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黄昏どきを愉しむ

傘寿を過ぎた田舎爺さん 「脳」の体操に挑戦中!
まだまだ若くありたいと「老い」を楽しんでま~す

満月に

2018-09-26 | 日記・エッセイ・コラム

 9月24日は「中秋の名月」

 

昨晩は「満月」

 夜 21時ごろ部屋から外を眺めると~

 月は雲に隠れて…残念…

夜半、トイレに起きると やけに外が明るい

もしや、部屋のカーテンを開けると

「煌々と月冴えわたる」、詩の表現のとおり

慌ててデジカメを持ち、庭へ出る

 天空に向け シャッターを~

 

 ほんとに満月だ。

 

 9月24日の「仲秋の名月」は見逃した~

 しかし、25日の朝

 いつものように5:30 新聞を取りに郵便受けにと 玄関の扉を開けると

 なんと、「月」はまだ西の空に沈まず…明々と。

 びっくり。

気象庁の記事に 東京の名月が載っていた

 不夜城の東京の街も 名月の明るさには かなわない…見事な姿です。

 

 今朝の西の空は 曇り。 月の姿はありませんでした。

 

 また いつものように新聞を読み 「天声人語」の書き写しの作業を続ける。

 その時に 天声人語の左肩に「折々のことば」(鷲田清一)が今朝で1239回目だった。

 振り返れば この欄、以前は「折々のうた」(大岡信)だったし、私はこの「折々のうた」

 が大好きだった。

 講演などで、この中から 話のつなぎにいろいろ使ったのを思い出し

 懐かしく、本棚から その新編「折々のうた」を取り出し ページを捲った。

 

  ころは 「秋」

 こんな 「うた」を見つけた。

 「をり知れる秋の野原の花はみな 月の光の匂いなりけり」 慈円

 平安末期・鎌倉初期の僧・歌人  天台宗の座主

 有名な「愚管抄」の著者

  *「折り知れる」は咲くべき正しい時節を知っている。

   野の花は時が満ちればおのずと花開く。

   天然の理法がそこに動く。 その花を、これぞ月光のにおい と

   花と月光が「匂い」の一語に融けあう。

  そうなんです、先日の 「彼岸花」は まさに 時節が来れば。

  他にも「すすき」「桔梗」も。

 

 

  もう1句  加賀の千代女で

  「月の夜や 石に出て鳴く きりぎりす」

   「きりぎりす」は コオロギをいう。

  「石に出て鳴く」が鮮やかな印象をまとめ上げている。 (大岡信)

 

  彼女の名句には「朝顔につるべとられて貰い水」は特に有名。

 

  「月」は 今 宇宙戦争のの真只中…

  しかし、千年の時を経過しても 「月」は変わらず

  「人」の心を癒し続けてくれる。

  これからも。 そうあって欲しい。

 

  

 


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1 コメント

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Unknown (ebi)
2018-09-27 21:38:50
きれいに撮れましたね。関東地方では曇りでチャンス逃しました。
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