今朝の目覚めはすっきり!
どうやら秋の気配が近づき、「秋」の雰囲気になってきた。
朝一番で、近くのJAに行き仏花を買う。
そう、秋の「彼岸」
お墓参りのために。
せめて…という気持ち?
お盆だとか、お彼岸にしか心からのお参り?
をしていない無精者の私。
お盆や、春、秋の彼岸になると猛反省しきりでございます。
「彼岸」とは、仏教の言葉で、意味としては煩悩を脱した
悟りの境地のこと。
煩悩とは、心身を悩ませ、乱し、煩わせ、汚す。
すなわち悟りの境地を妨げるあらゆる精神作用のことだとか…
さらに、三途の川をはさんで、
我々が住んでいる世界を「此岸」、
そして向こう側の仏様の世界を「彼岸」というのだそうだ。
つまり、彼岸は極楽浄土のこと。
普段から仏道の修行を行っていない私たちは
この春、秋の祈願の期間にだけ 煩悩を払うために祈りを
捧げる…これじゃ、きっと浄土にはいけないのかも?
祈りをささげる、手を合わせる~この行為は
宗教の違いはあっても、動作としては同じようですね。
気持ちの表現としての心はひとつ。
この春、秋の彼岸の中日は
太陽が真東から出て、真西に沈むことは
西にある極楽浄土に向かって拝むことに
なるのだと言われています。
気持ちを入れて、常に真摯で 信心深く、清い心の
日々を過ごしておかないと…
とても。とても「極楽浄土」には
いけそうもない・・・・
その彼岸の季節に 間違いなく顔を出す「花」
その名も ずばり「彼岸花」
またの名は 「曼珠沙華」
いや、こちらが本名かな。
詩にもある 「赤い花なら 曼殊沙華~…」
今、庭には
「赤」「白」が咲いている…
玄関上がり框に この花を ばっさりと 活けてみた~
この燃えるような赤が 素敵!
これは 彼岸に行けば もっと赤いのが見えるのかも…
それとも これは 閻魔様の吠える口から発せられる 地獄の炎をなのか?
しかし 強烈な花ですね。
茎の「緑」は まっすぐに伸び 花と言えば 「真っ赤」
こんなストレートな花は文句なし目の中に入ってくるのは当然。
絵になる花 でもある。
いままで 私も 「油絵」「水彩」「墨彩画」のモチーフに。
そして 彼岸と言えば これもある!
そう「花」より「団子」だ。
結局、信心より 食欲なのだ…
「甘い」に誘われると~ 人間弱いですね。
「彼岸」のこの時期です。
手を合わせ、「いただきま~す」
やっぱり、これじゃ 彼岸には とても 行けないね。