今週の米バロンズ誌に中国株のBYD(1211・HK)のことが載った。それが材料になったのか本日は株価が急騰し一時はHK$66.8まであった。過去1年の安値から7.4倍に上がった。
ウォ?レン・バフェットは昨年初め、5年間所有したペトロチャイナを売却した。株価は8倍になり4億8800万ドルの資金が40億ドルになった。石油が下落する前で実に絶妙のタイミングであった。
そして1年前、バフェットはBYDの株をHK$8で投資した。時期はリーマンブラザーズ破綻の1週間前である。米バロンズ誌によると先週末で13億ドルのペーパー・プロフィットになったという。
最近、バフェットは現在の持ち株を25%(現在は10%弱)にまで引き上げたいと申し入れているという。
BYDはバッテリー・メーカーから自動車会社に多角化している。ことしの販売台数は415,000台、2010年には650,000台(+56%)の計画。
最近、注目されている材料はバフェットの投資だけでなく、電気自動車への進出である。
今年の利益は+102%、来年+78%というのが予想である。日本の第2次大戦後にホンダ、ソニーが誕生した時のようなイメージが重なる。
電気自動車への進出で資金が必要になり、近く、上海取引所へA株として上場する。資金調達のためである。こんな記事をバロンズ誌が伝えた。現在、時価総額は5700億円である。夢のような話である。BYDの社名はBuild Your Dream。