も うそのように去り~

10月7日(日)は 朝から絶好のお祭り日和

我が町最大のお祭りである「苅田山笠」の日

本日の朝刊 ニュース面に 悲報が掲載

1町内で前日 山笠の準備中に事故発生

(山車の柱に挟まれて亡くなる)

参加を見送ったため集結した山車は14地区13基

 

「苅田山笠」は 各区とも9月23日にスタート

「灯山」「幟山」「岩山」と3度姿を変えるのが

 特徴、特に最後の今日の山車は

 武者人形などで大振りに飾られたものが多く

 我が区は 「姉川の合戦」

   信長の武者姿も勇ましく…

 岩山は 張り子。

 そして 花や花簾さ も  それぞれ色の違いを見せています。

 中には 近代的な題材での人形も登場でした。

 

 町長の挨拶をいただき~ いよいよ祭りの最大の見どころ 「ケンカ山笠」の始まりです。

 

 

 新聞の記事によると~

 「「ケンカ山笠」の異名も持つ苅田山笠の最大の見どころが

   勇壮な突き当て。山笠同士が向かい合った後、

   ホイッスルや、鉦、太鼓が鳴り渡る中、それぞれが勢いを

   つけて正面から激突すると、「ガシャーン」と鈍い音が

   響き、観客から歓声と拍手がわき起こった。」 と。

 

  「さぁ、ぶちかませるぞ! 」の号令 !  スタート OK

  屋台の上でも 大声で 相手を威嚇 

 

 

   双方 同時にスタート 段々勢いを増し~

    かけ声とともに  ぶつかる  その 瞬間…

  ガシャーン!

   本当に鈍い音がして 相手の山車に 激突。

   これを 2度 3度 繰り返し~   柱の一部が…破壊される…それでも しつこく 

   先棒を左右に振って~ 屋台全体を揺らし~ これはもう 男の戦いです。

 

   

   その迫力は 傍で見るに限る…

 

   シャッターを押すにも 動きが早く、観客席はコーナーが設けられているので近くには寄れない。

   その瞬間は やっぱり望遠レンズでも使わないと…安物のデジカメじゃ 残念ながら

   いいショットは撮れませんでした。

 

   町と町と対戦は 次々と続く~ その度に 多くの観客からの地元応援の声が

    悲鳴に近いものも~ やったぜ! と 大きく自慢げな声も

   男の戦いから 町内の対戦に 興奮も最高潮に …

 

   そして 今年の山笠も 終わりの時が

 

   各 山笠は 終了と同時に それぞれに引き揚げていく~

   行きはよいよい 帰りは辛い…

 

   着いたときは 周囲はすでに 真っ暗 

   お疲れ様でした。

   

 

  

  

   

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

老舗の味は格別だ

2018-10-05 | 日記・エッセイ・コラム

食欲の秋…

やっぱりこれだね。

酒飲みの私ながら 甘党にも興味あり。

これぞと思う「甘味」には 舌が鳴る。

以前にもアップしたこの和菓子…

久しぶりに口にした。

女房の友の弟さんが山口県柳井市にいらっしゃる。

いただきました。

 

柳井の銘菓と言えば~そう、「ひがしや」の

 「翁あめ」

これが なんとも言えない うまさなのだ。

その製法は、昔から変わらず 今日まで…

創業は 1845年というから

やっぱり老舗

 

口入れて 伝わってくる 甘さが 何とも言えない

上品な 甘さ 三温糖なのだ

「あめ」と呼んでいるが~ ちょっとゼリーのような感じで

色が「琥珀色」 高級感も味わえるね

噛むと ほどよい 弾力 これがまたいいね。 

うっすらと白い雪のような粉がのって

これは甘くなく 名前が 寒梅粉 

もうひとつ もうひとつ と手が出る

 独り占めしたいね~ 他人にはやりたくないよ。

 

少し濃い目の緑茶と一緒に

至福の時間がやってくる

 

 

 いいものを口入れた…このあと 

「後口がいい」と感じたものは やっぱり美味いものなのだ。

 伊達に 老舗じゃないよ! と、 

 無言で語っている  この飴も。

 ごちそうさま!

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

満月に

2018-09-26 | 日記・エッセイ・コラム

 9月24日は「中秋の名月」

 

昨晩は「満月」

 夜 21時ごろ部屋から外を眺めると~

 月は雲に隠れて…残念…

夜半、トイレに起きると やけに外が明るい

もしや、部屋のカーテンを開けると

「煌々と月冴えわたる」、詩の表現のとおり

慌ててデジカメを持ち、庭へ出る

 天空に向け シャッターを~

 

 ほんとに満月だ。

 

 9月24日の「仲秋の名月」は見逃した~

 しかし、25日の朝

 いつものように5:30 新聞を取りに郵便受けにと 玄関の扉を開けると

 なんと、「月」はまだ西の空に沈まず…明々と。

 びっくり。

気象庁の記事に 東京の名月が載っていた

 不夜城の東京の街も 名月の明るさには かなわない…見事な姿です。

 

 今朝の西の空は 曇り。 月の姿はありませんでした。

 

 また いつものように新聞を読み 「天声人語」の書き写しの作業を続ける。

 その時に 天声人語の左肩に「折々のことば」(鷲田清一)が今朝で1239回目だった。

 振り返れば この欄、以前は「折々のうた」(大岡信)だったし、私はこの「折々のうた」

 が大好きだった。

 講演などで、この中から 話のつなぎにいろいろ使ったのを思い出し

 懐かしく、本棚から その新編「折々のうた」を取り出し ページを捲った。

 

  ころは 「秋」

 こんな 「うた」を見つけた。

 「をり知れる秋の野原の花はみな 月の光の匂いなりけり」 慈円

 平安末期・鎌倉初期の僧・歌人  天台宗の座主

 有名な「愚管抄」の著者

  *「折り知れる」は咲くべき正しい時節を知っている。

   野の花は時が満ちればおのずと花開く。

   天然の理法がそこに動く。 その花を、これぞ月光のにおい と

   花と月光が「匂い」の一語に融けあう。

  そうなんです、先日の 「彼岸花」は まさに 時節が来れば。

  他にも「すすき」「桔梗」も。

 

 

  もう1句  加賀の千代女で

  「月の夜や 石に出て鳴く きりぎりす」

   「きりぎりす」は コオロギをいう。

  「石に出て鳴く」が鮮やかな印象をまとめ上げている。 (大岡信)

 

  彼女の名句には「朝顔につるべとられて貰い水」は特に有名。

 

  「月」は 今 宇宙戦争のの真只中…

  しかし、千年の時を経過しても 「月」は変わらず

  「人」の心を癒し続けてくれる。

  これからも。 そうあって欲しい。

 

  

 

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

秋の彼岸に・・・

2018-09-23 | 日記・エッセイ・コラム

今朝の目覚めはすっきり!

 どうやら秋の気配が近づき、「秋」の雰囲気になってきた。

朝一番で、近くのJAに行き仏花を買う。

そう、秋の「彼岸」 

 お墓参りのために。

せめて…という気持ち?

 お盆だとか、お彼岸にしか心からのお参り?

 をしていない無精者の私。

 お盆や、春、秋の彼岸になると猛反省しきりでございます。

「彼岸」とは、仏教の言葉で、意味としては煩悩を脱した

 悟りの境地のこと。

 煩悩とは、心身を悩ませ、乱し、煩わせ、汚す。

 すなわち悟りの境地を妨げるあらゆる精神作用のことだとか…

 さらに、三途の川をはさんで、

 我々が住んでいる世界を「此岸」、

 そして向こう側の仏様の世界を「彼岸」というのだそうだ。

 つまり、彼岸は極楽浄土のこと。

 普段から仏道の修行を行っていない私たちは

 この春、秋の祈願の期間にだけ 煩悩を払うために祈りを

 捧げる…これじゃ、きっと浄土にはいけないのかも?

 祈りをささげる、手を合わせる~この行為は

 宗教の違いはあっても、動作としては同じようですね。

 気持ちの表現としての心はひとつ。

 この春、秋の彼岸の中日は

 太陽が真東から出て、真西に沈むことは

 西にある極楽浄土に向かって拝むことに

 なるのだと言われています。

 

 気持ちを入れて、常に真摯で 信心深く、清い心の

 日々を過ごしておかないと…

 とても。とても「極楽浄土」には

 いけそうもない・・・・

 

 その彼岸の季節に 間違いなく顔を出す「花」

 その名も ずばり「彼岸花」

 またの名は 「曼珠沙華」 

 いや、こちらが本名かな。

 詩にもある 「赤い花なら 曼殊沙華~…」

 今、庭には

 

 

 「赤」「白」が咲いている…

 

  玄関上がり框に この花を ばっさりと 活けてみた~

 

 

 

 この燃えるような赤が 素敵!

 

  これは 彼岸に行けば もっと赤いのが見えるのかも…

  それとも これは 閻魔様の吠える口から発せられる 地獄の炎をなのか?

  しかし 強烈な花ですね。

  茎の「緑」は まっすぐに伸び  花と言えば 「真っ赤」

  こんなストレートな花は文句なし目の中に入ってくるのは当然。

  

  絵になる花 でもある。

  いままで 私も 「油絵」「水彩」「墨彩画」のモチーフに。

 

  そして 彼岸と言えば これもある!

  そう「花」より「団子」だ。

 

  結局、信心より 食欲なのだ…

 

  

  「甘い」に誘われると~ 人間弱いですね。

  

   「彼岸」のこの時期です。

 

   手を合わせ、「いただきま~す」

 

   やっぱり、これじゃ 彼岸には とても 行けないね。

    

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

解き明かされぬ主人公?

2018-09-18 | 日記・エッセイ・コラム

秋の夜長

 読書の秋だから本を読む?

いや、読書は私にとって日常生活の一部

今週も、今秋も 本のページを捲っている。

 

直近の1冊が「信長の原理」(垣根良介)

 

「信長はなぜ葬られたのか」(安部龍太郎)

 

 これで「信長」を主題にした本 どのくらい読んだのか…

 

 ちょっと振り返って本棚を探してみたら あるある~

 古くは山岡荘八のずばり「織田信長」から 読み始めて~

 歴史史観を感じた大好きな司馬遼太郎の「国取物語」

 遠藤周作(決戦の時)(反逆)

 堺屋太一(鬼と人と)(信長)

 津本陽 (下天は夢か)(乾坤の夢)(信長と信玄)

 池宮彰一郎 (本能寺)

 安部龍太郎 (信長燃ゆ)

 加藤廣 (信長の棺)

 志野靖史 (信長の肖像)

 ロックリー・トーマス (信長と弥助)

 隆慶一郎 (花と火の帝)

 花村萬月 (信長私記)

 

 時代小説家は 一度は「信長」に挑戦する。

 500年の時を過ぎても 「彼」の真相は?

 いまだ 解き明かされていない…

 だから 作家は最大のエネルギーを投入して 挑戦するのだ。

 

 こんなに 人物像を探るのに

  「前から 横から 斜めから 下から 上から

 そして 全体を俯瞰しながら~ 」

  「信長の真実」追いかける のだが

  真相は ?  

  未だ 「正解」という表現が適切かどうか分からないが

  答えが出ていない といってもいいのでしょう。

  そこが 一層 面白く やる気が出てくる

  今の時代になっても 

  種切れしなくて

  次々と 新作が発表され 読者の心を揺さぶってくれる。

  それが「信長」なのだ。

 

  今回の「信長の原理」は これはもうスリラーですね。

  小説家は「人」の心 信長を読み取ろうとしている。

  「ノンフィクション」のような「フィクション」力

  ここまで表現できる作家 …そうはいない。

  読み手を納得させる源はどこから来るのか?

  作家=信長 の心境

  現代 そこに信長がいて インタビューすれば

  「そうだったのか」と 合図地を打てるのだが

  でも そう語っている のが この1冊

 

  また、織田家の武将たち

  光秀、秀吉、家康、柴田勝家 松永久秀…

  信長と相対して来た彼らの生きざまは

  いや、どう生きる を読み取っていた と。

  信長は戦国の世の生き方を熟知していた

  そして自分の終わりさえも自分の論理で

  組み立て、解決していった。

   読んでいるうちに…自分も「信長」に

   なっていた?

 

  なかなかの1冊となった。

 

 安部龍太郎の この1冊も 凄いぞ。

 「信長燃ゆ」で彼の内容の濃いい信長を読ませてもらった。

  そして、彼の作品を次々に読み始めた。

  現在作家の中でも 好きな作家の一人だ。

  彼も 信長を追及し 冊数を重ねている作家だ。

  

  どの作家も ペンは達者です。

  その本のページを捲ることで 新しい「信長」が登場する。

  私は いまさら真説を追い求めはしない。

  「信長」がそこにいればいいのです。

  諸説あって 結構

  ともかく これからも秋の夜長を過ごす そのためにも

  どうぞ 競って 「信長」の新しい姿を浮き彫りにして欲しい

  それを願って 次の話題作を待っている

  信長フアンの一人です。

 

  戦国時代は 本当に賑やかな武将が揃っているからね

  誰を主題にしても 

  話の展開には「信長」」は 必ず 登場するのだ。

  「主役」であり

  「名脇役」

  「悪役」でもある。  

  その都度、演技の仕方が違って とにかく面白い。

 

  そう、先日亡くなった 「樹木希林」さんのような

  味わいのある…俳優さん。ですよ。

  まさに、が

  洒落て…「将」と呼ばれる~所以なのかも?

  

  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

続 黄昏どきを愉しむ

 傘寿を超すと「人生の壁」を超えた。  でも、脳も体もまだいけそう~  もう少し、世間の仲間から抜け出すのを待とう。  指先の運動と、脳の体操のために「ブログ」が友となってエネルギの補給としたい。