徒然草

つれづれなるままに、日々の見聞など、あれこれと書き綴って・・・。

みんなでエキスポ ー小さな万国博覧会ー

2008-08-02 05:00:00 | 日々彷徨

本格的な夏の盛りだ。
強い日差しを避けて木陰を歩いていると、浴衣すがたの数人の若い女性たちとすれ違った。
花火大会が近くであるらしい。

それは、日本大通にあった。
昭和の時代を中心に、都市横浜の歴史を語る横浜都市発展記念館、そしてユーラシアのさまざまな文化を紹介する横浜ユーラシア文化館が、ともに開館5周年を迎えた。

実のところ、あまり知らなかったのだが、この両館はふるさと横浜の地域性、豊かな国際性を持つ文化施設ということで、ここでいま「みんなでエキスポ ー小さな万国博覧会ー」と称して、横浜への思いにまつわるエピソードを抱え持つ‘お宝’が、160点余り出品展示されている。

出品した人たちの思いは、子供の頃の宝物や旅のお土産、芸術作品など多岐にわたっている。
それぞれが、懐かしい昭和の横浜を物語っていて、国際都市ならではの異文化を知る品々が、見る人の足を留めている。
古い映画のパンフレットや記念切符、戦前の足踏みミシン、貨幣、陶器、アクセサリーなど・・・。
ああ、こんなものが有ったんだなあと、あらためて納得する。

都市形成(まちづくり)、市民の暮らし(住まい)、ヨコハマ文化(娯楽とにぎわい)の三つをテーマに、8月31日(日)まで催されていている。
夏休みとあって、家族連れで立ち寄る人も多い。
小さいけれどワールドワイド、両館ならではの「ミニエキスポ」だ。

関連企画として、鉄道写真展「横浜発ー日本を走る/日本発ー大陸を行く」は、みなとみらい線日本大通り駅コンコースで展示されている。
なお、こちらの方は、会場の都合で見られない期間もある。