オヤジの弁当箱

日々の手作り弁当だけが生甲斐のしょぼくれオヤジ。弁当メニューと併せて日々の雑感を付記。

長丁場

2015-07-09 | Weblog

7/9(木) 雨がつづいている、今日で何日になるだろうか?まだ暫くはつづくようだ。こんな天気だと酒の方もすすまないのだが・・・・。

六月の半ばから自粛ムードだった酒場通いが、月が変わった途端に復活している。飲みたい訳じゃないが、自然の流れと云うか飲む機会が頻々となる。昨日は、KIYOTAさんが葬儀の為に軽井沢の山から下りて来た。葬儀の後で一杯やるのはお浄めだし、故人を偲ぶいい機会と・・・・。

14時半に新橋・汽車広場で合流したが、雨だ。移動せずに済む、目の前に建つニュー新橋ビルの地下で飲むことにした。某社の暇オヤジTとの三人である。この建物の地下や二階の飲食店は、アジア系従業員の呼び込みが激しい。そんな中で入った店は「秩父」と云う、名前とおりに出身の婆さんが営む居酒屋。訛りのない日本語しか聞こえないのが気に入った。

先ずは、葬儀のことを聞きながら生ビール。亡くなったのは大澤さんという、元は制作会社のディレクターや部長を経てきた方だ。私も面識があったが、顔見知りという程度。間質性肺炎で入院をされていたので、Kさんは亡くなる前日に見舞ったばかりだった。その時は目黒で飲んだっけ。

病気の話や死ぬということ、老人たちにはこの手の話は枚挙に尽きない。そういえば、お付き合いを頂いていた某代理店の常務が先月末に亡くなっていた。これを知らされたのは二日前のことだが、急に退任をされて以来連絡が取れないでいた。うちの会社にいた、USUI老人の旧友だった。

四月の検査で癌がみつかり、直ぐに会社を退任されたとか。箝口令が引かれており情報がなかった。が、余命を知らされて、旅立ちの準備をされていたようだ。

三月末にお会いし「新年度に入ったら一献交わしましょう」と話したのが、最後であった。私と同年齢のはずだ。余談が長くなった・・・。

「秩父」は店を開ける前だったが、怪しげな三人連れがウロウロしているのを見て、駄目もとで声を掛けたようだ。飲み物は直ぐに出たが、摘みはサラミと漬物が勝手に出てから、暫く待たされた。板前の出勤が未だなのだ。

こっちは時間はタップリある。軽井沢へバスで帰る老人は、池袋6時半発と云うし、私の夜の部は銀座で六時からだ。それまで、ゆっくり飲ろうと云うもんだ。毎度おなじみのバカ話で盛り上があり、現役時代の失敗話や、新藤総裁の思い出と話題は尽きることなし。あっと云う間に5時過ぎになっていた。

最後に、『そうだ、富山に居るMURAI君が軽井沢に行こうと言ってるんで、一緒に伺いますよ』と伝えると、「おーMURAI君か、懐かしいぜウェルカムだよ。ぜひ来てくれ」とのことだった。

                            

二人と別れ、向かったのは銀座六丁目の「鳥繁」。ここの予約受付が、一時間単位で六時の次は七時なんだ。ゲストの時間が判らないので六時で予約を入れた。カウンター席でちびりちびりとハイボールを啜りながら待った。手持無沙汰なので、焼き鳥を三本ほどオーダーし先にやりはじめる。

ここの焼き鳥は旨いんだが、値段の方も立派なんだ。私は焼き鳥よりも、ここの「ドライカレー」のファンだ。この店を教えてくれたのが、先月末に亡くなった藤田常務なのだ。あの時も、二次会で「順」に行った覚えがある。

会議が長引いたと云うゲストが現れた時は一時間が経っていた。先ずは喉を湿して貰い、焼き鳥をコースで食べて貰う。〆で出たドライカレーの味に感激の様子。ではと、お土産用の折詰ドライカレーをオーダーした。

                            

二次会は銀座で唯一になった、馴染の「順」に向かった。雨の中、偶にしか顔を出さない店を探すのに手間取った。最後は電話して確認する始末、焼き鳥店の先、100mだった。

店は大賑わい、五・六人のグループがマイクを握って奮闘していた。カウンターに陣取りながらも、静かに飲む雰囲気じゃない。ゲストに唄を奨めると、唄ったね!グループのメンバーと歌合戦して盛り上がっていた。若いのは元気があっていいね~。店を出たのは23時半を廻っていた。

             

我が家に帰り着くと零時半、直ぐに寝ればいいものを・・・・。気が付くと食卓に俯せて眠ったようだ、時計の針は三時を廻っていた・・・・。

                    

蒲団から出た時は7時10分、完全に出遅れた・・・。「今日はお弁当は無理ね、MIZUKIに電話するよ」と言う家人。待て待て!努力はするぜと、台所に立つ私。残りご飯が有るのは承知の助、これで炒飯かオムライスだ。ここのところ、チャーハンの出番は何度かあった。そこで「オムライス」の一品で勝負・・・。

大急ぎで鶏肉を解凍し、人参・ピーマン・タマネギを刻む。炒める、ご飯を加える、塩胡椒にウスターソース・ケチャップを投入する。オムライスが仕上がった処に長女が現れた。

                          

後三分、大急ぎで卵を焼き弁当箱のオムライスにのっけた。これで完了だ!手抜きの二日酔弁当となった。14:30~23:30までの長丁場は乗り切ったが、睡眠不足と二日酔には勝てなかった。もう若くはない、自重しなくっちゃナ・・・・。とは云いながら、今夕も新橋に出撃だ!撃墜王ならぬ撃沈王だな?

 

 

 

 

 

コメント (2)
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