オヤジの弁当箱

日々の手作り弁当だけが生甲斐のしょぼくれオヤジ。弁当メニューと併せて日々の雑感を付記。

屋根裏部屋で・・・

2021-05-27 | 弁当

5/27(木)夜明けて新聞を取りに出た時刻は五時過ぎであった。ポツリポツリと雨が落ちている。メダカを入れた鉢の水面に小さな波紋が・・・

予報通りに雨である。どおりで、昨夜のスーパームーンも月食も目にすることが出来なかったはずだ。

何の予定もない上に、こんな天気だ。今日は一日中部屋に籠って本でも捲って過ごすことになろう・・・。

朝食の準備をし、弁当を用意したら自分の食事。何処にも行くこともないこんな日は・・・朝からビールに如かず。弁当と同じ菜を肴に飲むのであった。

           

本は二日前にAMAZONから届いた「公益資本主義」と「新しい資本主義」の二冊。著者の「原 丈人」の本は十数年前になるか「21世紀の国富論」を読んで以来だが、この人の論には100%賛同でしている。素晴らしい先駆者・経済人である。

本を読むのにも疲れた・・・。途中で終わっている屋根裏部屋の片づけをすることにした。私の私物である手紙類や写真、ガラクタが残っているので。

埃っぽい狭いや屋根裏で五箱ほど残っている中身を確認しながら、ゴミ袋に入れる。昭和45年に自裁した三島由紀夫さん関連の新聞・雑誌の記事が束になって残っていた。

そして学生時代から就職して数年までの手紙類が夥しい。一番多いのは卒業間際の高校生~大学時代まで付き合いがあった女性から届いた手紙。次いで母からの書簡、現金封筒。よくまあ~取っておいたものだ。それだけで段ボール箱一つ。

大学の卒業記念の小旅行(信州)を共にした山本君からのハガキ数通は、就職したばかりの若者の悩みと葛藤、仕事をとうしての発見と成長が窺えて感慨深い。卒業間際のあの時、旅を灯した舘上君、気仙沼に帰った尾形君のことが浮かぶ。あの頃のままの姿で・・・。

名前をすっかり失念していた数人の方からの手紙もあり、懐かしく思い出す。

写真は卒業アルバムや中学・高校時代のスナップ、就職してからの社内旅行、ブラジル・ボリビア・ペルーに出張した折のもの、ハワイでの伊藤佳子プロ(ゴルフ)の番組撮影に立ち会った抜けるような青空の下のゴルフ。ゲスト出演の井上順さん、堀内孝雄さんとの写真なども・・・。

お宝は記念硬貨の五百円だが六枚、そしてすっかり忘れていたパイプとタバコが在った。パイプ煙草葉がポットの中に残っていた。パイプに葉を詰めて吸ってみたが、妙にいがらっぽい上に苦かった。二十年以上経つているんだも・・・。

捨てずに残したローソク、オレンジ色の大ぶりのローソクを今宵灯した。その淡い灯に、昼間整理した数々の手紙や写真に宿っていた青春の残像を浮かべる・・・。

              

ありきたりであるが、少年老い易く学成り難し。この言葉とおり、未だなにものにもなり得ず、時のみが過ぎゆく・・・。

 

 

 

 

コメント
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